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2017年06月 アーカイブ

2017年06月02日

第14回年次大会(9/23 -9/24) - 宿泊施設予約について

日本アメリカ史学会会員の皆様

2017年9月23日(土)・24日(日)に愛知県立大学(長久手キャンパス)で開催いたします第14回年次大会についてのご案内です。

開催日が連休と重なっているため、近隣の宿泊施設の空き部屋が少なくなっているとの情報が入っております。参加予定の方は、早めに手配をされることをお勧めいたします。

愛知県立大学(長久手キャンパス)アクセス

名古屋駅から地下鉄東山線終点の藤が丘駅でリニモに乗り換え、
「愛・地球博記念公園」駅下車徒歩約3分。名古屋駅からの所要時間は約1時間。
<アクセス情報>http://www.aichi-pu.ac.jp/about/access/index.html


地下鉄東山線沿線では、栄駅付近にホテルが多くあります。以下の地図をご参照ください。

https://www.google.co.jp/maps/search/%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB/@35.1652333,136.9196681,15z

多くの皆様のご参加をお待ちしております。


日本アメリカ史学会運営委員会

2017年06月05日

日本アメリカ史学会第39回例会『「アメリカ外交史」研究の可能性』

日本アメリカ史学会会員の皆さま

新緑薫り心地よい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、来る7月8日(土)に京都大学文学部にて、日本アメリカ史学会第39回例会『「アメリカ外交史」研究の可能性』が関西アメリカ史研究会との共催で開催されます。ふるってご参加ください。

また、こちらのファイルが会場の地図になります。少々わかりにくいところに会場がございます。お確かめのうえ、会場まで足を運んでいただければ幸甚です。


日時: 2017年 7月8日(土) 13:00-17:30
場所:京都大学文学部 第3講義室


「アメリカ外交史」研究の可能性
企画の趣旨:
 「アメリカ外交史」の研究は、その方法論と研究対象の拡大に伴い、多様化が進んでいる。その現状を概観するためのひとつの方法として、分析の枠組みを切り口に、「アメリカ外交史」の研究フィールドを便宜的に3つに分けて整理してみよう。
 「外交史」における最も基本的な主体(アクター)は、国益を追求する「国家」である。アメリカ史の文脈に即すなら、それは連邦政府ということになる。連邦政府は、何を目指し、何に注目し、如何なる決定を行ったのか。そして、どのような行動を通じて、他の「国家」との間に如何なる関係を切り結んだのか。このような問題を検討する研究、すなわち、「国家」や「国家」間関係に焦点を当てる研究が、「アメリカ外交史」の最も基本的なフィールドである。「国家」が「社会」に対して一定の自律性を有するという前提は広く受け入れられているが、同時に、「国家」が「社会」から一定の制約を受け、あるいは「社会」のありようを反映して行動することもまた明らかである。連邦政府はアメリカ社会と如何なる関係を切り結んだのか。あるいは、アメリカの「国家」と「社会」を横断する形で存在する様々な制度はアメリカの対外関係に如何なる影響を及ぼしたのか。このような、「国家」と「社会」の関係に焦点を当てる研究もまた、「アメリカ外交史」のひとつのフィールドである。(念のために付言すれば、「国家」と「社会」の関係の分析は、「外交史」に限らず、ひろく「政治史」が検討すべき課題のひとつである。そのような意味で、「アメリカ外交史」の研究は「アメリカ政治史」の研究とも重なり合う。)そして、アメリカ社会は、外部の世界から孤立して存在しているわけではない。時代や側面によって疎密はあれども、さまざまな主体により構成されるトランスナショナルなネットワークの一部として、アメリカ社会は存在してきた。アメリカ「国家」の行動とアメリカ「社会」のありようは、外部の「国家」と「社会」さらには国際機構などの動向に影響を与えるとともに、その影響を受けて変容してきた。(このインタラクションを一方通行的なものとして捉えるのが、「アメリカ例外論」の陥穽である。)アメリカと外部世界の「国家」や「社会」とのトランスナショナルな相関関係を考察する研究が、さしあたり「アメリカ外交史」の最も大きなフィールドであろう。
 これら3つの研究フィールドは相互補完的な関係にある。それらの間に上下関係や対立関係を措定すべきではないし、それゆえ、「アメリカ外交史」研究が何れかのフィールドに集中すべきであると主張することも、あるいは個別研究が3つのフィールドすべてを包含すべきであると主張することも、正当であるとは思われない。大切なことは、ほかのフィールドの存在を念頭に置き、ほかのフィールドとの接合や相関の可能性を想定しながら、堅実な個別研究を積み重ねていくことであろう。
 今回の共催例会の3本の個別報告は、分析対象が異なるのみならず、主たる焦点を当てるフィールドも異なるものとなるであろう。高原報告は「国家」に、藤岡報告は「国家」と「社会」の関係に、佐藤報告はトランスナショナルな関係に、それぞれ主たる焦点を当てることになると思われる。それぞれの研究は「アメリカ外交史」全体の中でどのように位置づけられるのか、そして、それぞれが立脚するフィールドは他のフィールドとどのように接合できるのか。具体的な研究成果を踏まえた上で、このような問題を議論することを通じて、本共催例会が、堅実でありながら、視野の広い、そして開かれた「アメリカ外交史」研究を前進させるひとつのステップとなることを期待する。


