2017年09月11日

日本アメリカ史学会第14回(通算第42回)年次大会のお知らせ

日本アメリカ史学会第14回(通算第42回)年次大会のお知らせ

来る9月23日(土)・ 24日(日)の両日、愛知県立大学長久手キャンパスにおいて、日本アメリカ史学会第14回年次大会を開催いたします。ふるってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

◆年次大会プログラムはこちら

◆プログラム・要旨集(会員用・パスワード必要)はこちら
(パスワードは学会からのメール参照)

◆会場案内地図
アクセスマップ
http://www.aichi-pu.ac.jp/about/access/index.html
キャンパスマップ(特別講義棟、講義棟東棟)
https://www.aichi-pu.ac.jp/about/special/campusmap.html 詳細版はこちら
(愛・地球博記念公園駅から大学南門の間は、できる限り改札口を出て右手に進んで3番出口を下り、地下通路をお通りくださいますよう、お願いします)

◆懇親会費
1日目の懇親会参加希望の方で、事前に申し込みをされていない場合は、受付にて懇親会費をお支払いください。当日申し込みの懇親会費は、プラス500円でA会員(専任有職者)5500円、B会員(院生、非常勤等)3500円です(非会員の場合も同様)。ただし、人数に限りがございますので、何とぞご了承ください。(愛知県立大学と最寄駅周辺には、飲食店等が全くありません。)

◆お弁当
愛知県立大学構内、および最寄駅周辺には食堂やコンビニが全くありません。24日のお弁当を事前に注文されなかった方は、必ず昼食を持参してください(東山線からリニモへ乗換の藤が丘駅周辺にはコンビニやパン屋があります)。

◆大会参加費
会員は不要です。非会員の方からは資料代として500円を当日申し受けます。
ただし、23日(土)のシンポジウムA「言論空間から見るアメリカ史 ——奴隷制問題をめぐる印刷文化と連邦体制」に限り、非会員の方にも無料で一般公開致します(愛知県立大学地域連携センター協力事業です)。新規会員の掘り起こしのために、会員のみなさまには、周囲で関心のある方にぜひお声かけをいただけますよう、よろしくお願いいたします。

◆宿泊予約
開催日が連休と重なっているため、参加予定の方は、早めに宿泊施設の手配をされることをお勧めいたします。詳細はこちらをご参照ください。

◆お問い合わせ                          
大会に関するお問い合わせは、運営委員会(office★jaah.jp)までお寄せください。
(★を@に換えてください)

多数のみなさまのご参加をお待ちしております。 
            
日本アメリカ史学会運営委員会

2017年09月07日

日本アメリカ史学会名簿(2017年版)配布のお知らせ

みなさま

2017年版の日本アメリカ史学会名簿をMLを通して配付しました。個人情報ですので、くれぐれもお取り扱いにはご注意ください。いまいちどご自分の名簿情報をご確認いただき、修正点がございましたご連絡いただければ幸いです。お手元に届いていないという方は、折り返しファイルをお送りいたしますのでお知らせください。

大会にてお目にかかるのを楽しみにしております。
 

追記
本学会では、下記の「学協会サポートセンター」に事務委託をしております。
つきましては、住所や身分の変更は「学協会サポートセンター」に直接ご連絡くださいますようお願いいたします。なお、入会や退会については、引き続き運営委員会が対応いたします。

(有)学協会サポートセンター(http://www.gakkyokai.jp
〒231-0023 横浜市中区山下町194-502
TEL 045-671-1525
FAX 045-671-1935
E-mail scs★gakkyokai.jp
(迷惑メール対策のため、上記のような表記にしておりますが、★を半角の@に変更のうえ、メールをご送信ください。)


日本アメリカ史学会運営委員
宮田伊知郎

2017年09月06日

『アメリカ史研究』第40号の広告欄訂正

『アメリカ史研究』第40号の広告欄訂正

2017年8月発行の『アメリカ史研究』第40号の広告欄に、印刷段階の事故で文字抜けとレイアウト崩れが生じました。奥付の次頁に掲載の極東書店と名古屋大学出版会の広告です。広告主の両社にお詫び申し上げ、会員・読者に告知する次第です。

正確な広告はこちらをご覧ください。

極東書店こちら) 

