日本アメリカ史学会会員のみなさま
年次大会のプログラムにおいて加筆・修正を施しましたので、新たに配信いたします。
プログラムでは、非会員の参加の仕方を新たに加筆し、会場までのアクセス、昼食についての箇所で記述をより詳細な形に改めました。【こちら】からダウンロードできます。
年次大会に非会員の方が参加される場合、受付にて以下の手続きを行っていただくことをお願いしております。
1.非会員用の名簿に名前と所属をご記入いただく
2.資料代として500円をお支払いただく
3.当日(14日)懇親会に参加を希望される場合、6500円をお支払いいただく(参加されない方は手続きの必要はありません)
上記の手続きを行っていただく際、できるだけお釣りが発生しないよう、ご協力いただけますと幸いです。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
日本アメリカ史学会会員のみなさま
日本アメリカ史学会大会では、年次大会当日に一時保育・ベビーシッター等を利用する大会参加者に対して、本人からの申請に基づき費用の一部を補助いたします。概要は下記の通りです。
◆ 対象期間:
年次大会が開催される2日間
対象となる子ども:
小学校入学前の未就学児
◆ 補助金額:
大会2日間で、託児人数1名につき上限3,000円とします(託児日数が1日でも2日でも支給金額は変わりません)。
例:
3人託児(1日)の場合:3,000×3=9,000円
2人託児(2日間)の場合:3,000×2=6,000円
※託児料金が3,000円に満たない場合は、支払金額までを補助対象とします。
◆ 申請方法:
大会3日前までに、メールに以下の情報を記入し、運営委員会(officeアットマークjaah.jp)までお送りください。
1)お名前
2)ご所属
3)メールアドレス
4)託児サービス利用日
5)利用する事業者名
6)利用する事業者の連絡先
◆ 補助金の支払い方法:
申請した方は、大会当日または後日、運営委員会まで、託児サービス事業者からの正式な領収書または請求書(託児サービスの利用日時や時間等が明記されているもの。領収書または請求書に、利用日時の記載がない場合は、予約の詳細がわかるような当該事業者のウェブサイトやメールのコピーなども添えてください)と、振込先の口座番号のご提出をお願いします。お支払いを確認した上で、後日、ご指定の口座に補助金を送金します。
日本アメリカ史学会運営委員会
日本アメリカ史学会会員のみなさま
2024年9月14日(土)、15日(日)に明治学院大学にて開催される第21回日本アメリカ史学会年次大会の参加登録を開始します。
◆ 大会参加登録
大会に参加される方は、こちらの申し込み専用ページから、9月7日(土)までにご登録をお願いいたします。
◆ 懇親会の事前振込のお願い
懇親会参加希望の方は、申し込み専用ページに記載された銀行口座に9月6日(金)までに、懇親会費をお振り込みください。懇親会費は、A会員(専任有職者)6000円、B会員(院生、非常勤等)4500円、非会員6000円です。当日の申し込みは上記のプラス500円の参加費で受け付けますが、人数に限りがございますので、期日までに事前の払い込みをお願いいたします。
(注意:銀行口座には大会懇親会費のみお振込みください。年会費はお振り込みいただけません。)
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
日本アメリカ史学会運営委員会
日本アメリカ史学会会員のみなさま
2024年9月14日(土)、15日(日)に明治学院大学にて開催される第21回日本アメリカ史学会年次大会の、全ての報告タイトル・要旨を含むプログラムが完成いたしました。【こちら】からダウンロードできます。
当日、会場ではプログラム・要旨集の配布はいたしませんので、参加者の方は各自ご用意をお願いいたします。
大会当日に一時保育・ベビーシッター等を利用する大会参加者に対して、本人からの申請に基づき費用の一部を補助いたします。
概要については、別途、学会ホームページでご案内差し上げますので、そちらをご参照ください。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
日本アメリカ史学会会員のみなさま
2024年9月14日(土)・15日(日)に開催される日本アメリカ史学会第21回年次大会のプログラムの概要が決まりましたのでお知らせいたします。なお、プログラムは報告タイトルなどで未確定の部分を含んでいます。そのため、今後変更が生じるところがあることをご了承ください。
みなさんのご来場をお待ちしております。
日時 2024年9月14日(土)・15日(日)
会場 明治学院大学白金キャンパス(東京都港区白金台1-2-3)
アクセス https://www.meijigakuin.ac.jp/access/
キャンパスマップ https://www.meijigakuin.ac.jp/campus/shirokane/
連絡先 野口久美子(noguchikアットマークk.meijigakuin.ac.jp)
開催方法 会場での対面方式のみ
※シンポジウムの報告の一部はオンラインによる中継で行われます。
9月14日(土)
幹事会 12:00〜13:00
シンポジウムA 13:30〜17:00
「アメリカの占領と植民地主義を再考する——アジア大陸の両端から」
報告者:
小阪裕城(釧路公立大学)
「「人権」の普遍性を遮断する
——80年代以降のアメリカにおける国際法の学知と反動——」(仮)
藤目ゆき(大阪大学)
「朝鮮戦争下の日本における民間人被害」(仮)
高内悠貴(弘前大学)
「再編される戸籍と家父長制——米統治下沖縄において越境する女性たちの経験から見る日米帝国主義」(仮)
コメンテーター:
佐藤雅哉(愛知県立大学)
上原こずえ(東京外国語大学)
総会 17:15〜18:15
懇親会 18:30〜20:30
9月15日(日)
自由論題報告 9:30〜12:10
(第1報告 9:35-10:10 第2報告 10:15-10:50 第3報告 10:55-11:30 第4報告 11:35-12:10)
加藤智裕(慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート戦略構想センター)
「ケネディ、ジョンソン政権のインド・パキスタン政策——「公平な」アプローチの追求とその挫折——」
目黒志帆美(東北大学)
「ハワイ王国における成文法制定過程の分析——1820年代の売春禁止をめぐる船員・宣教師・ハワイアン支配者」
吉川史恵(一橋大学・院)
「日本人戦争花嫁向け「花嫁学校」に見る1950年代アメリカ合衆国の移民観・ジェンダー観の変化」
宮崎早季(一橋大学・院)
「ハワイと補償要求(リドレス)運動——ハワイ型セトラーコロニアリズムから再考するハワイ日系人史」(仮)
シンポジウムB 13:30〜16:30
「1924年移民法体制を考える」
報告者:
一政(野村)史織(中央大学)
「ロジカ・シュヴィマーと1924年移民法体制の時代——ナショナリズムと国際主義の相剋」(仮)
戸田山祐(大妻女子大学)
「1924年移民法体制における短期移民労働者」(仮)
廣部泉(明治大学)
「アジア主義とアジア系という意識形成——契機としての1924年移民法——」(仮)
コメンテーター:
小田悠生(中央大学)
シンポジウムC 13:30〜16:30
「アメリカ史の授業展開の試み——一次史料や映像資料利用の工夫」
報告者:
鰐淵秀一(明治大学)
「日本の大学で初期アメリカ史を教えるということ——ひとつの実践例」(仮)
青木深(都留文科大学)
「『見ればわかる』と『見てもわからない』のあいだ——『大衆文化史』系の授業実践における一次史料や映像資料の活用」
柳澤幾美(名古屋外国語大学他)・岡田泰弘(中部大学)
「ドキュメンタリー映画『権力を恐れず真実を——米国下院議員 バーバラ・リーの闘い』の日本での上映に関する事例報告」
[シンポジウム趣旨文]
シンポジウムA
「アメリカの占領と植民地主義を再考する——アジア大陸の両端から」
かつてガヤトリ・C・スピヴァクは、「アポリアを教えること」と題する対談の中で、「アジア大陸」の両端に存在する不条理として西のイスラエルと東の日本を名指しした。スピヴァクは、こうした不条理にアメリカが与える影響を示唆しながら、「幻想的な地図作成法」に縛られたこれら「両端」は、「アジアという特異な大陸の観点から、自分自身を見返」さなくてはならないと説く。本シンポジウムは、主に第二次世界大戦後の両国を念頭におきながら、アメリカがこれらの不条理にどのように関与したのかという問題を、歴史的に検証するために企画された。
2023年10月以来、イスラエルは、ハマスによるイスラエル領内における攻撃への「報復」と称してガザ地区を攻囲し、空爆や地上侵攻によって数万名もの命を奪っている。また日本は、沖縄に集中的にみられる米軍基地と自衛隊基地の建設強行が象徴するように、自然や地域社会の破壊、国外での武力行使や武器輸出の制限撤廃に邁進し、同時に自国の軍事主義・植民地主義・性差別によって引き起こされた虐殺や日本軍「慰安婦」問題の法的・歴史的な責任を否認する。この二つの不条理に対するアメリカの態度は、まさに「容認」である。イスラエルについては「自衛権」行使支持を即座に表明して虐殺行為を容認し、日本については、戦後も天皇制を残すなど日本の植民地支配責任の否定を支え、また長年にわたる安全保障政策の転換も歓迎する。
一方、アメリカは人権問題などの「普遍的」な観点からこれらの国家を批判することもある。たとえば、米下院で2007年に可決された日本軍「慰安婦」制度に関する決議を想起してもよい。同決議は、たしかに日本政府に対して「慰安婦」制度に対する責任の認定を求めていた。しかし他方で、この決議は「日米の同盟関係」を「アジア太平洋地域における米国の安全保障利益の礎」と規定し、「地域的安定・繁栄にとって基本的なもの」とも述べていた。日本による度し難い不正義を「批判」するときでさえ、アメリカの軍事的・経済的覇権の維持が確保されていたのである。
このように、アメリカはイスラエルと日本の植民地主義・軍事占領・性差別を支持すると同時に、「批判」を自国の利害の中に留めていた。イスラエルと日本がアジア大陸を取り囲むように覇権を維持するアメリカを通して深く繋がっているにもかかわらず、アメリカ史において、これらの不正義とアメリカの政策との関係が十分に問い直されたとは言いがいたい。アジア大陸の両端に顕著にあらわれる不条理を前にして、アメリカはイスラエルや日本などの占領や抑圧をいかに容認・育成・共犯してきたのだろうか。また、これらはアメリカ自身がたとえば沖縄を直接的に統治し、施政権返還後も軍事的に利用し続けていることとどのような繫がりがあるのだろうか。このような課題を、アメリカの占領や植民地主義をめぐる歴史にどのように位置づけることができるのか、検証したい。
なお、本企画は、世界平和の実現にむけた諸条件を研究するために設立され、長年にわってパレスチナ/イスラエル問題や日本の植民地主義、核兵器廃絶などの課題に取り組む明治学院大学国際平和研究所(PRIME)の後援で行われる。本シンポジウムでは、アメリカ史および関連地域の研究者の協力を得て、アメリカの占領や植民地支配、現地国との共犯のもとにすすめられた様々な問題を統合的・俯瞰的にみることを心掛けたい。
シンポジウムB
「1924年移民法体制を考える」
1924年移民法の制定から、2024年には100年を迎える。この法律が、アメリカ移民史の一時代を画した法律であることは論を俟たない。この法律は、すでに1921年移民法によって導入された、移民の原国籍を基準とする国別割当制度を厳格化し、東欧・南欧からの移民の数を大きく減少させたほか、「帰化不能外国人」とされていたアジア系の移民を排除するものであったことは周知の事実である。 国別割当制度を中心とする同法の基本的な枠組みは1952年移民法にも受け継がれ、1965年に移民法の抜本的な改定が実施されるまで継続した。国別割当制度によって特徴付けられるこの時期の合衆国の移民法および移民政策の体制を、ここでは「1924年移民法体制」と呼ぶ。
1924年移民法体制のもとでは、合衆国に入国する移民の数はその前後の時期と比べて少数にとどまっていた。一般的には、1924年から1965年までの期間は、19世紀末から1900年代と、1970年代以降という二つの大量移民の時代の狭間とされ、「移民国家」たる合衆国の歴史においては例外的な時期として見なされることもあるのではないか。しかし、この時期に今日まで続く移民政策の基本が成立したことは見逃せない。一例をあげれば、1924年移民法では移民として入国する外国人にビザの所持が求められるようになり、ジョン・トーピーが近現代の世界における移民管理の基本的特徴の一つとする、パスポートとビザによる「移民の遠隔操作」が本格的に実施される契機となった。また、1924年には国境警備隊が設立され、1929年移民法では非正規移民への罰則規定が導入されるなど、移民の統制と国境の管理の歴史を考えるうえでも、1924年移民法体制の時期は重要な画期である。
もっとも、1924年移民法体制について考察するためには、誰がいかなる理由によって排除されたかのみに焦点を絞るのではなく、さまざまな理由で制限を免れた人々に注目することも必要であろう。たとえば、南北アメリカ諸国からの移民は、合衆国内の労働力需要、外交的配慮、そして送還の容易さなどを理由に、この体制のもとでは一貫して国別割当制度の対象から除外されていた。また、永住と帰化を前提とした移民の受け入れが制限された一方で、第二次世界大戦以降は、近隣諸国や同盟国からの短期移民労働者(ゲストワーカー)の導入が進められたことも、この時期の合衆国の移民政策の特徴として指摘できる。かかる特徴は、1952年移民法が、外国人の入国制限と国外退去の根拠を拡大するとともに、限られた期間滞在する外国人労働者の入国を認めたことに端的に示されている。
さらに、この間に合衆国と世界の他国との関係が、第二次世界大戦と冷戦によって根本的な変化を遂げ、これが移民政策にも大きな影響を及ぼしたことも無視できない。国際関係の変容を背景に、アジア系移民を排除する方針は修正を迫られ、難民の受け入れが制度化されたことは、1924年移民法体制がかならずしも硬直的なものではなかったことを示すとともに、この体制を最終的には廃止に向かわせた動きとも連動していたといえよう。
以上の問題関心に基づき、本企画では、合衆国の移民史における1920年代から60年代までの時期の位置付けを再考することを試みる。法律の制定・執行、社会の反応、移民たち自身を含めた諸アクターの主体性など、多様な視点からの実証的分析と問題提起をおこなうことで、1924年移民法体制の特質が明らかにされるであろう。合衆国を含むさまざまな国々で「移民問題」が大きな政治的・社会的イシューとなり、外国人の流入の抑止が支持を集めている現状に鑑みれば、制限的な移民政策が実施された時期を取り上げ、再考する意義も大きいのではないか。このような現状を歴史的に考えるためにも、あらためて1924年移民法体制とその現在まで続く影響について、その前後の時期との連続と断絶の複雑な相に留意したうえで検討することが求められよう。
シンポジウムC
「アメリカ史の授業展開の試み——一次史料や映像資料利用の工夫」
グローバルに展開するデジタルヒューマニティーズの盛り上がりに見られるように、情報学的な取り組みと人文社会科学の取り組みの融合が各所で取り組まれている。デジタルヒューマニティーズは、文学・メディア・文化・歴史・アーカイブ研究など様々な分野を横断するものであり、アメリカ史研究では史料のデジタル化やデジタルヒストリーの取り組みなどが進むことによって、研究成果の報告の形式も論文だけにとどまるものではない動きも展開している。このような研究の動向に加えて、近年のAIツールの進展によって高等教育機関における学習成果の取り組みとしての課題なども大きな変容が迫られつつある状況にあり、アクティブラーニングやPBLなど学習方法についても従来型の座学とは異なる方法が定着しつつある。しかし一方で、パウロ・フレイレが提唱した「被抑圧者の教育学」は、ベル・フックスが実践しようとした自由と解放をもたらすような教育ではなく、企業が求めるような人材育成のための教育に変容させられようとしている。
