2008年9月20日(土)、21日(日)の両日、東洋学園大学本郷キャンパスにおいて日本アメリカ史学会第5回(通算33回)年次大会が開催されました。各シンポジウム・部会のタイトルをクリックすると要旨を読むことができます。
20日 午後1:30時~5:00
大シンポジウム「世界史教育のなかのアメリカ史」
【司会】
中野博文(北九州市立大学)
【報告】
岡本智周(筑波大学)
「歴史教育の社会化機能について―日米の歴史教科書に通底するもの―」
鳥越泰彦(麻布高等学校)
「アメリカの世界史教育・歴史教育
―日本の世界史教育・歴史教育との比較から―」
油井大三郎(東京女子大学)
「アメリカ史の研究と教育
―高校と大学をどう架橋するか―」
【コメント】
貴堂嘉之(一橋大学)
20日午後5:00~6:30 総会
6:30~8:00 懇親会
21日午前9:30
自由論題A・B・C
自由論題セッションA
【司会】
平田雅己 (名古屋市立大学)
【報告】
奥広啓太(東京大学大学院博士課程)
「国家非常時における大統領・議会関係
―第77議会第1会期(1941年)を中心に―」
藤原郁郎(大阪大学外国語学部)
「中東大規模油田の発見とアメリカ外交政策
―オスマン帝国の解体から戦後レジームの形成まで―」
阿部博子(東北大学大学院博士後期課程)
「喪の共同体
―ベトナム・ベテランズ・メモリアルをめぐる記憶のポリティクス―」
西住祐亮(中央大学大学院博士後期課程)
「米国現実主義者の再検討―コソヴォ紛争を事例に―」
自由論題セッションB
【司会】
後藤雄介(早稲田大学)
【報告】
笠井俊和(名古屋大学博士課程)
「17世紀末北米植民地の船乗りと西インド貿易―大西洋史の視点から―」
福田敬子(青山学院大学)
「奴隷制廃止運動と健康改革運動
―アフリカ系アボリショニストDavid Rugglesのユートピア―」
三浦順子(北海道大学大学院博士後期課程)
「アメリカで『メキシカン』として生きるという試み
―テキサスにおけるメキシコ系アメリカ人および
メキシコ人移民の組織活動、1910-1929年―」
吉岡宏祐(東北大学博士後期課程)
「現代アメリカ合衆国におけるアファーマティブ・アクション廃止論争
―高等教育機関の事例を中心にして―」
自由論題セッションC
【司会】
平体由美(札幌学院大学)
【報告】
那須(白石)千鶴(淑徳大学)
「19 世紀アメリカ合衆国の動物観構築再考
―家庭動物愛護の奨励から野生動物絶滅擁護まで―」
後藤千織(一橋大学博士後期課程)
「家族を統制する法体系の社会化と福祉活動
―20世紀初頭のカリフォルニア州サンディエゴ郡の事例を中心に―」
藤本茂生(帝塚山大学)
「20世紀初めにおける米国ボーイスカウト運動と大阪の『少年団』組織」
21日午後2:00~5:00
小シンポジウムA「19世紀前半の西半球世界秩序」
【司会】
中嶋啓雄(大阪大学)
【報告】
浜 忠雄(北海学園大学)
「ハイチ革命と『西半球秩序』」
肥後本芳男(同志社大学)
「3つの革命とジェファソンの『自由の帝国』」
八嶋由香利(慶應義塾大学)
「J.グエイとその時代
―スペインの植民地再編とキューバ、カタルーニャ―」
【コメント】
伏見岳志(慶應義塾大学)
21日午後2:00~5:00
小シンポジウムB「南北アメリカにおける移民コミュニティ生成」
【司会】
南川文里(神戸市外国語大学)
【報告】
北村暁夫(日本女子大学)
「戦間期における亡命イタリア人の国際的ネットワークと移民コミュニティ」
柴田佳子(神戸大学)
「チャイニーズになる、チャイニーズである
―ジャマイカの民族墓地をめぐる境界の諸相―」
米山 裕(立命館大学)
「ロサンゼルスの日本人移民社会と交通
―移民コミュニティ形成・維持の基盤として交通を考える―」
【コメント】
中野耕太郎(大阪大学)