名古屋大学出版会こちら


『アメリカ史研究』編集委員会代表 
田中きく代・松原宏之

2017年07月30日

スタンフォード大学フーヴァー研究所からのお知らせ

スタンフォード大学フーヴァー研究所からのお知らせ

スタンフォード大学フーヴァー研究所は、日系アーカイブコレクションなど、米国関連のアーカイブ資料を多数保有しており、資料はリーディングルームで閲覧ができます。北米、ハワイで発行された日本語新聞のデジタル版も一部オープンアクセスで利用できます。(下記参照)

Hoji Shinbun Digital Collection
Japanese Diaspora Initiative
Hoover Institution Library & Archives, Stanford University (http://hojishinbun.hoover.org/

また、ジャパニーズ・ディアスポラ・イニチアチブ(JDI)ワークショップを2017年11月13日~15日に開催する予定です。発表論文とジャパニーズ・ディアスポラ・イニチアチブ賞のアブストラクト締め切りは8月21日です。

詳細は以下をご覧ください。

Japanese Diaspora Initiative Workshop
Monday, November 13, 2017 to Wednesday, November 15, 2017
Hoover Institution, Stanford University

Call for Papers and Japanese Diaspora Initiative Award Abstract submission deadline: August 21, 2017. Open to scholars and graduate students.
http://www.hoover.org/events/japanese-diaspora-initiative-workshop

2017年07月11日

全国大学院生協議会より院生会員へのアンケート調査依頼

全国大学院生協議会(全院協)より、2017年度『大学院生の研究・生活実態に関するアンケート調査』への協力依頼がありました。本調査は、全国各大学院の加盟院生協議会・自治会の協力の下に実施する全国規模のアンケート調査で、大学院生の経済状態や研究・生活環境を把握し、向上に資する目的で行われるものとのことです。
本調査の結果をもとに、文部科学省、財務省、国会議員および主要政党に対して、学費値下げや奨学金政策の拡充などの要請を行なっているそうです。ご協力可能な院生会員の方は、2017年度大学院生の研究・生活実態に関するアンケート調査(Web版)よりご回答ください。調査は10分ほどで終わるそうです。調査実施期間は9月15日までとのことです。よろしくお願いします。


日本アメリカ史学会運営委員会

2017年06月21日

7月8日(土)日本アメリカ史学会第39回例会のご案内

日本アメリカ史学会会員のみなさま

夏の訪れを感じる今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

以前お知らせしたように、7月8日(土)に日本アメリカ史学会の第39回例会が、関西アメリカ史研究会との共催にて開催されます。

テーマは「『アメリカ外交史」研究の可能性』で、会場は京都大学文学部です。
例会趣旨文、報告者、報告タイトル等は、こちらでご確認ください。

また、会の後には懇親会も開催されます。本件の詳細に関してもこちらをご参照ください。懇親会に出席をご希望のかたは、事前登録が必要です。6月28日(水)までに運営の--ckotsuru(a)gmail.com--へ、「懇親会出席」とのサブジェクトでメールをしていただくよう、重ねてお願い申し上げます。


日本アメリカ史学会運営代表
宮田伊知郎

2017年06月14日

『アメリカ史研究』編集委員会からのお願い

現在、日本アメリカ史学会編集委員会では『アメリカ史研究』第40号の刊行(8月予定)に向けて鋭意編集作業を行っております。つきましては、会員の皆様から次の情報を収集したいと思います。よろしくお願い申し上げます。

2017年6月14日  日本アメリカ史学会編集委員会

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2016年4月~2017年3月のあいだに博士論文を提出された方は、以下の情報を編集委員会までメール(editors★jaah.jp送付の際は★の箇所に@を挿入してください)にてお知らせください。
締切り期限は、7月2日(日)といたします。

(1) 論文提出者の氏名

(2) 論文提出先の大学および研究科

(3) 学位取得年月

(4) 論文タイトル

(5) 論文要旨(400字以内)


2016年4月~2017年3月のあいだにアメリカ史関連の著書(翻訳を含む)を刊行された方は、以下の書式(総頁数と税抜き価格をお含み下さい)で編集委員会までメール( editors★jaah.jp送付の際は★の箇所に@を挿入してください)にてお知らせください。締切り期限は、7月2日(日)といたします。

一政(野村)史織訳、ダナ・R・ガバッチア著『移民からみるアメリカ外交史』(白水社、 2015年)、270頁、3,200円

小野沢透『幻の同盟―冷戦初期アメリカの中東政策 上巻』(名古屋大学出版会、2016年)、650頁、6,000円


--------------------------------以上----------------------------------------

2017年06月05日

日本アメリカ史学会第39回例会『「アメリカ外交史」研究の可能性』

日本アメリカ史学会会員の皆さま

新緑薫り心地よい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、来る7月8日(土)に京都大学文学部にて、日本アメリカ史学会第39回例会『「アメリカ外交史」研究の可能性』が関西アメリカ史研究会との共催で開催されます。ふるってご参加ください。