アメリカ史を大学で教える際に映像を用いたり、インターネット、データベースを活用したりすることなどは基本となりつつあるが、どのような方法が効果的であり、またどのように工夫するべきかについて学内FDを除いては、研究者同志が交流する機会は限られているといえよう。
そのため、本シンポジウムでは、近年の状況を踏まえつつ大学でのアメリカ史教育に関しての取り組みについて具体例を挙げながら一次資料や映像資料利用の工夫について登壇者に共有してもらいながら、各研究者の専門に引きつけながら新しい取り組みについて学ぶ機会としたい。
日本アメリカ史学会会員のみなさま
日本アメリカ史学会では、第21回年次大会を、2024年9月14(土)・15日(日)の2日間、明治学院大学白金キャンパス(東京都港区白金台1-2-37)にて対面で開催いたします。
本大会では、2日目の午前に自由論題セッションを設けます。2日目の自由論題セッションでのご報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2024年6月9日(日)までに、電子メールでお申し込みください。運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
遠隔地から参加する大学院生などのB会費会員で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方には、当学会より規定の旅費補助が出ます。
また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
----------------------------記-----------------------------
日本アメリカ史学会第21回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したMS Wordファイル(.docx)を電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2024年5月25日(土)までにお申し込みください。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
10) (遠隔地から参加するB会費会員のみ)旅費補助を希望するか:希望する/希望しない
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
日本アメリカ史学会会員のみなさま
日本アメリカ史学会では、第21回年次大会を、2024年9月14(土)・15日(日)の2日間、明治学院大学白金キャンパス(東京都港区白金台1-2-37)にて対面で開催いたします。
本大会では、2日目の午前に自由論題セッションを設けます。2日目の自由論題セッションでのご報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2024年5月25日(土)までに、電子メールでお申し込みください。運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
遠隔地から参加する大学院生などのB会費会員で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方には、当学会より規定の旅費補助が出ます。
また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会第21回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したMS Wordファイル(.docx)を電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2024年5月25日(土)までにお申し込みください。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
10) (遠隔地から参加するB会費会員のみ)旅費補助を希望するか:希望する/希望しない
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
日本アメリカ史学会会員のみなさま
日本アメリカ史学会では、2024年9月14日(土)・15日(日)の2日間、明治学院大学・白金キャンパス(東京都港区白金台1-2-37)にて、第21回年次大会を開催する予定です。今後自由論題報告の募集やシンポジウムなどの情報について、詳細が決まり次第ホームページ上で掲載いたします。
日本アメリカ史学会運営委員会
会員各位
日本アメリカ史学会大会では、年次大会当日に一時保育・ベビーシッター等を利用する大会参加者に対して、本人からの申請に基づき費用の一部を補助いたします。概要は下記の通りです。
◆ 対象期間:
年次大会が開催される2日間
対象となる子ども:
小学校入学前の未就学児
◆ 補助金額:
大会2日間で、託児人数1名につき上限3,000円とします(託児日数が1日でも2日でも支給金額は変わりません)。
例:
3人託児(1日)の場合:3,000×3=9,000円
2人託児(2日間)の場合:3,000×2=6,000円
※託児料金が3,000円に満たない場合は、支払金額までを補助対象とします。
◆ 申請方法:
大会3日前までに、メールに以下の情報を記入し、運営委員会(officeアットマークjaah.jp)までお送りください。
1)お名前
2)ご所属
3)メールアドレス
4)託児サービス利用日
5)利用する事業者名
6)利用する事業者の連絡先
◆ 補助金の支払い方法:
申請した方は、大会当日または後日、アメリカ史学会運営委員会まで、託児サービス事業者からの正式な領収書または請求書(託児サービスの利用日時や時間等が明記されているもの。領収書または請求書に、利用日時の記載がない場合は、予約の詳細がわかるような当該事業者のウェブサイトやメールのコピーなども添えてください)と、振込先の口座番号のご提出をお願いします。お支払いを確認した上で、後日、ご指定の口座に補助金を送金します。
日本アメリカ史学会運営委員会
会員各位
2023年9月16日(土)、17日(日)に北海学園大学にて開催される第20回日本アメリカ史学会年次大会の、全ての報告タイトル・要旨を含むプログラムが完成いたしました。こちらからファイルをダウンロードできます。
当日、会場ではプログラム・要旨集の配布はいたしませんので、参加者の方は各自ご用意をお願いいたします。
大会当日に一時保育・ベビーシッター等を利用する大会参加者に対して、本人からの申請に基づき費用の一部を補助いたします。概要につきましては、別途、学会ホームページでご案内差し上げますので、そちらをご参照ください。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
会員各位
2023年9月16日(土)、17日(日)に北海学園大学にて開催される日本アメリカ史学会年次大会の参加登録を開始いたします。大会プログラムの概要はこちらからご確認下さい。要旨・正式報告タイトルを含む詳細は、8月中にあらためて発表いたします。
◆ 大会参加登録
大会に参加される方は、こちらの申し込み専用ページから、2023年9月2日(土)までにご登録をお願いいたします。
◆ 懇親会の事前振込のお願い
懇親会参加希望の方は、申し込み専用ページに記載された銀行口座に2023年9月8日(金)までに、懇親会費をお振り込みください。懇親会費は、A会員(専任有職者)5500円、B会員(院生、非常勤等)4000円、非会員5500円です。当日の申し込みは上記のプラス500円の参加費で受け付けますが、人数に限りがございますので、事前の払い込みをお願いいたします。
(注意:銀行口座にお振り込みいただけるのは、大会懇親会費のみです。年会費はお振り込みいただけません。期日までにお振込みくださいますよう、よろしくお願いいたします。)
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
日本アメリカ史学会運営委員会
会員各位
2023年9月16日(土)・17日(日)に開催される、日本アメリカ史学会第20回年次大会のプログラム概要(暫定版)が決定しましたのでお知らせいたします。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日時 2023年9月16日(土)・17日(日)
会場 北海学園大学(札幌市豊平区旭町4丁目1番40号)
連絡先 大森一輝(omoriアットマークhgu.jp)
開催方法 会場での対面方式のみ
2023年9月16日(土)
幹事会 12:00〜13:00
シンポジウムA 13:30〜17:00
「アメリカ史におけるポピュリズムの伝統」
報告者:
小原豊志(東北大学)
肥後本芳男(同志社大学)
山本貴裕(広島経済大学)
コメンテーター:
古矢旬(北海道大学名誉教授)、櫛田久代(福岡大学)
司会:中野博文(北九州市立大学)
総会 17:15〜18:15
懇親会 18:30〜20:30
9月17日(日)
自由論題報告 9:30〜11:30
(第1報告 9:35〜10:10 第2報告 10:15〜10:50 第3報告 10:55〜11:30)
第1セッション
﨑山みき(一橋大学・院)
「第一次世界大戦下の銃後の食糧保存運動と家政学者――米国国立公文書館における食糧庁記録群に着目して」
丸山実里(一橋大学・院)
「第一次世界大戦下のアメリカにおける『敵性外国人』政策」
繁沢敦子(神戸市外国語大学)
「ジョン・ハーシー『ヒロシマ』前後の『ニューヨーカー』誌と検閲――ダニエル・ラングの核関連報道を中心に」
第2セッション
阿部純(東北大学・院)
「日系人強制収容をめぐる裁判闘争――ホーリ訴訟における戦時経験と『クラス』に注目して」
竹野貴子(椙山女学園大学・講/国立国会図書館調査員・非)
「アメリカ地方政府の『外交』――気候変動緩和に向けた取組に着目して」
シンポジウムB 13:00〜16:00
「アジア系移民は『セトラー』なのか――植民地主義、戦争体験とその記憶化」
報告者:
秋山かおり(国際日本文化研究センター)
新井隆(東洋大学・講)
和泉真澄(同志社大学)
コメンテーター:
今野裕子(亜細亜大学)
司会:長島怜央(東京成徳大学)
シンポジウムC 13:00〜16:00
「ケアのアメリカ史――パンデミック期を経て再考するケア」
報告者:
松原宏之(立教大学)
畠山望(湘北短期大学)
西﨑緑(熊本学園大学)
コメンテーター:
平体由美(東洋英和女学院大学)
司会:小野直子(同志社大学)・山中美潮(上智大学)
[シンポジウム趣旨文]
シンポジウムA
「アメリカ史におけるポピュリズムの伝統」
21世紀はじめの四半世紀をポピュリズムの時代と言う人々がいる。様々な国や地域に現れた人種差別や移民排斥などの動きが、ポピュリズムという言葉で説明されるようになり、現代社会の時代的特徴とさえ考えられるようになっているのである。また歴史研究においても、アメリカ合衆国の歴史を通貫する文化のひとつとして、ポピュリズムに関心を持つ人々が現れている。このシンポジウムは、こうした近年の動向を踏まえて、ポピュリズムという概念でアメリカ史を把握することの意義と課題を論じるものである。
周知の通り、ポピュリズムという言葉はアメリカ合衆国で生まれたものである。横山良氏の研究で明らかにされたとおり、それは19世紀末の人民党運動を由来とする。人民党運動を大文字のPのポピュリズム、人民党以外の歴史事象に現れたポピュリズム的なものを小文字のpのポピュリズムとして使い分けることも、ポピュリズム史研究ではよく見られるようになっている。
今日のポピュリズムは、社会に亀裂を生み、人々の対立を増幅させる大衆運動を指すことが多い。社会抗争はアメリカ史研究で重視されてきたトピックであり、多くの優れた研究を生みだしている。初期アメリカの分野では人種やジェンダーなどをめぐる差別や抑圧に注目して、1970年代に隆盛した共和主義解釈に対抗する新しいパラダイムを創りあげてきた。ポスト共和主義とも呼ばれる、そうした立場の代表者はアラン・テイラーである。彼の歴史解釈は、21世紀のポピュリズム時代に見られる社会的分断や暴力性を、植民地期や建国期の歴史にみいだしたかのような側面がある。
ロナルド・フォルミサノやジェームズ・モローンも、現在のポピュリズムの淵源を探って、建国以来のアメリカの歴史を見直した。彼らの研究は、ポピュリズムを、自由主義や共和主義とならぶアメリカ史の伝統の一つとして捉えようとする試みといえよう。
このシンポジウムでは、そうした研究を踏まえたうえで、アンテベラム期の報告を三つ立てることにより、植民地期以降、今日に至るまでのポピュリズム現象の深層を読み解いていく。一八一二年戦争から南北戦争に至るまでを、アメリカ・ポピュリズムの基層の一つが創造されたと時期と捉えて、ポピュリズムとは何なのかを考察したいのである。
ポピュリズムとは、大づかみに言うなら、「人民」理念を掲げて賛同者を結集させ、敵対する者を暴力に訴えてでも排斥するものである。人民理念と言い、人々の結集と排斥のかたちと言い、アメリカ史の文脈に沿って立ち入った分析をしなければ、ポピュリズムを歴史研究として明確に理解したことにはならない。
本シンポジウムが対象とするアンテベラム期は、州政府、連邦政府がともに制度的に整備されていく時期である。ポピュリストの掲げる反政府主義の深層を考えるうえで、政府機構の発展期であったアンテベラム期は興味深い事例を示してくれる。参加者との議論を通じて、アメリカ・ポピュリズムについてのみならず、アンテベラム期の歴史像の理解も深めることを願っている。
シンポジウムB
「アジア系移民は『セトラー』なのか――植民地主義、戦争体験とその記憶化」
本シンポジウムでは、昨年度の年次大会シンポジウムA「セトラー・コロニアリズムと向き合うアメリカ先住民―その歴史と現在」にひき続き、セトラー・コロニアリズムの議論を出発点の一つとして、ハワイやマリアナ諸島などの島嶼地域における先住民、及び北米(ハワイを含む)日系・沖縄系移民を中心としたアジア系移民の戦争体験の歴史と記憶構築に関する再検討を行う。前回のシンポジウムでは、「セトラー」が入植・定住した土地における先住民の主権や先住性を強調したセトラー・コロニアリズム論は、必ずしも先住民研究が提示する視点と一致するものではないことが指摘された。一方で、セトラー・コロニアリズムを分析枠組みとして共有することで、先住民研究を黒人研究、移民・エスニック研究やポスト・コロニアリズム研究など異なる研究分野と接続する可能性があることも議論された。
以上の議論を受け、本シンポジウムでは19世紀末のアメリカが大陸及び海洋帝国として拡張していくなか、自己決定権や主権を奪われ、自らの土地において貧困や社会的不平等に苦しむこととなった先住民と、そのような地域に移住してきたアジア系移民との関係性に着目する。具体的には、第二次世界大戦中、北米やハワイで収容された日系・沖縄系移民の戦時体験及びマリアナ諸島の戦跡を中心とした空間形成について、日米帝国による植民地主義の文脈から考察するだけではなく、先住民との複雑な関わりから検討する。
さらに、このような地域では1960年代以降になると、公民権運動の影響を受けつつ文化復興運動や自己決定権・主権を求める先住民の運動が行われるようになった。主流社会への同化を志向するのではなく、植民地支配に関連した歴史的不正義を追及しつつ、「先住民」としての独自の地位を求める人びとが現れたためである。先住民運動は政府や主流社会をも動かし、植民地化や同化政策についての謝罪や補償を協議・実現してきた。このようなポストコロニアル文脈において、アメリカ政府による強制移住・収容の「犠牲者」となった日系・沖縄系の体験と歴史はどのように関わるのかも本シンポジウムで考察する問いであり、それはまさにセトラー・コロニアリズムの問題を問うものである。特に、2000年代後半からは、ハワイやグアムの先住民の学者/活動家が中心となり、先住民以外の人びとを入植者(セトラー)と認識し、欧米系だけではなくアジア系移民も土地や経済を独占し、先住民を排除してきたとする「アジアン・セトラー・コロニアリズム論」が台頭してきた。つまり、「アメリカ帝国」におけるアジア系移民の戦争体験の記憶化は、欧米系白人国家アメリカの犠牲者という一枚岩的理解から脱却し、複数の人種・エスニック集団・帝国が絡み合う支配権力構造の中で再検討される必要が出てきているといえる。また、マリアナ諸島に関しては「先住民の戦争体験」を記憶化する過程で、アジア系移民を含む人々の移動がどのように関わっていたかという分析・考察を行うことにより、セトラー・コロニアリズム論を再検討することが可能となる。
