日本アメリカ史学会では、12月の例会を以下の要領で開催いたします。師走のお忙しい時期かとは思いますが、ふるってご参加下さい。
本例会では「アメリカ史研究の現在を考える」というテーマで、4人の方々にアメリカ史研究そのものを歴史の文脈に位置づけて議論していただきます。
主旨は大きく二つあります。一つは、社会史や文化史、政治外交史、思想史などの分野で、ここ数十年のあいだに研究のあり方がどのように変化してきているのかを考察すること。もう一つは、それと関連づけながら、日本におけるアメリカ史研究の歴史を振り返り、そこから将来を展望することです。
アメリカ社会の変容と、研究のあり方にはどのような関連性が見られるのか、その中で、日本のアメリカ研究の特色と言えるものはあるのか、そのような問いの立て方自身に変化はあるのか。
このような問いに向き合い、自由な問題提起をしてもらうことを通じて、皆さんとともにアメリカ史研究の現在(state of the field)を問い直していきたいと考えています。
日時:12月1日(土)午後2時~5時
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
パネリスト:
遠藤泰生(東京大学)「地域研究の視点から」
増井志津代(上智大学)「初期アメリカ研究の視点から」
藤本博(南山大学)「外交史の視点から」
生井英考(立教大学)「文化史の視点から」