また、こちらのファイルが会場の地図になります。少々わかりにくいところに会場がございます。お確かめのうえ、会場まで足を運んでいただければ幸甚です。


日時: 2017年 7月8日(土) 13:00-17:30
場所:京都大学文学部 第3講義室


「アメリカ外交史」研究の可能性
企画の趣旨:
 「アメリカ外交史」の研究は、その方法論と研究対象の拡大に伴い、多様化が進んでいる。その現状を概観するためのひとつの方法として、分析の枠組みを切り口に、「アメリカ外交史」の研究フィールドを便宜的に3つに分けて整理してみよう。
 「外交史」における最も基本的な主体(アクター)は、国益を追求する「国家」である。アメリカ史の文脈に即すなら、それは連邦政府ということになる。連邦政府は、何を目指し、何に注目し、如何なる決定を行ったのか。そして、どのような行動を通じて、他の「国家」との間に如何なる関係を切り結んだのか。このような問題を検討する研究、すなわち、「国家」や「国家」間関係に焦点を当てる研究が、「アメリカ外交史」の最も基本的なフィールドである。「国家」が「社会」に対して一定の自律性を有するという前提は広く受け入れられているが、同時に、「国家」が「社会」から一定の制約を受け、あるいは「社会」のありようを反映して行動することもまた明らかである。連邦政府はアメリカ社会と如何なる関係を切り結んだのか。あるいは、アメリカの「国家」と「社会」を横断する形で存在する様々な制度はアメリカの対外関係に如何なる影響を及ぼしたのか。このような、「国家」と「社会」の関係に焦点を当てる研究もまた、「アメリカ外交史」のひとつのフィールドである。(念のために付言すれば、「国家」と「社会」の関係の分析は、「外交史」に限らず、ひろく「政治史」が検討すべき課題のひとつである。そのような意味で、「アメリカ外交史」の研究は「アメリカ政治史」の研究とも重なり合う。)そして、アメリカ社会は、外部の世界から孤立して存在しているわけではない。時代や側面によって疎密はあれども、さまざまな主体により構成されるトランスナショナルなネットワークの一部として、アメリカ社会は存在してきた。アメリカ「国家」の行動とアメリカ「社会」のありようは、外部の「国家」と「社会」さらには国際機構などの動向に影響を与えるとともに、その影響を受けて変容してきた。(このインタラクションを一方通行的なものとして捉えるのが、「アメリカ例外論」の陥穽である。)アメリカと外部世界の「国家」や「社会」とのトランスナショナルな相関関係を考察する研究が、さしあたり「アメリカ外交史」の最も大きなフィールドであろう。
 これら3つの研究フィールドは相互補完的な関係にある。それらの間に上下関係や対立関係を措定すべきではないし、それゆえ、「アメリカ外交史」研究が何れかのフィールドに集中すべきであると主張することも、あるいは個別研究が3つのフィールドすべてを包含すべきであると主張することも、正当であるとは思われない。大切なことは、ほかのフィールドの存在を念頭に置き、ほかのフィールドとの接合や相関の可能性を想定しながら、堅実な個別研究を積み重ねていくことであろう。
 今回の共催例会の3本の個別報告は、分析対象が異なるのみならず、主たる焦点を当てるフィールドも異なるものとなるであろう。高原報告は「国家」に、藤岡報告は「国家」と「社会」の関係に、佐藤報告はトランスナショナルな関係に、それぞれ主たる焦点を当てることになると思われる。それぞれの研究は「アメリカ外交史」全体の中でどのように位置づけられるのか、そして、それぞれが立脚するフィールドは他のフィールドとどのように接合できるのか。具体的な研究成果を踏まえた上で、このような問題を議論することを通じて、本共催例会が、堅実でありながら、視野の広い、そして開かれた「アメリカ外交史」研究を前進させるひとつのステップとなることを期待する。


報告:
高原秀介 氏 (京都産業大学)
「ウィルソン政権の対ロシア出兵政策」

藤岡真樹 氏 (京都大学大学院人間・環境学研究科非常勤講師)
「近代化論の形成と米国の世界認識の変容」

佐藤雅哉 氏 (東京大学大学院総合文化研究科付属アメリカ太平洋地域研究センター
特任研究員)
「アメリカン・フェミニストのアラブ・イスラエル紛争――国連女性年会議を中心に」