以上の議論は、アメリカ史研究におけるアジア出身の移民とその子孫の位置づけを考えるうえでもクリティカルな含意を持つ。近年、太平洋島嶼地域の先住民も含めて「アジア系アメリカ人および太平洋諸島出身者(Asian Americans and Pacific Islanders=AAPI)」や「アジア系アメリカ人、ハワイ先住民(Native Hawaiians)および太平洋諸島出身者(AANHPI)」が使用されるようになったが、この人びとの歴史において、アジア太平洋島嶼地域における「セトラー」たちと先住民が重ねた植民地主義・帝国主義・戦争の経験と記憶をどのように反映させるかも問われている。
本シンポジウムは三報告から構成され、和泉報告では先住民と北米日系人の戦時体験(収容・強制移動)を先住民との関係性から検討し、「セトラー」概念の有効性と限界について明らかにする。秋山報告では、ハワイのホノウリウリ収容所跡地のアメリカ国立史跡化を事例に、かつてのハワイ先住民の土地をめぐる「歴史認識ポリティクス」を強制収容経験、ハワイ型セトラー・コロニアリズム理論、沖縄系移民のダブルマイノリティの理論を踏まえて検討する。新井報告では、マリアナ諸島(グアム・サイパンを中心に)における戦跡の残され方に着目し、先住民の戦争体験の記憶化とともに、その過程におけるアジア系移民などの「セトラー」の関わりについて論じる。本シンポジウムはアメリカ帝国の先住民及び日系・沖縄系を中心とした発表によって構成されるが、その後の質疑応答ではAAPI/AANHPIの人びとの植民地・戦争体験も含んだ議論が展開できるようにしたい。
シンポジウムC
「ケアのアメリカ史――パンデミック期を経て再考するケア」
新型コロナウイルス感染症が拡大した時、エッセンシャル・ワーク(必要不可欠な仕事)としてケアの重要性が改めて見直された。エッセンシャル・ワーカーと呼ばれた人たちが誰だったのかを、もう一度考えてみよう。メディアなどで多く取り上げられたのは医療従事者、介護従事者、福祉関係者、公衆衛生関係者などであり、彼らが自分や家族を犠牲にしてまでも献身的に行ったケア労働に対して、人々は賛辞を贈った。
しかし、パンデミックが長引くにつれて、ケア労働者がその労働の過酷さに見合った報酬や待遇を得ているとは言えず、社会的な保障さえも十分ではないことが明らかになってきた。その理由のひとつに、歴史的に育児や介護、家事などのケアは、無償か低賃金で、主に女性によって担われてきたことがある。ケアはそれに対して報酬が支払われるべき「仕事」ではなく、「女性の領域」とみなされた私的領域において、女性が「自然に」担う役割と位置付けられてきた。女性の社会進出が進み、家庭内のケアが少しずつ外部化され有償化されても、ケア労働の報酬は安価なものに留め置かれてきた。付加価値を追い求める資本主義経済のもとでは、ケアを担う人材は、経済的格差などを利用して、貧困者、移民、人種的マイノリティなどに振り当てられたことが、それを可能にしたのである。
他方で、ケアをされる側としてまず想定されるのは、子ども、高齢者、病人、障害者などの、社会的に周縁化された人々であろう。しかしよく考えてみれば、我々は誰もが、たとえ自分の身の回りの面倒は自分でみることができる若く健康な成人であったとしても、日常生活を送るためには常に誰かにケアされている。それゆえ、保育や教育に携わる人、公共交通機関や運輸・物流に携わる人、公共の場の清掃やごみ収集に携わる人が行うエッセンシャル・ワークもまた、広い意味でのケアなのである。つまりこの社会では、ケアは誰かが行わなければならず、実際常に誰かが行っている。
そこで問うべき(だが大抵は問われない)は、「誰が、誰を、なぜ、どのようにケアしているのか、そしてそれを誰が管理しているのか」ということである。本シンポジウムでは、日常において見過ごされがちな、そしてそれゆえに歴史研究においても見落とされがちなケアについて、ジェンダー、セクシュアリティ、階級、人種などのさまざまな要素が絡み合う社会的・経済的権力関係という視点から再検討する。
報告の時代、地域、テーマは多岐にわたるが、いずれもケアが社会の変化に深く関わっている時期を描いている。まず松原宏之氏は、ともすると周縁に位置付けられるケアの歴史を、初期共和国の政治史・政治文化史に位置付ける。次に畠山望氏は、革新主義時代の活動団体を事例として、活動家が育つ文化的土壌について考察する。そして西﨑緑氏は、アフリカ系アメリカ人の産婆に焦点を当てて、近代医学と女性の身体や出産の社会的統制について検討する。これらの報告を受けて、医療政策・公衆衛生史に造詣が深い平体由美氏にコメントをしていただく。以上を通して、日常でも歴史的にも見落とされがちなケアの重要性を明らかにするとともに、それをどのように政治的、経済的、文化的に位置付けることができるのかを考察したい。
・事前登録のご案内については7月下旬までに、プログラム完全版については8月下旬までに公開する予定です。
・三連休と重なりますので、航空券や宿泊先の確保など早めに行っていただくことをおすすめいたします。
日本アメリカ史学会では、第20回年次大会を、2023年9月16(土)・17日(日)の2日間、北海学園大学(札幌市豊平区旭町4丁目1番40号)で対面で開催いたします。
本大会では、2日目の午前に自由論題セッションを設けます。2日目の自由論題セッションでのご報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2023年4月20日(木)までに、電子メールでお申し込みください。運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
遠隔地から参加する大学院生などのB会費会員で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方には、当学会より規定の旅費補助が出ます。
また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会第20回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したMS Wordファイル(.docx)を電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2023年4月20日(木)までにお申し込みください。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
10) (遠隔地から参加するB会費会員のみ)旅費補助を希望するか:希望する/希望しない
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
会員各位
日本アメリカ史学会では、第20回年次大会を、2023年9月16(土)・17日(日)の2日間、北海学園大学(札幌市豊平区旭町4丁目1番40号)で対面で開催いたします。
本大会では、2日目の午前に自由論題セッションを設けます。2日目の自由論題セッションでのご報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2023年3月31日(金)までに、電子メールでお申し込みください。運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
遠隔地から参加する大学院生などのB会費会員で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方には、当学会より規定の旅費補助が出ます。
また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会第20回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したMS Wordファイル(.docx)を電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2023年3月31日(金)までにお申し込みください。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
10) (遠隔地から参加するB会費会員のみ)旅費補助を希望するか:希望する/希望しない
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
日本アメリカ史学会会員のみなさま
日本アメリカ史学会大会では、年次大会当日に一時保育・ベビーシッター等を利用する大会参加者に対して、本人からの申請に基づき費用の一部を補助いたします。概要は下記の通りです。
対象期間:
年次大会が開催される2日間
対象となる子ども:
小学校入学前の未就学児
補助金額:
大会2日間で、託児人数1名につき上限3,000円とします(託児日数が1日でも2日でも支給金額は変わりません)。
例:
3人託児(1日)の場合:3,000×3=9,000円
2人託児(2日間)の場合:3,000×2=6,000円
※託児料金が3,000円に満たない場合は、支払金額までを補助対象とします。
申請方法:
大会前日までに、メールに以下の情報を記入し、運営委員会(officeアットマークjaah.jp)までお送りください。
1)お名前
2)ご所属
3)メールアドレス
4)託児サービス利用日
5)利用する事業者名
6)利用する事業者の連絡先
補助金の支払い方法:
申請した方は、大会当日または後日、アメリカ史学会運営委員会まで、託児サービス事業者からの正式な領収書または請求書(託児サービスの利用日時や時間等が明記されているもの。領収書または請求書に、利用日時の記載がない場合は、予約の詳細がわかるような当該事業者のウェブサイトやメールのコピーなども添えてください)と、振込先の口座番号のご提出をお願いします。お支払いを確認した上で、後日、ご指定の口座に補助金を送金します。
日本アメリカ史学会運営委員会
会員各位
2022年9月17日(土)・18日(日)に開催される、日本アメリカ史学会第19回年次大会の事前参加登録を開始いたします。参加を希望される方は9月3日(土)までにこちらのフォームからご登録をお願いいたします。
なお、本大会は会場での対面のみでの実施予定です。新型コロナウイルスの感染状況によってオンラインとなる場合は、メーリングリストやHPでお知らせいたします。
本大会のプログラム概要(暫定版)は以下の通りです。
日時:2022年9月17日(土)、18日(日)
会場:大妻女子大学千代田キャンパス
〒102-8357 東京都千代田区三番町12番地
連絡先 佐藤円 mdsato(アットマーク)otsuma.ac.jp
1日目 2022年9月17日(土)
幹事会 12:00〜13:00
シンポジウムA 13:30〜16:30
「セトラー・コロニアリズムと向き合うアメリカ先住民——その歴史と現在」
報告者:
野口久美子(明治学院大学)
佐藤 円(大妻女子大学)
四條真也(関東学院大学)
コメンテーター:石山徳子(明治大学)
司会:飯島真里子(上智大学)
総会 17:00〜18:00
(懇親会は実施しません)
2日目 2022年9月18日(日)
自由論題報告 9:30〜12:10
(第1報告 9:35-10:10 第2報告 10:15-10:50 第3報告 10:55-11:30 第4報告11:35-12:10)
報告者:
宗像俊輔(法政大学・講)
「労働者の視点から捉え直す鉄道敷設の実態——セントラル・パシフィック鉄道のペイロールを手掛りにして」
大森万理子(広島大学)
「1910年代〜1920年代カリフォルニア州におけるホームティーチャーの家庭訪問——移民住居委員会による子ども対応に焦点をあてて」
尾身悠一郎(一橋大学)
「イラン革命、ソ連のアフガニスタン侵攻とドルの危機——エネルギー・通貨・金融をめぐる米ソ冷戦」
吉田梨乃(一橋大学・院)
「美しさのヴェールに隠された『野蛮さ』——奴隷制の博物館展示と集合的記憶」
司会:小野直子(富山大学)
シンポジウムB 13:30〜16:30
「「黒人自由闘争」を再考する——BLM運動からの視座」
報告者:
荒木圭子(東海大学)
山田優理(カリフォルニア大学ロサンゼルス校・院)
藤永康政(日本女子大学)
コメンテーター:高内悠貴(弘前大学)、川島正樹(南山大学)
司会:土屋和代(東京大学)、山中美潮(上智大学)
シンポジウムC 13:30〜16:30
「アメリカの「対テロ戦争」とは何だったか?」
報告者:
島村直幸(杏林大学)
森川智成(金沢大学)
村田勝幸(北海道大学)
コメンテーター:佐原彩子(共立女子大学)
司会:佐藤雅哉(愛知県立大学)
【シンポジウム趣旨】
シンポジウムA
「セトラー・コロニアリズムと向き合うアメリカ先住民——その歴史と現在」
アメリカ合衆国において2020年以降猖獗を極めた新型コロナウイルス感染症は、社会的マイノリティの間でより深刻な被害をもたらしてきたが、そのうちアメリカ先住民の状況は際立っていた。一例を挙げれば、アメリカ疾病予防対策センターが2021年2月に公表した統計によると、アメリカ先住民の新型コロナウイルス感染症による死亡率は人口10万人あたり256人にのぼり、それは白人やアジア系と比較すると2.5倍というあらゆるマイノリティ集団のなかでも最も高い数字であった。このような新型コロナウイルス感染症による被害は、アメリカ先住民による自治が認められている保留地の多くにおいてさらに著しかったが、それは一般に保留地が人口の少ない過疎的な地域にあり、経済的に貧しく、社会的インフラが整っておらず、医療体制も脆弱であることが背景となっている。このようなアメリカ先住民の窮状は、いかに彼らが現在でも社会的に周縁化された存在であり続けているのかを改めて人びとに認識させることとなった。
さて、主流社会から排除されながら支配され、またしばしば搾取される国内植民地的状況を抱えながら生きてきたアメリカ先住民について検討する際に、その分析枠組みとしてセトラー・コロニアリズムという概念が、特に2000年代以降積極的に使われるようになった。このセトラー・コロニアリズムは、旧来からの宗主国と植民地という関係性に基づく植民地主義概念では必ずしも捉えきれなかった、人の移住とその移住先での定住、そしてそれが生みだす支配体制や支配関係を説明する概念であり、一般的には、よそからやって来た入植者たちが移住先に住み着き、その土地に暮らしてきた先住民の抹殺や空間的な排除、そして不可視化を戦略的に推し進めることで新国家を建設し、入植者たちによる支配体制を発展、拡大させてきた歴史プロセスと、現在でも継続している植民地主義の影響力を説明する際に使われてきた。そのため、植民地状態から脱して、その土地にもともと住んでいる人びとによる独立国家が形成された地域よりも、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどといった、入植者による国家が形成され、彼らが社会的支配者として主流を占めてきた地域の歴史や現状を説明する際に最も頻繁に用いられてきた。しかし近年、帝国主義的膨張主義の文脈で展開される移民研究においてもセトラー・コロニアリズムを用いた議論が盛んになるにつれて、このような分析対象や地域についての限定は取り払われつつある。またその一方で研究の進展は、そもそもこの概念がどのようなものを意味するのかについても、例えば代表的なセトラー・コロニアリズム研究の理論家ロレンツォ・ヴァラシニ(2011)のように、セトラー・コロニアリズムは旧来の植民地主義とは単に異なるだけではなく、時に相反する構造をもつものであるという主張もあれば、アメリカ先住民史研究者のナンシー・シューメイカー(2015)のように、セトラー・コロニアリズムはあくまで広い意味での植民地主義の一形態と見なすべきであるという主張があるように、研究者やその研究対象による解釈の違いも生みだしている。