報告:
高原秀介 氏 (京都産業大学)
「ウィルソン政権の対ロシア出兵政策」

藤岡真樹 氏 (京都大学大学院人間・環境学研究科非常勤講師)
「近代化論の形成と米国の世界認識の変容」

佐藤雅哉 氏 (東京大学大学院総合文化研究科付属アメリカ太平洋地域研究センター
特任研究員)
「アメリカン・フェミニストのアラブ・イスラエル紛争――国連女性年会議を中心に」

討論者
倉科一希 氏(広島市立大学)
志田淳二郎 氏 (中央大学)


懇親会: 18:00-20:00
会場: レストラン「カンフォーラ」 (京都大学正門入って西側すぐ)
会費:
・一般(予定): 6,000円
・大学院生等 : 3,000円


懇親会にご出席の方は、6月28日(水)までに運営の--ckotsuru(a)gmail.com--まで、「懇親会出席」とのサブジェクトでメールをしていただければ幸いです。日本アメリカ史学会とあわせて関西アメリカ史研究会にご所属のかたは、いずれか一方の担当に懇親会出席の旨お伝えください。


以上、よろしくお願い申し上げます。京都にてお目にかかるのを楽しみにしております。


日本アメリカ史学会運営代表
宮田伊知郎

2017年06月14日

『アメリカ史研究』編集委員会からのお願い

現在、日本アメリカ史学会編集委員会では『アメリカ史研究』第40号の刊行(8月予定)に向けて鋭意編集作業を行っております。つきましては、会員の皆様から次の情報を収集したいと思います。よろしくお願い申し上げます。

2017年6月14日  日本アメリカ史学会編集委員会

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2016年4月~2017年3月のあいだに博士論文を提出された方は、以下の情報を編集委員会までメール(editors★jaah.jp送付の際は★の箇所に@を挿入してください)にてお知らせください。
締切り期限は、7月2日(日)といたします。

(1) 論文提出者の氏名

(2) 論文提出先の大学および研究科

(3) 学位取得年月

(4) 論文タイトル

(5) 論文要旨(400字以内)


2016年4月~2017年3月のあいだにアメリカ史関連の著書(翻訳を含む)を刊行された方は、以下の書式(総頁数と税抜き価格をお含み下さい)で編集委員会までメール( editors★jaah.jp送付の際は★の箇所に@を挿入してください)にてお知らせください。締切り期限は、7月2日(日)といたします。

一政(野村)史織訳、ダナ・R・ガバッチア著『移民からみるアメリカ外交史』(白水社、 2015年)、270頁、3,200円

小野沢透『幻の同盟―冷戦初期アメリカの中東政策 上巻』(名古屋大学出版会、2016年)、650頁、6,000円


--------------------------------以上----------------------------------------

2017年06月21日

7月8日(土)日本アメリカ史学会第39回例会のご案内

日本アメリカ史学会会員のみなさま

夏の訪れを感じる今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

以前お知らせしたように、7月8日(土)に日本アメリカ史学会の第39回例会が、関西アメリカ史研究会との共催にて開催されます。

テーマは「『アメリカ外交史」研究の可能性』で、会場は京都大学文学部です。
例会趣旨文、報告者、報告タイトル等は、こちらでご確認ください。

また、会の後には懇親会も開催されます。本件の詳細に関してもこちらをご参照ください。懇親会に出席をご希望のかたは、事前登録が必要です。6月28日(水)までに運営の--ckotsuru(a)gmail.com--へ、「懇親会出席」とのサブジェクトでメールをしていただくよう、重ねてお願い申し上げます。


日本アメリカ史学会運営代表
宮田伊知郎

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