討論者
倉科一希 氏(広島市立大学)
志田淳二郎 氏 (中央大学)


懇親会: 18:00-20:00
会場: レストラン「カンフォーラ」 (京都大学正門入って西側すぐ)
会費:
・一般(予定): 6,000円
・大学院生等 : 3,000円


懇親会にご出席の方は、6月28日(水)までに運営の--ckotsuru(a)gmail.com--まで、「懇親会出席」とのサブジェクトでメールをしていただければ幸いです。日本アメリカ史学会とあわせて関西アメリカ史研究会にご所属のかたは、いずれか一方の担当に懇親会出席の旨お伝えください。


以上、よろしくお願い申し上げます。京都にてお目にかかるのを楽しみにしております。


日本アメリカ史学会運営代表
宮田伊知郎

2017年06月02日

第14回年次大会(9/23 -9/24) - 宿泊施設予約について

日本アメリカ史学会会員の皆様

2017年9月23日(土)・24日(日)に愛知県立大学(長久手キャンパス)で開催いたします第14回年次大会についてのご案内です。

開催日が連休と重なっているため、近隣の宿泊施設の空き部屋が少なくなっているとの情報が入っております。参加予定の方は、早めに手配をされることをお勧めいたします。

愛知県立大学(長久手キャンパス)アクセス

名古屋駅から地下鉄東山線終点の藤が丘駅でリニモに乗り換え、
「愛・地球博記念公園」駅下車徒歩約3分。名古屋駅からの所要時間は約1時間。
<アクセス情報>http://www.aichi-pu.ac.jp/about/access/index.html


地下鉄東山線沿線では、栄駅付近にホテルが多くあります。以下の地図をご参照ください。

https://www.google.co.jp/maps/search/%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB/@35.1652333,136.9196681,15z

多くの皆様のご参加をお待ちしております。


日本アメリカ史学会運営委員会

2017年05月08日

日本アメリカ史学会第14回年次大会 プログラム概要

日本アメリカ史学会会員の皆さま

本年9月23日(土)、24日(日)に愛知県立大学(長久手キャンパス)で開催いたします、第14回年次大会のプログラムの概要をお知らせいたします。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。

なお、詳しいプログラムは7月中旬頃にメイリングリストでお届けいたします。大会参加登録と懇親会申込みも7月頃からお願いいたします。

日 程:2017年9月23日(土)~24日(日)
開催地:愛知県立大学(長久手キャンパス)

プログラム
9月23日(土)
14:00~17:30  
シンポジウムA
「言論空間から見るアメリカ史 ——奴隷制問題をめぐる印刷文化と連邦体制」(仮)

【趣旨】
 アメリカ合衆国史で言論が果たした役割は何か。2016年選挙を見たわれわれにとって、言論を民主政の原動力と素直に考えることはできなくなっている。世には、R・ホフスタッターにならってアメリカの反知性主義文化を難じる議論が盛んであるが、歴史研究者であれば、こうした社会評論に加わる前にせねばならないことがある。それは、アメリカの言論とはどのようなものか、時代ごとの実態を究明することである。
 このシンポジウムで議論の前提とするのは、印刷物を通じて同一の情報を全国民が共有し、それに基づいて国政が動くようになるのは、早くても 19 世紀後半を待たねばならなかったことである。言葉をかえれば、州権が強く、移動運輸網が未発達であった19世紀中葉までは、アメリカ各地に地域特有の言論空間が存在していた。
 こうした言論空間の多様さを端的に示したのが、奴隷制をめぐる言論であったことは言うまでもない。奴隷制をめぐる反対と擁護の主張は南北で妥協できないほど強硬なものとなり、連邦を切り裂いて南北戦争と再建期の大動乱を生みだす。この奴隷制をめぐる地域間対立については、南北それぞれで融和的な立場があったことが知られているが、それを地域ごとの言論空間の実態と照合しながら再検討したものは少ない。
 そこで、このシンポでは奴隷制をめぐって形成された言論空間の実態を明らかにする報告を立て、それぞれの地域にできた空間がどのように連邦を変容させたのかを検討することとした。報告者は肥後本芳男氏、朝立康太郎氏、中野博文氏の三人である。肥後本氏は1830年代から40年代はじめの北部で展開した奴隷制廃止運動についてその印刷物の流通と請願棚上げ問題を論じ、また朝立氏は北部の反奴隷制運動と呼応するかたちで形成されていく南部の奴隷制擁護の言論空間について明らかにする。そして中野氏は南北戦争から再建期にかけて南北の言論空間がどのように変化したのかを、反奴隷制運動の代表者であったチャールズ・フランシス・アダムズとその子らの活動を通じて議論する。
 これら三つの報告を通じて浮かび上がるのは、アメリカの発展をめぐって社会運動家と政党、出版社が繰り広げた州や地域コミュニティにおける活動、そしてその活動がもたらした州間関係や連邦政府の役割の再定義である。人々は国内の他地域や国外と人的ネットワークを築き、奴隷制をめぐる議論を有利に進めるため、活動の輪を広げていった。このような言論空間の動態を歴史的に検討すれば、21世紀アメリカ社会とはまったく異なる様式で動いていた歴史のなかのアメリカを指し示すことができよう。
 そして、このような異なる言論と社会の関わりを知るならば、単にアメリカ合衆国史研究をゆたかにするだけではなく、アメリカ民主主義の理解を広げ、これからのアメリカとの関係構築にも裨益すると企画者は信じる。