以上のように現在セトラー・コロニアリズムは、研究で適用される地域や対象も、またその解釈も多様なものになっているが、日本においては依然としてこの概念そのものの社会的認知が進んでいないように思われる。それは、いまだにセトラー・コロニアリズムという用語の訳語が「入植者植民地主義」「開拓者植民地主義」「定住型植民地主義」などと定まっていないことからも窺える。そこで本シンポジウムでは、これまで入植者が創り上げた支配構造と向き合いながら生き抜いてきたアメリカ先住民が抱える諸問題の歴史と現状について研究してきた三名が報告を行い、それぞれの論点とセトラー・コロニアリズム論との接続の可能性についても検討していきたいと考えている。報告では、まず歴史学の立場から野口久美子氏が、アメリカ先住民社会における貧困を1934年に制定されたインディアン再組織法以後の連邦先住民政策から解き明かし、現代のアメリカ社会における排除の理論に位置づける。続いて同じく歴史学から佐藤円氏が、先住民社会が歴史的に内面化してきた主流社会の人種主義について、チェロキー・ネイションの市民権資格をめぐる論争を通して検討する。その上で文化人類学の立場から四條真也氏が、現代のハワイ先住民社会における西洋由来の土地利用と伝統的価値観の相克と接合をめぐる議論について、フィールドワークで得た知見をまじえながら報告することで、歴史学における議論とアメリカ合衆国本土に焦点を当てた研究の相対化を試みる。これらの報告を受けて、これまでセトラー・コロニアリズム論の視点から現代のアメリカ先住民社会が抱える問題について精力的に研究成果を発信してきた地理学の石山徳子氏がコメントを行う。
シンポジウムB
「「黒人自由闘争」を再考する——BLM運動からの視座」
21世紀のブラック・ライヴズ・マター(BLM)運動は、クイアを含む黒人女性が共同創設し、緩やかな連帯のもとソーシャル・メディアを駆使し展開した点で、半世紀前の黒人自由闘争とは異なると指摘する声がある。しかし、20世紀の黒人自由闘争においても、ジェンダーとセクシュアリティに基づく差別に向き合い、トップダウン型ではなく下からの組織運営を目指した活動家も存在していた。たとえば、エラ・ベイカーは、学生が発言しやすいより開かれた組織を目指して、学生非暴力調整委員会の設立に力を注いだ。BLM運動の共同創設者の一人であるアリシア・ガーザが「オフラインで連帯して運動を起こすことが、必要な変革を遂げるための唯一の道なのだ」と語るように、BLM運動はハッシュタグによって突如生まれたものではない。過去から現在に至るまで繰り広げられてきたストリートでの闘いとSNSでの運動の繋がりにこそ、目を向ける必要があるだろう。
奴隷制下から今日まで続く黒人の身体に対する暴力を問い、同時に「ポスト公民権期」に拡大した大量投獄社会の問題に照準をあてるBLM運動の展開を踏まえたとき、黒人自由闘争のどのような特徴が浮かび上がるのだろうか。「過去」と「現在」はいかに繋がっているのか。闘争のあり方はいかに変遷を遂げたのだろうか。
黒人自由闘争の歴史は、ジャックリーン・D・ホールらによる「長い公民権運動(ないし黒人自由闘争)」論、ジーン・シオハリスやアシュリー・D・ファーマーらによるジェンダーと人種の力学の交差性を論じたもの、ヘザー・アン・トンプソンらによる北部での闘争に関する研究、ロビン・D・G・ケリーやタニシャ・C・フォードらによる文化研究との接続、ケヴィン・ゲインズらによる世界史的視座からとらえるもの、エリザベス・ヒントンらによる大量投獄社会の形成との関係に焦点をあてたものなど、様々な視点から再検討されてきた。黒人自由闘争、黒人解放運動、公民権運動、市民権運動といういくつもの呼び名・訳語も、黒人たちの闘いに対する多様な視座を表していると言えるかもしれない。
本シンポジウムはこうした近年の研究動向をふまえ、BLM運動を視野に入れつつ、黒人自由闘争の歴史をあらためて問い直すことを試みる。報告者に荒木圭子氏、山田優理氏、藤永康政氏、コメンテーターに高内悠貴氏、川島正樹氏をお招きし、歴史学を軸に据えつつ、アフリカン・ディアスポラ研究、文化研究、ジェンダー研究など様々な視点から黒人自由闘争の歴史を再考する。
シンポジウムC
「アメリカの「対テロ戦争」とは何だったか?」
昨年八月、米軍は混乱とともにアフガニスタンから撤退した。9/11事件から二十年、ブッシュ政権が開始した「対テロ戦争」は一つの区切りを迎えたようにみえる。では、「対テロ戦争」をどう捉えることができるのだろうか。
近年、歴史家の手によって、当該時期のアメリカ社会の検証が進みつつある。John Bodnerは近著Divided by Terror (2021)のなかで、多くのアメリカ人は9/11事件という未曽有の危機に対して、「軍事的愛国主義」と「共感的愛国主義」という二つの異なる愛国主義で応答したことを指摘するとともに、アメリカの政治と社会は愛国主義や忠誠の意味と理想、およびその発露の方法と方向性をめぐって深刻な分断を経験したと論じた。一方、アメリカにおける拷問の歴史を追ったW. Fitzhugh Brundage (2018)は、拷問に関する思想と実践がベトナムの戦場からシカゴ市警、さらにはイラクおよびグアンタナモへと継承される様相を描いた。これらの歴史家の仕事は、「対テロ戦争」が対外介入であったと同時に国内的なものでもあり、二つの戦線は相互に連関したものだったことを再認識させる。
9/11事件から現在までに、合衆国はアフガン&イラクと二つの大きな戦争を経験する一方で、国内でも激動とも称されうる経験をした。とりわけ、トランプ政権の誕生とその後の四年間の「衝撃」は記憶に新しい。この間、イスラム諸国からの入国禁止やメキシコ国境の壁の建設といった政策が、テロリストを含む「脅威」から国民を守るとの呼び声のものとで進んだ。ブラック・ライブズ・マター運動の展開の直接の契機となった警察の暴力の問題もまた、「対テロ戦争」下で促進された監視国家の出現と無関係ではなかろう。外交面では、中国やロシアが新たな「脅威」として再同定され、対外政策の軸足がアジアへと移されつつある現状とはいえ、テロを「脅威」とみなす認識とその認識に基づく政策は容易には無くならないであろう。
そうであるならば、今後を見通すためにも、「対テロ戦争」の展開はアメリカの社会と外交にどのような影響を与えたのかを再検証することが必要ではなかろうか。そこで本シンポジウムでは、「アメリカの「対テロ戦争」とは何だったか」と題した企画を執り行う。アメリカ外交およびアメリカ社会・文化の専門家をお招きし、さまざまな角度から、また長期的な視野から、当該テーマを検証する。
※学会開催に伴う関連事項
・本年次大会に参加するため託児施設を利用される会員は、学会より補助を受けられますので、運営委員会 (office(アットマーク)jaah.jp) までお問い合わせください。
・その他、本年次大会に関するお問い合わせは運営委員会 (office(アットマーク)jaah.jp) までお寄せください。
日本アメリカ史学会では、2022年9月17日(土)・18日(日)に大妻女子大学(東京都千代田区三番町12)で開催予定の第19回年次大会2日目午前における、自由論題報告者の再募集をいたします(新型コロナ感染状況によっては、昨年同様、オンラインでの開催の可能性もありますので、最新情報をホームページ上で掲載いたします)。
自由論題報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2022年4月20日(水)までに、電子メールでお申し込みください。提出資料を運営委員会にて選考し、報告の可否について後日ご連絡いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
大学院生会員(遠隔地の方で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方)には、当学会より規定の旅費補助が出ます。
また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会第19回年次大会 自由論題報告の再募集
以下の情報を記載したMS Wordファイル(.docx)を電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2022年4月20日(水)までにお申し込みください。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
10) (遠隔地から参加するB会費会員のみ)旅費補助を希望するか:希望する/希望しない
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
日本アメリカ史学会では、第19回年次大会を2022年9月17日(土)・18日(日)の2日間、大妻女子大学(東京都千代田区三番町12)で開催する予定です。ただし新型コロナ感染状況によっては、昨年同様、オンラインでの開催の可能性もありますので、最新情報をメールいたします他、ホームページ上で掲載いたします。
本大会では、2日目の午前に自由論題セッションを設けます。2日目の自由論題セッションでのご報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2022年3月31日(木)までに、電子メールでお申し込みください。運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
遠隔地から参加する大学院生などのB会費会員で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方には、当学会より規定の旅費補助が出ます。
また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会第19回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したMS Wordファイル(.docx)を電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2022年3月31日(木)までにお申し込みください。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
10) (遠隔地から参加するB会費会員のみ)旅費補助を希望するか:希望する/希望しない
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
日本アメリカ史学会では、第19回年次大会を2022年9月17日(土)・18日(日)の2日間、大妻女子大学(東京都千代田区三番町12)で開催する予定です。ただし新型コロナ感染状況によっては、昨年同様、オンラインでの開催の可能性もありますので、最新情報をメールいたします他、ホームページ上で掲載いたします。
2021年9月11日(土)・12日(日)にオンラインで開催される日本アメリカ史学会第18回年次大会の、参加登録を受付中です。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
※ 参加手続き及び関係事項
・参加される方は、9月7日(火)までに、こちらのフォームから事前登録をお願いいたします。接続先URLは、参加登録をされた方に後日お知らせします。
・非会員の方のご参加には会員の紹介が必要です。詳細は運営委員会(office@jaah.jp)までお問い合わせください。
・Zoomの接続・操作練習会は開催しません。接続や操作方法を確認したい方は、Zoomのテストミーティングをご利用ください。詳細は以下のサイトをご参照ください(https://support.zoom.us/hc/ja/articles/115002262083)
※ 託児施設利用
本年次大会に参加するため託児施設を利用される会員は、学会より補助を受けられますので、運営委員会 (office@jaah.jp) までお問い合わせください。
第18回年次大会プログラム完成版
2021年9月11日(土)・12日(日)にオンラインで開催される日本アメリカ史学会第18回年次大会の、全ての報告タイトル・要旨を含むプログラムが完成いたしましたので、こちらをご覧ください。
日本アメリカ史学会運営委員会
2021年9月11日(土)・12日(日)に開催される、日本アメリカ史学会第18回年次大会のプログラム概要(暫定版)は以下の通りです。新型コロナ感染症の感染状況に鑑み、昨年同様オンライン開催となります。参加手続き・オンライン開催関係事項等については、後日お知らせします。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会第18回年次大会 プログラム概要(暫定版)
日時:2021年9月11日(土)・12日(日)
会議プラットフォーム:zoom
9月11日(土)
幹事会 11:30〜13:00
シンポジウムA 13:30〜16:30「アメリカ史研究と隣接諸社会科学の対話」
報告者:
川島浩平(早稲田大学)
小野直子(富山大学)
大野直樹(京都外国語大学)
コメンテーター:土屋由香(京都大学)
司会:佐々木豊(京都外国語大学)
総会 17:00〜18:00
9月12日(日)午前
自由論題 10:00〜11:40(第1報告10:00〜10:45 第 2報告10:55〜11:40 )
第1セッション
秋山 かおり(日本学術振興会特別研究員PD・沖縄大学)
ハワイ準州における戦争捕虜のエスニック・グループ別利用―1944‐1946年―
田渕有美(大阪大学)
米国宇宙政策黎明期におけるNASA設立とPSACの関係
第2セッション
天野由莉(ジョンズホプキンズ大学・院)
“She Willingly Consented”: アンテベラム期「南部医学」の精神的成り立ち
今井麻美梨(立教大学・院)
19世紀アメリカ公共圏の再編と「リスペクタビリティ」―市民としてふさわしい、振る舞いと美徳
9月12日(日)午後
シンポジウムB 13:00〜16:00「アメリカ帝国/植民地主義再考―軍事主義・環境・市民権―」
報告者:
阿部小涼(琉球大学)
西 佳代(広島大学)
金澤宏明(明治大学)
コメンテーター:岡田泰平(東京大学)
司会:池上大祐(琉球大学)
シンポジウムC 13:00〜16:00「白人至上主義をめぐる歴史と歴史認識」
報告者:
加藤(磯野)順子(早稲田大学)
川浦佐知子(南山大学)
落合明子(同志社大学)
コメンテーター:和田光弘(名古屋大学)
司会:黒﨑真(神田外国語大学)
[シンポジウム趣旨文]
シンポジウムA 「アメリカ史研究と隣接社会諸科学の対話」
本シンポジウムでは「アメリカ史研究と隣接社会諸科学の対話」というテーマの下、アメリカ史研究と政治学・国際関係論・社会学などの社会科学の専門分野(ディスシプリン)との間で、どのような実りある統合が可能であるのかという点について検討することを目的とする。
一般に、歴史学と政治学を初めとする隣接諸科学の間には、歴史現象を扱う際、方法論的にも認識論的にも、異なるアプローチをとることが指摘されてきた。つまり、単純化して言えば、歴史学においては、一次資料を広範に渉猟して掘り起こしつつ、特定の事例に没入して緻密な分析を行う(その意味で、過去の出来事は単に何かの事例というよりも、それ自体が主題となる)ことを通じて歴史的事象の個性を捉える“個別記述的手法”が取られるのに対し、社会諸科学においては、ある程度時間と空間を超越した人間の行動に関する一般理論を構築することに主眼が置かれ、個別事例研究はそのための手段として位置づけられる傾向が見られると言えよう。
このように歴史学と隣接社会諸科学の間には、それぞれの学問分野の固有の“作法”に基づく相違がある一方、歴史学者が個別事例研究に従事する際には、社会科学者による理論的成果を明示的に参照することはあまりないとはいえ、人間行動に関する何らかの一般理論を前提として説明に盛り込んでいると言えるのではないのか。逆に、一般理論化を指向する社会科学者の方でも、一次資料調査に基づく事例研究を重視した上で理論を検証する手続きを重視する傾向も指摘されている。
そこで本シンポジウムでは、時代的にもテーマ的にも限定されたアメリカ史研究を実践しつつも、隣接諸社会科学分野にも精通されている三人の研究者の方にご登壇頂き、アメリカ史研究と社会科学研究の間でどのような生産的な対話が可能なのか、ご自身の研究に照らし合わせつつご報告頂く。具体的には、スポーツ史と人類学、女性史とジェンダー論、政治外交史と国際関係論/政治学の各領域に焦点を当てた報告をお願いする。その際、歴史研究者が理論的インプリケーションのある研究をするという問題に限らず、社会科学の理論から示唆を得たアメリカ史研究の成果とか、アメリカ史の中で社会科学が形成される歴史的・制度的背景を探るとか、多様な切り込みから「アメリカ史研究と隣接社会諸科学の対話」の現状と課題を探ることにしたい。
シンポジウムB 「アメリカ帝国/植民地主義再考―軍事主義・環境・市民権―」
2019年8月15日付けのグアムの地元紙Pacific Daily Newsに、「マーシャル諸島民、ビキニ環礁の名をとって命名されたビールを受け入れらないと述べる」という見出しで始まる記事が掲載された。同記事によれば、テキサス州ダラスに立地する「マンハッタン計画ビール醸造会社(Manhattan Project Beer Company)」が自社ビール商品名に、「ビキニ環礁(Bikini Atoll)」と名付けて販売したことに対して、マーシャル諸島島民やほかの太平洋諸島島民から批判されている、とのことであった。ほかにも、“Plutnium239”や“Hoppenheimer”といった「核開発」を想起させる商品を製造販売している同醸造会社は、マーシャル諸島における核実験を世界史的に重要な出来事としてとらえることを意図していて、矮小化するつもりはなかったという言い分を披露したという。
この事例は、「アメリカ本土」が核実験によって島嶼に生きる人々を苦しめ、地域環境を破壊してきたことをいかに忘却してきたか、いかにその暴力に無自覚でいたかということを浮き彫りにする。軍事ジャーナリストの前田哲男は戦後太平洋における欧米諸国による核実験の歴史を「核の植民地主義」という概念でとらえ、冷戦を背景とした「東西」対立の視点だけではなく、植民地支配の歴史に付随する「南北」格差の視点の必要性を強調する。戦後アメリカは、グローバルな軍事基地ネットワーク形成をもとにした「基地の帝国」(チャルマーズ・ジョンソン)としてふるまうなかで核戦略をもそこに組み込ませてきた。しかし、アメリカ帝国/植民地主義の登場は、19世紀末のハワイ併合や、米西戦争後のいわゆる「海の西漸運動」によるカリブ海のプエルトリコ、太平洋のグアムフィリピンの領有を起点とする。さらに「国内植民地」という視点からは、19世紀に通底する「陸の西漸運動」に伴うインディアンの強制移住と土地接収にまでその起点を求めることもできよう。
したがって、アメリカ帝国/植民地主義を、陸・海の両面から観察するためには、地域社会内部の矛盾や不条理を追求してきた「社会史」/「政治史」の視点と、外部へ展開していくことを従来描いてきた「外交史」/「対外関係史」の視点との接合を目指す必要がある。A・G・ホプキンズの新著American Empire(2018)は、「島嶼帝国Insular Empire」という概念をつかって、太平洋においてはハワイとフィリピン、カリブ海ではキューバとプエルトリコに注目して、現地の社会構造、経済・通商関係、政治的地位をめぐる動向(ハワイは「州」、フィリピンは「独立」、キューバは「保護国」、プエルトリコは「コモンウェルス(自治領)」と、それぞれの「植民地以後」の政治的地位が異なる)を詳述するとともに、それがアメリカ本土内の政治・社会(例えば黒人公民権運動)とどう絡んだのかという点も論じている。こうした視点は、米軍基地の過度なプレセンズによって地域社会への事件・騒音・有害汚染物質の流出が頻発している沖縄の現状に目を向けていくことにもつながるであろう。
以上の問題意識と研究動向を踏まえて、本シンポジウムでは「アメリカ帝国/植民地主義」を、島嶼地域社会とのかかわりから再検討していく。具体的には、沖縄(およびプエルトリコ)、グアム、ハワイを対象として、軍事主義ネットワーク、環境政策、政治的地位(市民権構造)をキーワードにしながら、周縁/境界の視点から、〈アメリカ〉を再構築するための一助としたい。
シンポジウムC「白人至上主義をめぐる歴史と歴史認識」
現在アメリカでは、「ブラック・ライヴズ・マター」の高まりを受け、黒人や先住民や他のマイノリティだけでなく、白人も含め、白人至上主義の歴史と現在を根本から問い直し、克服していこうとする積極的な取り組みがかつてない規模で起きている。その際、問われている白人至上主義の射程には、白人が非白人より優れているという意識だけでなく、社会、政治、経済に組み込まれ白人に有利に働く制度、およびそれらを支え正当化する文化的規範までが含まれる。アン・ローラ・ストーラー(2002)によれば、白人至上主義は、「他者」 への恐怖、東洋人や黒人による性的攻撃からの白人女性保護への執念として現れたという。しかし、それはヨーロッパ支配と白人至上主義の単なる正当化ではなく、高い階級意識にもとづいた論理の一部であり、異議を唱えるヨーロッパ人下層に的を合わせた指令であった。ストーラーが対象としたのはオランダ領バタヴィアであったが、舞台を英領アメリカ(以降)に移しても、白人至上主義にはジェンダーと階級が非常に大きな要素であり続けたことは明らかである。
人種・階級・ジェンダーが複雑に絡み合った白人至上主義を問い直す動きも、当然ながら単純に進むわけではない。たとえば、白人至上主義の象徴という理由から、南部連合を顕彰する記念碑や銅像の撤去、またラシュモア山の4人の大統領の彫像や西部開拓と関連する記念碑の撤去を求める動きがある。これは、アメリカがより公正な社会を築きながら国民統合を実現するために、公共空間においていかなる歴史認識が適切なのかを、あらためて問う動きといえる。しかし、撤去すべき記念碑や銅像の選定、撤去した記念碑や銅像の扱い方、新たな記念碑や銅像の建立などをめぐっては、非白人内部と白人内部、また連邦・州・郡レベルでさまざまな議論があり、政策に移される過程では、多様な利益集団による衝突と妥協が起きている。
このことから、白人至上主義の歴史と現在を問い直す際に必要なことは、白人至上主義が「維持される/克服される」「強化される/弱体化される」背景には何があるのかにとどまらず、その一筋縄ではいかない歴史を丁寧に追うことであろう。平野克弥(2020)が述べるには、「普遍的な規範によって例外的な存在を生み出し、それを絶対的な支配関係のなかに放置する状態が差別であり・・・それゆえに差別は常に心理的・物理的暴力を伴っている」。このことをアメリカ史に当てはめるならば、白人至上主義が「維持されつつ克服される」という一見矛盾した状態を見定めて、その歴史的起源や展開を丁寧に追うことが、我々には問われているのではないだろうか。
そこで本シンポジウムでは、アメリカにおいて白人至上主義が辿った複雑な過程について事例研究を通して考察したい。まず、白人対非白人の二項対立として捉えがちである「白人至上主義」は、どのような状況において「どの白人」が至上であるための思想として誕生したかという歴史的背景を、改めて19世紀アメリカに探究する。次に、19世紀後半、西部が合衆国へと編入されていく過程における、先住民土地の剥奪を検討することで、土地・資源開発の根底に横たわる構造的な人種差別を考える。最後に、ポスト市民権運動時代の南部、とりわけリッチモンドに焦点を当て、黒人の地位が全体的に向上したにもかかわらず、白人至上主義の象徴たる南部連合像の撤去が遅々として進まなかった要因を、当時の時代的な文脈や人種の記憶を巡るポリティクスから探る。
日本アメリカ史学会では、2021年9月11日(土)・12日(日)に京都外国語大学で開催予定の第18回年次大会2日目における、自由論題報告者の再募集をいたします(新型コロナ感染状況によっては、昨年同様、オンラインでの開催の可能性もありますので、最新情報をホームページ上で掲載いたします)。
自由論題報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2021年5月20日(木)までに、電子メールでお申し込みください。提出資料を運営委員会にて選考し、報告の可否について後日ご連絡いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
大学院生会員(遠隔地の方で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方)には、当学会より規定の旅費補助が出ます。
また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
-----------------------------記-----------------------------
日本アメリカ史学会第18回年次大会 自由論題報告の再募集
以下の情報を記載したファイルを電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2021年5月20日(木)までにお申し込みください。ファイル形式の指定はありません。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
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日本アメリカ史学会では、第18回年次大会を2021年9月11日(土)・12日(日)の2日間、京都外国語大学(京都市右京区西院笠目町6)で開催する予定です。ただし新型コロナ感染状況によっては、昨年同様、オンラインでの開催の可能性もありますので、最新情報をメールいたします他、ホームページ上で掲載いたします。
本大会では、2日目の午前に自由論題セッションを設けます。2日目の自由論題セッションでのご報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2021年3月31日(水)までに、電子メールでお申し込みください。運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
大学院生会員(遠隔地の方で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方)には、当学会より規定の旅費補助が出ます。また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
-----------------------------記-----------------------------
日本アメリカ史学会第18回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したファイルを電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2021年3月31日(水)までにお申し込みください。ファイル形式の指定はありません。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
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アメリカ史学会第18回年次大会
会場校:京都外国語大学(京都市右京区西院笠目町6)
開催日時:2021年9月11日(土)、12日(日)
日本アメリカ史学会では、第18回年次大会を、2021年9月11日(土)・12日(日)の2日間、京都外国語大学(京都市右京区西院笠目町6)で開催する予定です。ただし新型コロナ感染状況によっては、昨年同様、オンラインでの開催の可能性もありますので、最新情報をメールいたします他、ホームページ上で掲載いたします。
日本アメリカ史学会では、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて第17回年次大会の規模を1日に縮小し、2020年9月19日(土)にオンラインで開催します。以下、大会プログラム、参加手続き・オンライン開催関係事項等についてお知らせします。ご一読のうえ、どうぞ奮ってご参加ください。
日本アメリカ史学会 第17回年次大会プログラム
日時: 2020年9月19日(土)
会議プラットフォーム:Webex
午前
自由論題(9:30~12:05)
(各セッションの司会者については追ってお知らせします)
第1セッション
塚田浩幸(東京外国語大学(院))
「セトラー・コンプレックスとニュー・イングランド先住民の民族的アイデンティティ形成プロセス」
南修平(弘前大学)
「便宜置籍船問題から問う海の歴史—第2次大戦後のアメリカ海員労組の苦闘」
第2セッション
繁沢敦子(神戸市外国語大学)
「ジョン・ハーシーの『ヒロシマ』—検閲をめぐる考察」
土井智義(日本学術振興会)
「米帝国主義のなかの『琉球住民』—渡航文書と外交保護権をめぐって」
第3セッション
阿部純(東北大学(院))
「カーター政権期アメリカ合衆国における日系人リドレス運動の展開―人権外交との関連性を中心に」
松本明日香(同志社大学)
「危機対処時のメディア選挙—1980年米大統領候補者討論会における在イラン米大使館人質事件」
竹野貴子(南山大学(院))
「対南アフリカ共和国経済制裁措置と、米大学におけるダイベストメント—州立大学に着目して」
昼休み
幹事会(12:15~13:00)
午後
シンポジウム「冷戦期の米中台関係と非国家主体」(13:30~16:00)
報告者
四方俊祐(四天王寺大学)
「1950年代の民間財団と米国の『華僑』政策」
南和志(大阪大学)
「冷戦変容期における米中人民外交の展開(仮)」
コメンテーター
加藤公一(岐阜大学)
伊藤裕子(亜細亜大学)
司会
中嶋啓雄(大阪大学)
企画趣旨
近年、いわゆる文化論的転回を反映して、アメリカ外交史研究では業界団体、特定のエスニック集団や非政府組織(NGO)、あるいは民間財団やその影響下にある学術団体とアメリカ合衆国の対外政策との相互作用を考察する研究が増えている。
本シンポジウムでは冷戦期、とりわけ第2次台湾海峡危機(1958年)、米中和解(1972年)、米中国交正常化(1979年)といった軍事・安全保障、外交的事象を節目に通常説明される1950年代後半から70年代のアメリカ合衆国の中台政策について、非国家主体との相互作用を検証する。具体的にはまず台湾政策の延長線上で、アメリカ政府の広報・文化外交(今日、パブリック・ディプロマシーとも呼ばれる)の対象となった東・東南アジアの華僑・華人に着目する。他方、米中間の貿易、教育・文化(スポーツを含む)交流や観光の促進を企図した両国の諸団体、文化大革命に女性解放の可能性を見出したウーマン・リブ運動下の女性団体等に着目して、米中関係の推移も再検討する。両者については、広報・文化交流庁(USIA)と協力したアメリカの民間財団――政府が資金を拠出していたカバー団体も含まれる――の関わりも考慮に入れる。さらに米台関係と米中関係の連動の一経路として、大陸民衆に向けた自由民主主義・資本主義の「ショーウィンドウ」であると同時に、中国についての情報(諜報)収集拠点、また台湾を含む東・東南アジアにおける華僑・華人ネットワークのハブ都市でもあった香港を領有するイギリスのヘゲモニーの衰退と、それに伴うアメリカの香港に対する関心の増大を考察の視野に収める。因みに1960年代前半、アメリカ政府の影響下にある民間財団は、日中貿易の推進を模索する日米民間人会議を支援しつつも、大規模な資金提供を通じて、アメリカ政府の地域統合構想の中心であった日本の現代中国研究にも影響を及ぼし、米中台関係の構築を戦略的に志向していた。
このように本シンポジウムでは、冷戦期の米中台関係の推移について広く東・東南アジアの華僑・華人ネットワークや米中台各国の多様な諸団体、さらには香港という主権国家体系の狭間に位置する都市に光を当てて、従来の外交・安全保障を中心とした時期区分や解釈を再考してみたい。
総会(16:10~17:10)
※ 懇親会は開催いたしません。