報告:
肥後本芳男(同志社大学) 
朝立康太郎(西南学院大学)
中野博文(北九州市立大学)

コメント: 
佐々木孝弘(東京外国語大学)

司会:
久田由佳子(愛知県立大学)

総会 17:35~18:20 

懇親会 18:30~20:30  場所:愛知県立大学構内を予定
      
9月24日(日)
10:00~12:00
自由論題 
【セッション1】
①中村信之(大阪大学)
「戦前期日米学生会議 -知的交流の場としてのミドルグラウンド」
 
②水野剛也(東洋大学)
「戒厳令下のハワイ日本語新聞と統制 真珠湾攻撃から報道許可制度の施行まで」
 
③上林朋広(一橋大学・院)
「複数の自伝、複数の書き手、複数の自己:ブッカー・T・ワシントン自伝の出版史的考察(仮)」

司会:大津留(北川)智恵子 (関西大学)

【セッション2】
①竹林修一 (同志社大学・講)
「マルクスからフロイトへ:1960年代ラディカリズムと性解放運動」
 
②宗像俊輔(一橋大学・院)
「鉄道システムがつくった労働規範―セントラル・パシフィック鉄道の「従業員用時刻表/服務規程集」を例に―」

③相川裕亮(慶應義塾大学・院)
「ビリー・グラハムと彼のお気に入りの政治家たち:リチャード・ニクソンとマーク・ハットフィールドにおける「罪」と「預言」」

司会:野口久美子 (明治学院大学)

13:00~16:00
シンポジウムB
「マイノリティ史研究と環太平洋世界」
 アメリカ史研究において、人種・エスニックなマイノリティの歴史の研究は1970年代以降に勃興した「新しい社会史」を牽引する分野であった。マイノリティ史は、白人で中産階級のストレート男性を中心とした歴史を「アメリカ史」そのものとしてきた従来の支配的な叙述のあり方に対して異議を申し立て、新たなアメリカ史叙述を追求する上で、重要な貢献をなしてきた。
 しかし、そのマイノリティ史は近年、曲がり角に直面している。トランスナショナリズムの視点やグローバル・ヒストリー研究の分野から、合衆国のマイノリティ史研究が、ナショナルに閉じた形で行われていることへの批判が寄せられるようになった。マイノリティ史研究は、これまで国民国家のなかでマイノリティとして周縁化された人びとの歴史的経験を研究対象とし、主流社会の権力や国民性を相対化するために発展してきた。それゆえにナショナルな境界を枠組みとして設定する必然性があったことは確かであるが、国民国家概念を中心に記述/分析していくことがもたらす視点の硬直性を乗り越えるために、パラダイムシフトやアプローチの刷新が求められている。
 マイノリティ史研究の刷新のための手がかりを模索する上で、近年のエスニック・スタディーズ、特にアジア系アメリカ研究における新しい方向性が重要である。特に近年、アジア系アメリカ研究においてトランスパシフィック論が発展している。これはマイノリティ研究としてのアジア系アメリカ研究を、アメリカン・スタディーズおよび地域研究としてのアジア研究の分野とつなげていくことで、ナショナルに閉じていたアジア系アメリカ研究にトランスナショナルな視角を投入し、学際的な研究を目指すものである。日本においても、日系移民研究を中心にトランスパシフィック論が発展し、太平洋両岸で行われる知の構築プロセスをめぐるトランスナショナルな対話や連携を重視した研究が発表されている。
 本シンポジウムでは、こうしたアジア系アメリカ研究の新しい知見を生かしつつ、エスニック・スタディーズにおいてはしばしば手薄な歴史的視点を積極的に導入することを通じて、アメリカ史研究と環太平洋的マイノリティ研究を架橋し、このリンケージを新しいアメリカ史叙述の可能性を模索する手がかりにすることを目標とする。
 まず菅(七戸)美弥氏が、従来ナショナルな文脈で検証されてきたアメリカ・センサス史と、出移民研究への関心が希薄となっている日本人移民・移住史のリンケージを念頭に、幕末、明治初期の激動期のトランスパシフィックな移動の軌跡を、査証、日米双方の新聞などの一次史料と1860年、1870年のセンサス調査票を相互参照することであらたな光を当てる。次に、李里花氏が20世紀前半のハワイにおけるコリア系移民の舞踊を事例に、東アジアにおける近代舞踊と新たな女性像の台頭がハワイのコリア系移民に与えた影響を論じ、これまでローカルな文脈で検証されることが多かった舞踊史に地域横断的な視点を投入し、舞踊史の地域的リンケージを検討する。最後に松坂裕晃氏が、戦間期にニューヨークなどで活躍した左派の運動家、石垣綾子・栄太郎夫妻の活動を主な題材として、アジア系とアフリカ系、日系とコリア系といった人種・民族関係を考察しながら、「マイノリティ」や「帝国」、「人種主義」などの概念を、米国と東アジアをまたいだ文脈において再検討する。