※ 参加手続き及び関係事項
・参加を希望される方は、9月1日(火)までに登録をお願いいたします。登録方法の詳細は、会員向けメーリングリストでお知らせします。
・非会員の方のご参加には会員の紹介が必要です。詳細は運営委員会 (office@jaah.jp) にお問い合わせください。
・第17回年次大会は、各セッションでWebexの会議システムを利用して行います。参加される方は、参加登録の手続きをしていただくとともに、各自でWebex Meetingsを事前にダウンロードしてください。各セッションの接続先URLは、参加登録した方に後日お知らせします。
・報告のレジュメは事前に運営委員会で集約し、一つに統合します。参加登録した方に年次大会の数日前をめどにアクセス先をお知らせし、統合ファイルを各自ダウンロードしていただきます。当日にセッションごと、報告ごとには配布されませんのでご注意ください。詳細につきましては、参加登録のうえ、運営委員会からの案内メールをご参照ください。
※ 託児施設・サービス利用
本年次大会に参加するため託児施設を利用される会員は、学会より補助を受けられますので、運営委員会 (office@jaah.jp) までお問い合わせください。
その他、本年次大会に関するお問い合わせは運営委員会 (office@jaah.jp) までお寄せください。
日本アメリカ史学会より、2020年9月19日(土)・20日(日)に東京大学駒場キャンパスで開催予定とご案内を差し上げました第17回年次大会について、自由論題報告の再募集をご案内いたします。
運営委員会では新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、本年次大会についてオンライン開催の可能性も視野に入れて、開催規模と形式の再検討を進めております。
改めてご連絡をさしあげる予定ですので、今しばらくお待ちいただければ幸甚です。
つきましては、この大会での自由論題報告について、すでにお申込みいただいた方に加えて、追加で再募集をいたします。
自由論題報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2020年6月12日(金)までに、電子メールでお申し込みください。
提出資料を運営委員会にて選考し、報告の可否について後日ご連絡いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。なお、すでに申し込まれた方については、再度お申込みいただく必要はありません。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会第17回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したファイルを電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2020年6月12日(金)までにお申し込みください。ファイル形式の指定はありません。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
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日本アメリカ史学会では、第17回年次大会を、2020年9月19日(土)・20日(日)の2日間、東京大学駒場キャンパスで開催いたします。今回も2日目の午前に自由論題セッションを設けます。つきましては、自由論題での報告希望者を公募いたします。
報告を希望される方は、以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、2020年3月31日(火)までに、電子メールでお申し込みください。提出資料を運営委員会にて選考し、報告の可否について後日ご連絡いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
大学院生会員(遠隔地の方で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方)には、当学会より規定の旅費補助が出ます。また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会第17回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したファイルを電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2020年3月31日(火)までにお申し込みください。ファイル形式の指定はありません。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
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年次大会への参加・登壇をご予定の皆様へ
明日9月22日(日)の大会2日目は、台風17号の接近により、すべて中止といたします。登壇予定者の方には、今後の諸対応に関しまして、追って直接ご連絡申し上げます。
なお、本日21日(土)のプログラムは、懇親会も含め、全て予定通り行います。懇親会の払い戻しはいたしませんので、ご了承ください。
本日お越しの皆様には、くれぐれも安全にお気をつけください。
ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。
日本アメリカ史学会運営代表
兼子 歩
アメリカ学会第16回年次大会への参加を予定の皆様
現在、台風17号が発生し、9月22日(日)には九州北部に接近することが予想されております。
台風に伴い大会を開催するか否かの判断を、21日(土)および22日(日)の午前9時に会員向けメーリングリストおよび公式ウェブサイトにて発表いたしますので、必ずご覧ください。
日本アメリカ史学会運営代表
兼子 歩
日本アメリカ史学会会員のみなさま
日本アメリカ史学会大会では、年次大会当日に一時保育・ベビーシッター等を利用する大会参加者に対して、本人からの申請に基づき費用の一部を補助いたします。概要は下記の通りです。
対象期間:
年次大会が開催される2日間
対象となる子ども:
小学校入学前の未就学児
補助金額:
大会2日間で、託児人数1名につき上限3,000円とします(託児日数が1日でも2日でも支給金額は変わりません)。
例:
3人託児(1日)の場合:3,000×3=9,000円
2人託児(2日間)の場合:3,000×2=6,000円
※託児料金が3,000円に満たない場合は、支払金額までを補助対象とします。
申請方法:
大会前日までに、メールに以下の情報を記入し、運営委員会(officeアットマークjaah.jp)までお送りください。
1)名前
2)所属
3)メールアドレス
4)託児サービス利用日
5)利用する事業者名
6)利用する事業者の連絡先
補助金の支払い方法:
申請した方は、大会当日または後日、アメリカ史学会運営委員会まで、託児サービス事業者からの正式な領収書または請求書(託児サービスの利用日時や時間等が明記されているもの。領収書または請求書に、利用日時の記載がない場合は、予約の詳細がわかるような当該事業者のウェブサイトやメールのコピーなども添えてください)と、振込先の口座番号のご提出をお願いします。お支払いを確認した上で、後日、ご指定の口座に補助金を送金します。
日本アメリカ史学会運営委員会
第16回年次大会プログラム完成版
2019年9月21日(土)、22日(日)に福岡大学にて開催される第16回日本アメリカ史学会年次大会の、全ての報告タイトル・要旨を含むプログラムが完成いたしましたので、こちらをご覧ください。
日本アメリカ史学会運営委員会
日本アメリカ史学会会員のみなさま
先日、年次大会が開催される福岡大学より、9月21日(土)にセミナーハウスをご提供いただき、会員の宿泊希望者を募集いたしました。
現在のところ、部屋に余裕があり、シングルのみでなくツイン・トリプルも1名で宿泊可能となっております。1名での宿泊を希望される方は、部屋の希望を記載せずにご応募ください。なお料金は、1名で宿泊しても複数名で宿泊しても、1名あたりの料金は変わりありません。
宿泊を希望される会員の方は、福岡大学の森丈夫さん(mori-tアットマークfukuoka-u.ac.jp)まで「アメリカ史学会 セミナーハウス希望」のタイトルで、以下の情報を7月31日までにお送りください。
(1)氏名
(2)所属(院生、非常勤等の場合はその旨も記載してください)
(3)連絡先の住所・メールアドレス・電話番号
(4)他の応募者との相部屋での宿泊の可否
(5)(4)で可とした場合、性別(任意)
予約は先着順となります。よろしくお願い申し上げます。
日本アメリカ史学会運営委員会
2019年9月21日(土)、22日(日)に福岡大学にて開催される日本アメリカ史学会年次大会の参加登録を開始いたします。大会プログラムの概要はこちらから閲覧できます。要旨・正式報告タイトルを含む詳細は、8月初頭に改めて発表いたします。
◆ 大会参加登録
大会に参加される方は、こちらの学会ホームページの申し込み専用ページから、2019年9月7日(日)までに登録をお願いいたします。
◆ 懇親会の事前振込のお願い
懇親会参加希望の方は、下記の銀行口座に2019年9月12日(木)までに、懇親会費をお振り込みください。懇親会費は、A会員(専任有職者)5000円、B会員(院生、非常勤等)3000円、非会員5000円です。当日の申し込みは上記のプラス500円の参加費で受け付けますが、人数に限りがございますので、事前の払い込みをお願いいたします。
振込先:福岡銀行 七隈支店(店番号258)
普通口座 1519511
口座名義:モリ タケオ
(注意:銀行口座にお振り込みいただけるのは、大会懇親会費のみです。年会費はお振り込みいただけません。期日までにお振込みくださいますよう、よろしくお願いいたします。)
日本アメリカ史学会運営委員会
日本アメリカ史学会会員のみなさま
日本アメリカ史学会第16回年次大会は、2019年9月21日(土)および22日(日)に、福岡大学にて開催されます。今大会では、福岡市で週末のホテル予約が困難になっている状況に鑑みて、福岡大学のご厚意により9月21日(土)に、セミナーハウスでの宿泊が可能となっております。
福岡大学セミナーハウス公式ウェブサイト
http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu811/home1/seminar/
セミナーハウスは、地下鉄七隈線の福岡大学前駅と天神南駅のほぼ中間にある六本松駅から、徒歩8分の場所にあります。
このセミナーハウスの利用を希望する方を、アメリカ史学会会員限定で募集いたします。部屋のタイプは、以下の3種類です。
・シングル 7部屋1泊1人4,000円
・ツイン 1部屋 1泊1人3,500円
・トリプル 9部屋 1泊1人3,000円
宿泊を希望される会員の方は、2019年7月31日(水)までに、大会主催校責任者の森丈夫さん(mori-tアットマークfukuoka-u.ac.jp)まで、「アメリカ史学会 セミナーハウス希望」というタイトルで、以下の必要事項を電子メールにてお送りください。(1)〜(4)は必須です。
(1)氏名
(2)所属(院生、非常勤の場合はその旨も記載してください)
(3)連絡先の住所・電話番号・メールアドレス
(4)部屋の希望(シングルのみか、2名でツインないし3名でトリプルを希望するか、ツイン・トリプルで他の会員と相部屋になってもよいか)
(5)(4)で他の会員と相部屋になってもよいと回答した場合、性別(任意)
連名でツインかトリプルの部屋を申し込まれる場合は、希望者全員の氏名・所属・連絡先を記載してください。
なお、予約は先着順となります。まず非専任(大学院生・非常勤講師など)の方のお申し込みを優先的に受け付け、部屋が埋まった場合はそこで募集を締め切ります。専任の方で応募された方は、結果の通知を締め切り後までお待ちいただくことになります。7月31日を過ぎても空室がある場合には、専任の方も含めて改めて追加募集をいたします。
日本アメリカ史学会運営委員会
2019年9月21日(土)、22日(日)の日本アメリカ史学会第16回(通算44回)年次大会プログラムの概要が決定いたしました。奮ってご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日時:2019年9月21日(土)、22日(日)
会場:福岡大学
814-0180 福岡市城南区七隈八丁目19-1
連絡先:森 丈夫(mori-tアットマークfukuoka-u.ac.jp)
【1日目 2019年9月21日(土) 】
幹事会 12:00〜13:00
シンポジウムA 13:30〜16:30
「変動する諸国家と北アメリカ先住民」
報告者
森 丈夫(福岡大学)
岩崎佳孝(甲南女子大学)
中野由美子(成蹊大学)
司会
鰐淵秀一(共立女子大学)
コメンテーター
野口久美子(明治学院大学)
総会 17:10〜18:10
懇親会 18:30〜20:30
【 2日目 2019年9月22日(日) 】
自由論題報告 9:30〜12:05
(第1報告9:30〜10:15 第2報告10:25〜11:10 第3報告11:20〜12:05)
第1セッション
塚田 浩幸(東京外国語大学・院)
「広域インディアンの同盟とアメリカにおける十七世紀の危機」
杉渕 忠基(一橋大学・院)
「クー・クラックス・クラン法をめぐる攻防:制定から人身保護令状による救済の一時停止まで」
石田 美香(大阪大学・院)
「沖縄陪審制の実態と功罪」
第2セッション
山﨑 雄史(愛知県立大学・講)
「カリフォルニア日系移民コミュニティにおける階級軋轢とインターナショナリズム:初期社会主義者とフレズノ労働同盟を中心に」
鈴木 俊弘(一橋大学・院)
「『白人至上主義者』の汚名を着る欲望:1931年の『アウグスト・ヨキネン裁判』をホワイトネス研究から解釈する試論」
宮崎早季(一橋大学・院)
「ハワイ日系人の、戦時記憶の想起と忘却」
第3セッション
日野川 静枝(拓殖大学)
「カリフォルニア大学における科学の軍事化の道具立て:外部資金・特許政策・学則No.4の変更」
浅井 理恵子(国學院大学)
「1950年代の女性史再考:『女性軍人に関する国防諮問委員会』と女性の入隊勧誘キャンペーンに関する予備的考察」
藤岡 真樹(京都大学)
「1950年代後半における『アメリカ的生活様式』と『未完の事業』」
昼休み 12:05〜13:15
シンポジウムB 13:15〜16:15
「アジア・太平洋世界における帝国の軍事秩序と社会変容」(仮)
報告者
池上大祐(琉球大学)
伊佐由貴(一橋大学・院)
長島怜央(日本学術振興会PD)
コメンテーター
阿部小涼(琉球大学)
臺丸谷美幸(水産大学校)
司会
丸山雄生(東海大学)
シンポジウムC 13:15〜16:15
「抵抗の場としての『家族』」
報告者
関口洋平(首都大学東京)
山本明代(名古屋市立大学)
小野直子(富山大学)
コメンテーター
岡野八代(同志社大学)
司会
野口久美子(明治学院大学)
【 シンポジウム主旨文 】
シンポジウムA「変動する諸国家と北アメリカ先住民」
本シンポジウムでは、国家という制度的枠組みとの関係を通じた北アメリカ先住民史の諸問題を検討する。より具体的には、北アメリカに存在した諸国家と先住民が取り結んできた関係が、アメリカ合衆国における先住民の位置を考える際にどのような意味を持っていたのかを考えたい。この問題設定は、次のような学説史的な背景を念頭に置いている。1960年代以後、マイノリティに関する歴史研究が重視される中、北アメリカ先住民に関する歴史研究は増大した。ヨーロッパ人による先住民の抑圧に焦点を当てた1960年代-80年代の諸研究に続いて、1990年代以後には、各時期におけるアメリカ合衆国政府の先住民政策の展開とその思想的背景、政策に対する先住民の主体的対応などが明らかにされてきた。そして、このような先住民史研究から、アメリカ史研究は、合衆国の国家と社会の実像をとらえ返す貴重な理解を得てきたのである。