報告:
菅(七戸)美弥(東京学芸大学)
李里花(多摩美術大学)
松坂裕晃(ミシガン大学・院)

コメント:
兼子歩(明治大学)
徳永悠(京都大学)

司会:
佐原彩子 (大月短期大学)

13:00~16:00
シンポジウムC
「アメリカ史のなかの『余暇』」
私たちがアメリカ合衆国の歴史を教える際、映画、アミューズメントパーク、スポーツ、旅行、ショッピングなど、余暇に愉しまれていた活動を教材にすることは非常に有効であり、学生からの人気も高い。それは、余暇が自由で解放的な性格を持ち、時代の写し鏡として人々の姿を生き生きと映し出すからである。しかし、私たちが注意を払わねばならないのは、余暇は権力と相関し、ヘゲモニーの一部として秩序やシステムの安定に寄与してきた側面も持つということである。一見すると個人が自由に選択したかのように見える余暇の行為は、人種やジェンダーによって規定され、資本主義や消費文化と複雑な形で絡み合い、主体的でもあり受動的でもあった。
 余暇と権力の関係は、それぞれの時代の社会環境を背景により細やかに検討する必要がある。アメリカ史のなかで、余暇を取り巻く社会環境が変化したターニングポイントがたびたび現れた。労働と余暇が未分化であった18世紀の職人文化から、「8時間の労働、8時間の余暇、8時間の休息」の必要性が唱えられた19世紀末へ、そして、ワーク・ライフ・バランスと生活の質的向上が重視される現代まで、余暇のありかたは労働環境の変化に対応してきた。また、恐慌や戦時下という特殊な時期や空間における余暇の理解も検討するべきであろう。さらには、余暇は非公式な私的領域においても、秩序と構築の維持に関わってきた。労働と家庭を取り巻く状況が変化し、家庭制度の分離領域(separate spheres)のバランスが変化した時、「家庭内」や「私的空間」における余暇の理解はどのような影響を受けたのか。
 本シンポジウムは、権力の作用に注目して、アメリカ史における余暇の特徴と変遷を検討する。余暇研究(Leisure Studies)は文化研究の一つとして、学際的な発展を見せてきた。しかし、アメリカ史のフィールドにおいては散発的な研究は見られるものの、統合的な検討が行われることは少ない。そこで、本シンポジウムでは、「余暇はどのように理解されてきたのか」、「人々は余暇に何を、誰と、どのように実践したのか」、「それにどこまで自由/不自由だったのか」など、余暇の内実を問い直し、余暇と労働をめぐる議論の充実を目指したい。

報告:
川島浩平(武蔵大学)
北脇実千代(日本大学)
南修平(弘前大学)

コメント:
板津木綿子(東京大学)

司会:
畠山望(東京大学・院)


日本アメリカ史学会運営委員

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