しかしながら、近年のボーダーランド研究や大陸史研究は、先住民が直面した(あるいは先住民に直面した)国家を想定する際、アメリカ合衆国を対象とした従来の枠組みには収まりきらなくなっていることを示唆している。言うまでもなく、16世紀以後、北アメリカ大陸では、イギリスはもちろん、フランス、スペインなどのグローバルな帝国、またカナダ、メキシコなどの帝国の後継国家も勢力を有した。さらに特定の時代においては、イロコイ部族連合やコマンチェ帝国のようにヨーロッパ系諸国家と拮抗しうる先住民国家も存在した。近年の研究は、北アメリカ大陸の先住民は、このような諸国家が競合する中で、それぞれの国家と複雑な関係を取り結んできたことを明らかにしているのである。加えて、ヨーロッパ系の国家の性格についても新たな理解を考慮すべきであろう。近年のヨーロッパ史で提唱されている「複合君主制論」や「礫岩国家論」は、アメリカ大陸に展開したヨーロッパ諸帝国に関する従来の像を大きく塗り替えているし、アメリカ合衆国にしても、「ポストコロニアル国家」として再評価し、イギリス帝国との連続性/断絶性の上で、その領土政策を捉える意見もある。
確かに19世紀末以後、カナダを除けば、北アメリカにおける先住民と国家の関係はアメリカ合衆国へと一元化される。とはいえ、この一元化は、それ以前の先住民と諸国家の関係との連続性や断絶性などの文脈の上でとらえ返す必要があるのではないだろうか。「変動する諸国家」という言葉を用いたのは、このような動態的な歴史として先住民とアメリカ合衆国の関係史を考えるためである。以上の検討を通じて、本シンポジウムは先住民史のみならずアメリカ史に新たな研究視角をもたらす一助となることを願っている。
シンポジウムB 「アジア・太平洋世界における帝国の軍事秩序と社会変容」(仮)
かつてハーマン・メルヴィルは、太平洋を「銀河のような珊瑚礁、低く横たわった無限の未知なる島々、および、測りがたい日本が浮かんで」いると描いた(『白鯨』)。もちろんこの夢のようなイメージは、ヨーロッパ人による16世紀以来の「探検」と征服の歴史が作り出したものである。20世紀転換期になると、太平洋地域は欧米列強によって分割・植民地化され、W・E・B・デュボイスは、この状況と国内での人種差別構造とを重ね合わせて、「20世紀の問題は、皮膚の色による境界線(カラー・ライン)の問題――すなわち、アジア、アフリカ、アメリカ、海洋諸島における肌の色の黒い人種と白い人種との間の関係である」と断じた。以後、日米が激突した第二次世界大戦と、続く冷戦のあいだ、「アメリカの湖」と位置づけられた太平洋地域では軍事力が強化され、さらに米・英・仏の核実験にも見舞われた。
太平洋の軍事化を進めたのは日本も同様である。帝国の一部としての「南洋」支配は1945年に終焉を迎えたが、冷戦以後の新しい世界秩序においても太平洋の軍事化は続いており、日本もその一部をなしている。とりわけ安倍政権下で、集団的自衛権を認める解釈改憲や安全保障関連法制定など、戦争を可能にする体制は着々と準備されている。防衛費は拡大を続け、高額の最新兵器を次々に購入するいっぽうで、沖縄の基地負担は一向に減らず、南スーダンPKOをめぐって明らかになったように、民主主義の根幹たる情報公開はないがしろにされている。米軍との一体化、軍事力強化を進める日本は太平洋のパワーバランスを不安定化させている。
このような現在の太平洋情勢を理解するためには、その歴史的な文脈、とくに帝国とその軍事的プレゼンスが多大な影響を与えてきたことを念頭に置く必要がある。戦争や植民地化が各地で進行した背景には、宣教活動や通商の促進など、帝国が自国の利益を追求したことが大きい。にもかかわらず、国家や地域間の利害調整が政策決定者の間のみで思案され、支配の対象と目された人々の生が軽んじられてきたことも改めて強調したい。帝国の軍事的支配は、その下に置かれた社会や文化そして権力関係を大きく変容させ、人の移動を促進したり、押しとどめたりする要因ともなってきた。この過程で被支配者がおこなった交渉に着目することは、支配が人々のアイデンティティを(再)構築したのかを理解するために重要であり、さらには帝国のありようそのものを問い直す契機となる。このローカルな視座なしに、太平洋世界における帝国の秩序とその支配を再検討することはできない。同時に、デュボイスの指摘に倣って、国内の構造との相似形や差異という視座から検討することも有用だろう。
そこで、本シンポジウムでは、太平洋世界を複数の帝国間の協調・迎合・摩擦の場として捉え、帝国の支配と軍事ネットワークの拡大と変化を、近代から現代まで複数の時代・地域にまたがり、ハードとソフト、マクロとミクロの両面から検討する。
シンポジウムC「抵抗の場としての『家族』」
1970年代以降、歴史学や社会学では近代的な家族的価値観がタブー視される傾向にあった。家族は国家を維持する最小の単位として誕生し、資本主義やナショナリズムを支える統治のためのシステムととらえられてきた。
しかし、寄宿学校や養子縁組制度で破壊されるアメリカ先住民の拡大家族、監獄社会の犠牲となるアフリカ系アメリカ人コミュニティ、そして強制送還におびえるいわゆるドリーマーたちなど、アメリカの国家的政策によって破壊されるのもまた社会的弱者の「家族」であり続けているといえよう。こうして破壊された「家族」とはアメリカ史の中にどのように位置づけられるのであろうか。
本シンポジウムは「抑圧の装置」としての「家族」批判を踏まえつつも、一方で、社会的、人種的マイノリティによる「抵抗の場としての家族」の歴史を掘り起こし、また両者の相互作用をみることで「アメリカの家族」を再考する試みである。
「抑圧の装置」としての近代的家族を批判の俎上にのせたのが第二波フェミニズム運動であることは論を待たない。フェミニズム運動は「近代家族」の暴力性を暴き出し、今日に引き継がれる「多様な家族」の思想的基盤を作った。しかしその運動は、主流派が「多様な家族」を担保するアメリカ的「ネオリベラルな家族」に取り込まれたことで、そこから「とりこぼされた人々」に対する自己責任論を生んできた、という点も指摘できる。
また、近代的家族を争点としてきたのはフェミニズム運動ばかりではない。第二波フェミニズム運動の表舞台に現れることは決してなかったが、それ以前から、国家が要請する「家族」への「抵抗」は確かに存在していた。たとえば、1960年代以降のマイノリティ運動が、広義での「反国家(規律)運動」の色彩を帯びるのであれば、社会的、人種的マイノリティもまた、そうした「抵抗」の担い手となってきたといえよう。
マイノリティ、あるいは社会的弱者にとって、「家族」は「抑圧の装置」であると同時に、「抵抗の場」という二面性を持ってきたし、そうならざるをえなかった。国家的な暴力と排除の理論の中にある彼(女)らにとって、「家族」とは親密圏であり、ケアの場であり、また「国家史」にとりこまれることのない歴史が継承される記憶の場でもあった。
さらに、国家が要請する「家族」にとりこまれることも、そこでの権利要求によって自らの生きる地歩を確保する戦略的な抵抗であった。特に移民の「家族」は「故郷」のジェンダー関係やトランスナショナルな国民像、民族像を体現することで、ジェンダー関係やナショナリズムを再編、再生産する場でもあった。その「家族」はアメリカと送り出し地域双方の「ナショナリズム」が錯綜し、抵抗と強制、包摂と排除という二面性を持つ複雑な場として機能してきたのである。
以上の議論からは、アメリカ主流社会(公的領域)からはじき出された人々の「抵抗の場としての家族」の姿がみえてくる。本シンポジウムでは特に20世紀のアメリカ社会において、「いかなる『家族』が理想とされ、その先にどのような国家像が見据えられていたのか」、一方で「そうした国家像から外れたマイノリティや弱者の『家族』はいかなる形で維持、変質、強化されたのか」、そして、こうした「『抵抗の場としての家族』はアメリカの『家族』をいかに変え、あるいは変えられなかったのか」という点について考えてみたい。
日本アメリカ史学会運営委員会は、第16回年次大会の2日目(2019年9月22日)に設けられる自由論題セッションの報告者募集を延長することを決定いたしました。
報告をご希望の方は、以下の(1)〜(9)の情報を記載したファイルを電子メールに添付し、「大会報告応募」と題して2019年4月21日(日)までに事務局までお送りください。
ファイル形式の指定はありません。皆様の積極的なご応募をお待ちしております。
第16回日本アメリカ史学会年次大会
日時:2019年9月21日(土)、22日(日)
自由論題セッションは2日目(9月22日)午前に開催されます。
場所:福岡大学
(1)氏名
(2)所属
(3)連絡先住所
(4)電話番号
(5)メールアドレス
(6)報告タイトル
(7)報告要旨(1,500字程度)
※ 問題の所在、先行研究との関係、分析方法、オリジナリティなどがわかるようにまとめてください。
(8)文献目録(一次史料、主要な二次文献)
(9)主要関連業績
提出先メールアドレス: office★jaah.jp
(星の部分を@に置き換えてご利用ください)
日本アメリカ史学会では、第16回年次大会を、2019年9月21日(土)・22日(日)の2日間、福岡大学で開催いたします。今回も2日目の午前に自由論題セッションを設けます。つきましては、自由論題での報告希望者を公募いたします。
2日目の自由論題セッションでのご報告を希望される方は、 以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、 2019年3月31日(日)までに、電子メールでお申し込みください。運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
大学院生会員(遠隔地の方で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方)には、当学会より規定の旅費補助が出ます。また、現在非会員の方も、ご入会いただければお申込みいただくことができます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会第16回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したファイルを電子メールに 添付し、「大会報告応募」と題して2019年3月31日(日)までにお申し込みください。ファイル形式の指定はありません。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
-----------------------------以上-----------------------------
日本アメリカ史学会第15回年次大会の参加登録ならびに懇親会費振込につきまして、9月13日までに手続きをお願いいたします。
◆大会参加登録
大会に参加される方は、学会ホームページの申し込みから9月9日(日)までに登録をお願い致します。
http://www.jaah.jp/
◆懇親会費
懇親会参加希望の方は、下記の銀行口座に9月13日(木)までに懇親会費をお振り込みください。懇親会費は、A会員(専任有職者)5000円、B会員(院生、非常勤等)3000円、非会員5000円です。当日の申し込みは上記のプラス500円の参加費で受け付けますが、人数に限りがございます。必ず参加をご希望の場合は事前の払い込みをお願いいたします。
振込先: 三井住友銀行 神戸営業部(店番号500)
普通口座 3987307
口座名義 フジナガヤスマサ
(注意:銀行口座にお振り込みいただけるのは、大会懇親会費のみです。年会費はお振り込みいただけません。期日までにお振込みくださいますよう、よろしくお願いいたします。)
◆大会プログラム
以下から、大会プログラム(最終版)をダウンロードすることができます。
ファイルをダウンロード
それではどうぞよろしくお願いいたします。
日本アメリカ史学会
第15回日本アメリカ史学会大会では、大会当日に一時保育・ベビーシッター等を利用する大会参加者に対して、本人からの申請に基づき費用の一部を補助いたします。概要は下記の通りです。
対象期間:
2018年9月22日(土)~23日(日)
対象となる子ども:
小学校入学前の未就学児
補助金額:
大会2日間で、託児人数1名につき上限3,000円とします(託児日数が1日でも2日でも支給金額は変わりません)。
例:
3人託児(1日)の場合:3,000×3=9,000円;
2人託児(2日間)の場合:3,000×2=6,000円
※託児料金が3,000円に満たない場合は、支払金額までを補助対象とします。
申請方法:
9月21日までに、託児補助申請フォームの該当欄に必要事項を入力の上、送信してください。
補助金の支払い方法:
申請した方は、大会当日または後日、アメリカ史学会運営委員会(office@jaah.jp)まで、託児サービス事業者からの正式な領収書または請求書(託児サービスの利用日時や時間等が明記されているもの。領収書または請求書に、利用日時の記載がない場合は、予約の詳細がわかるような当該事業者のウェブサイトやメールのコピーなども添えてください)と、振込先の口座番号のご提出をお願いします。お支払いを確認した上で、後日、ご指定の口座に補助金を送金します。
日本アメリカ史学会
来る9月22日(土)・ 23日(日)の両日、日本女子大学目白キャンパスにおいて、日本アメリカ史学会第15回年次大会を開催いたします。ふるってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。なお、郵送による大会案内はいたしませんので、プログラムは学会ホームページからご利用ください。
◆年次大会プログラムは末尾をご覧ください。
◆会場案内地図
アクセスマップ
http://www.jwu.ac.jp/unv/access.html
キャンパスマップ
https://www.jwu.ac.jp/unv/about/building/campusmap.html#anchor_01
◆大会参加登録
大会に参加される方は、こちらのサイトから9月9日(日)までに登録をお願い致します。
◆懇親会費
懇親会参加希望の方は、下記の銀行口座に9月9日(日)までに懇親会費をお振り込みください。懇親会費は、A会員(専任有職者)5000円、B会員(院生、非常勤等)3000円、非会員5000円です。当日の申し込みは上記のプラス500円の参加費で受け付けますが、人数に限りがございます。必ず参加をご希望の場合は事前の払い込みをお願いいたします。
振込先: 三井住友銀行 神戸営業部(店番号500)
普通口座 3987307
口座名義 フジナガヤスマサ
(注意:銀行口座にお振り込みいただけるのは、大会懇親会費のみです。年会費はお振り込みいただけません。期日までにお振込みくださいますよう、よろしくお願いいたします。)
◆大会参加費
会員は不要です。非会員の方からは資料代として500円を当日申し受けます。
◆託児関連について
第15回大会では、大会当日に一時保育・ベビーシッター等を利用する大会参加者に対して、本人からの申請に基づき費用の一部を補助いたします。概要につきましては、別途、学会ホームページでご案内差し上げますので、そちらをご参照ください。
◆23日(日)の昼食について
大学の食堂は休日となっていますが、副都心線・都電荒川線雑司ヶ谷駅、有楽町線護国寺駅方面にレストランがあります。また会場には、昼のお食事ができる教室をご用意致しますが、ランチ等はご持参ください。
◆お問い合わせ
大会に関するお問い合わせは、運営委員会(office★jaah.jp)までお寄せください。
(★を@に換えてください)
なお、会場校の日本女子大学文学部英文学科より、共催のご協力を頂いております。
多数のみなさまのご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
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日本アメリカ史学会 第15回(通算43回)年次大会 プログラム概要
日時:2018年9月22日(土)、23日(日)
場所:日本女子大学目白キャンパス 香雪館4階
〒112-8681 東京文京区目白台2-8-1
連絡先:藤永康政(fujinagay@fc.jwu.ac.jp)
大会第1日 9月22日(土)
幹事会 12:00〜13:00
シンポジウムA(香雪館401号教室) 13:30〜17:00
「『トランプの時代』を歴史的に考える」
報告:徳永悠(京都大学)
南川文里(立命館大学)
箕輪理美(東京福祉大学)
コメント:青野利彦(一橋大学)
司会:兼子歩(明治大学)
総会 (香雪館401号教室) 17:10〜18:10
懇親会 (日本女子大学 桜楓会 桜楓2号館) 18:30〜20:30
大会第2日 9月23日(日)
自由論題 9:00〜12:25(403号教室)(各報告25分、質疑10分)
塚田浩幸(東京外国語大学・院)9:00〜9:35
「ポカホンタス神話のヨーロッパ起源」
吉田晋也(一橋大学・院)9:45〜10:20
「20世紀初期における中国系移民の日本認識」
奥田俊介(京都大学・院)10:30〜11:05
「1960年代のアフリカを巡る西側同盟国内政策決定過程——米英の対話を中心に」
深松亮太(神奈川工科大学・講)11:15〜11:50
「ノースカロライナ州における反黒人キャンペーンの展開と黒人(仮題)
武井寛(岐阜聖徳学園大学)12:00〜12:35
「キャサリン・ウースター・バウワーの人種観と1937年連邦住宅法
——『ハウサー』と公正な住宅を求める黒人の活動との接点」
昼休み 12:35〜13:30
シンポジウムB 13:30〜16:30(403号教室)
「「ヘイトの時代」に考える移民・難民保護のポリティクス」
報告:小田悠生(中央大学)
佐原彩子(大月市立大月短期大学)
下斗米秀之(敬愛大学)
コメント:村田勝幸(北海道大学)
司会:一政(野村)史織(中央大学)
シンポジウムC 13:30〜16:30(404号教室)
「(仮)隠れた記憶と密かな語り——ローカルな歴史をめぐって」
報告:加藤恵理(東洋学園大学)
川口悠子(法政大学)
牧田義也(立命館大学)
宮田伊知郎(埼玉大学)
司会:丸山雄生(東海大学)
2018年9月22日、23日の両日に開催されます日本アメリカ史学会年次大会のプログラムが決定いたしました。奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。
日本アメリカ史学会
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日本アメリカ史学会 第15回(通算43回)年次大会 プログラム概要
日時:2018年9月22日(土)、23日(日)
場所:日本女子大学目白キャンパス 香雪館4階
〒112-8681 東京文京区目白台2-8-1
連絡先:藤永康政(fujinagay@fc.jwu.ac.jp)
大会第1日 9月22日(土)
幹事会 12:00〜13:00
シンポジウムA(香雪館401号教室) 13:30〜17:00
「『トランプの時代』を歴史的に考える」
報告:徳永悠(京都大学)
南川文里(立命館大学)
箕輪理美(東京福祉大学)
コメント:青野利彦(一橋大学)
司会:兼子歩(明治大学)
総会 (香雪館401号教室) 17:10〜18:10
懇親会 (日本女子大学 桜楓会 桜楓2号館) 18:30〜20:30
大会第2日 9月23日(日)
自由論題 9:00〜12:25(403号教室)(各報告25分、質疑10分)
塚田浩幸(東京外国語大学・院)9:00〜9:35
「ポカホンタス神話のヨーロッパ起源」
吉田晋也(一橋大学・院)9:45〜10:20
「20世紀初期における中国系移民の日本認識」
奥田俊介(京都大学・院)10:30〜11:05
「1960年代のアフリカを巡る西側同盟国内政策決定過程——米英の対話を中心に」
深松亮太(神奈川工科大学・講)11:15〜11:50
「ノースカロライナ州における反黒人キャンペーンの展開と黒人(仮題)
武井寛(岐阜聖徳学園大学)12:00〜12:35
「キャサリン・ウースター・バウワーの人種観と1937年連邦住宅法
——『ハウサー』と公正な住宅を求める黒人の活動との接点」
昼休み 12:35〜13:30
シンポジウムB 13:30〜16:30(403号教室)
「「ヘイトの時代」に考える移民・難民保護のポリティクス」
報告:小田悠生(中央大学)
佐原彩子(大月市立大月短期大学)
下斗米秀之(敬愛大学)
コメント:村田勝幸(北海道大学)
司会:一政(野村)史織(中央大学)
シンポジウムC 13:30〜16:30(404号教室)
「(仮)隠れた記憶と密かな語り——ローカルな歴史をめぐって」
報告:加藤恵理(東洋学園大学)
川口悠子(法政大学)
牧田義也(立命館大学)
宮田伊知郎(埼玉大学)
司会:丸山雄生(東海大学)
昨日、4月21日(土)の運営委員会で年次大会の自由論題の募集をさらに1週間延長することを決定いたしました。ご希望の方は、以下の(1)から(9)の情報を記載したファイルを電子メールに 添付し、「大会報告応募」と題して2018年4月27日(金)までにお申し込みください。ファイル形式の指定はありません。皆さまの積極的なご応募をお待ちしております。
第15回 日本アメリカ史学会年次大会
日時:2018年9月22日(土)、23日(日)(自由論題セッション開催は2日目の23日(日)を予定しています)
場所:日本女子大学目白キャンパス
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
日本アメリカ史学会は、2018年9月22日(土)、23日(日)に日本女子大学目白キャンパスで開催する第15回年次大会の自由論題報告の応募期限を、下記のとおり延長いたします。自由論題セッション開催は2日目の23日(日)を予定しています。
ご希望の方は、以下の情報を記載したファイルを電子メールに 添付し、「大会報告応募」と題して2018年4月20日(金)までにお申し込みください。ファイル形式の指定はありません。皆さまの積極的なご応募をお待ちしております。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
日本アメリカ史学会では、第15回年次大会を、2018年9月22日(土)・23日(日)の2日間 、日本女子大学目白キャンパスで開催いたします。今回も2日目の午前に自由論題セッションを設けます。つきましては、自由論題での報告希望者を公募いたします。
ご希望の方は、 以下の情報を明記のうえ「大会報告応募」と題して、 2018年3月31日(土)までに電子メールでお申し込みください。運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
大学院生会員(遠隔地の方で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方)には、当学会より規定の旅費補助が出ます。また、現在非会員の方もご入会いただければお申込みいただくことができます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
-----------------------------記-----------------------------
日本アメリカ史学会第15回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を記載したファイルを電子メールに 添付し、「大会報告応募」と題して2018年3月31日(土)までにお申し込みください。ファイル形式の指定はありません。
1) 氏名:
2) 所属:
3) 連絡先住所:
4) 電話番号:
5) メールアドレス:
6) 報告タイトル:
7) 報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
8) 文献目録(一次史料+主要二次文献):
9) 関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会事務局
メールアドレス:office★jaah.jp
(★の部分を@に置き換えて下さい)
-----------------------------以上-----------------------------
日本アメリカ史学会会員の皆さま
本年9月23日(土)、24日(日)に愛知県立大学(長久手キャンパス)で開催いたします、第14回年次大会のプログラムの概要をお知らせいたします。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。
なお、詳しいプログラムは7月中旬頃にメイリングリストでお届けいたします。大会参加登録と懇親会申込みも7月頃からお願いいたします。
日 程:2017年9月23日(土)~24日(日)
開催地:愛知県立大学(長久手キャンパス)
プログラム
9月23日(土)
14:00~17:30
シンポジウムA
「言論空間から見るアメリカ史 ——奴隷制問題をめぐる印刷文化と連邦体制」(仮)
【趣旨】
アメリカ合衆国史で言論が果たした役割は何か。2016年選挙を見たわれわれにとって、言論を民主政の原動力と素直に考えることはできなくなっている。世には、R・ホフスタッターにならってアメリカの反知性主義文化を難じる議論が盛んであるが、歴史研究者であれば、こうした社会評論に加わる前にせねばならないことがある。それは、アメリカの言論とはどのようなものか、時代ごとの実態を究明することである。
このシンポジウムで議論の前提とするのは、印刷物を通じて同一の情報を全国民が共有し、それに基づいて国政が動くようになるのは、早くても 19 世紀後半を待たねばならなかったことである。言葉をかえれば、州権が強く、移動運輸網が未発達であった19世紀中葉までは、アメリカ各地に地域特有の言論空間が存在していた。
こうした言論空間の多様さを端的に示したのが、奴隷制をめぐる言論であったことは言うまでもない。奴隷制をめぐる反対と擁護の主張は南北で妥協できないほど強硬なものとなり、連邦を切り裂いて南北戦争と再建期の大動乱を生みだす。この奴隷制をめぐる地域間対立については、南北それぞれで融和的な立場があったことが知られているが、それを地域ごとの言論空間の実態と照合しながら再検討したものは少ない。
そこで、このシンポでは奴隷制をめぐって形成された言論空間の実態を明らかにする報告を立て、それぞれの地域にできた空間がどのように連邦を変容させたのかを検討することとした。報告者は肥後本芳男氏、朝立康太郎氏、中野博文氏の三人である。肥後本氏は1830年代から40年代はじめの北部で展開した奴隷制廃止運動についてその印刷物の流通と請願棚上げ問題を論じ、また朝立氏は北部の反奴隷制運動と呼応するかたちで形成されていく南部の奴隷制擁護の言論空間について明らかにする。そして中野氏は南北戦争から再建期にかけて南北の言論空間がどのように変化したのかを、反奴隷制運動の代表者であったチャールズ・フランシス・アダムズとその子らの活動を通じて議論する。
これら三つの報告を通じて浮かび上がるのは、アメリカの発展をめぐって社会運動家と政党、出版社が繰り広げた州や地域コミュニティにおける活動、そしてその活動がもたらした州間関係や連邦政府の役割の再定義である。人々は国内の他地域や国外と人的ネットワークを築き、奴隷制をめぐる議論を有利に進めるため、活動の輪を広げていった。このような言論空間の動態を歴史的に検討すれば、21世紀アメリカ社会とはまったく異なる様式で動いていた歴史のなかのアメリカを指し示すことができよう。
そして、このような異なる言論と社会の関わりを知るならば、単にアメリカ合衆国史研究をゆたかにするだけではなく、アメリカ民主主義の理解を広げ、これからのアメリカとの関係構築にも裨益すると企画者は信じる。
報告:
肥後本芳男(同志社大学)
朝立康太郎(西南学院大学)
中野博文(北九州市立大学)
コメント:
佐々木孝弘(東京外国語大学)
司会:
久田由佳子(愛知県立大学)
総会 17:35~18:20
懇親会 18:30~20:30 場所:愛知県立大学構内を予定
9月24日(日)
10:00~12:00
自由論題
【セッション1】
①中村信之(大阪大学)
「戦前期日米学生会議 -知的交流の場としてのミドルグラウンド」
②水野剛也(東洋大学)
「戒厳令下のハワイ日本語新聞と統制 真珠湾攻撃から報道許可制度の施行まで」
③上林朋広(一橋大学・院)
「複数の自伝、複数の書き手、複数の自己:ブッカー・T・ワシントン自伝の出版史的考察(仮)」
司会:大津留(北川)智恵子 (関西大学)
【セッション2】
①竹林修一 (同志社大学・講)
「マルクスからフロイトへ:1960年代ラディカリズムと性解放運動」
②宗像俊輔(一橋大学・院)
「鉄道システムがつくった労働規範―セントラル・パシフィック鉄道の「従業員用時刻表/服務規程集」を例に―」
③相川裕亮(慶應義塾大学・院)
「ビリー・グラハムと彼のお気に入りの政治家たち:リチャード・ニクソンとマーク・ハットフィールドにおける「罪」と「預言」」
司会:野口久美子 (明治学院大学)
13:00~16:00
シンポジウムB
「マイノリティ史研究と環太平洋世界」
アメリカ史研究において、人種・エスニックなマイノリティの歴史の研究は1970年代以降に勃興した「新しい社会史」を牽引する分野であった。マイノリティ史は、白人で中産階級のストレート男性を中心とした歴史を「アメリカ史」そのものとしてきた従来の支配的な叙述のあり方に対して異議を申し立て、新たなアメリカ史叙述を追求する上で、重要な貢献をなしてきた。
しかし、そのマイノリティ史は近年、曲がり角に直面している。トランスナショナリズムの視点やグローバル・ヒストリー研究の分野から、合衆国のマイノリティ史研究が、ナショナルに閉じた形で行われていることへの批判が寄せられるようになった。マイノリティ史研究は、これまで国民国家のなかでマイノリティとして周縁化された人びとの歴史的経験を研究対象とし、主流社会の権力や国民性を相対化するために発展してきた。それゆえにナショナルな境界を枠組みとして設定する必然性があったことは確かであるが、国民国家概念を中心に記述/分析していくことがもたらす視点の硬直性を乗り越えるために、パラダイムシフトやアプローチの刷新が求められている。
マイノリティ史研究の刷新のための手がかりを模索する上で、近年のエスニック・スタディーズ、特にアジア系アメリカ研究における新しい方向性が重要である。特に近年、アジア系アメリカ研究においてトランスパシフィック論が発展している。これはマイノリティ研究としてのアジア系アメリカ研究を、アメリカン・スタディーズおよび地域研究としてのアジア研究の分野とつなげていくことで、ナショナルに閉じていたアジア系アメリカ研究にトランスナショナルな視角を投入し、学際的な研究を目指すものである。日本においても、日系移民研究を中心にトランスパシフィック論が発展し、太平洋両岸で行われる知の構築プロセスをめぐるトランスナショナルな対話や連携を重視した研究が発表されている。
本シンポジウムでは、こうしたアジア系アメリカ研究の新しい知見を生かしつつ、エスニック・スタディーズにおいてはしばしば手薄な歴史的視点を積極的に導入することを通じて、アメリカ史研究と環太平洋的マイノリティ研究を架橋し、このリンケージを新しいアメリカ史叙述の可能性を模索する手がかりにすることを目標とする。
まず菅(七戸)美弥氏が、従来ナショナルな文脈で検証されてきたアメリカ・センサス史と、出移民研究への関心が希薄となっている日本人移民・移住史のリンケージを念頭に、幕末、明治初期の激動期のトランスパシフィックな移動の軌跡を、査証、日米双方の新聞などの一次史料と1860年、1870年のセンサス調査票を相互参照することであらたな光を当てる。次に、李里花氏が20世紀前半のハワイにおけるコリア系移民の舞踊を事例に、東アジアにおける近代舞踊と新たな女性像の台頭がハワイのコリア系移民に与えた影響を論じ、これまでローカルな文脈で検証されることが多かった舞踊史に地域横断的な視点を投入し、舞踊史の地域的リンケージを検討する。最後に松坂裕晃氏が、戦間期にニューヨークなどで活躍した左派の運動家、石垣綾子・栄太郎夫妻の活動を主な題材として、アジア系とアフリカ系、日系とコリア系といった人種・民族関係を考察しながら、「マイノリティ」や「帝国」、「人種主義」などの概念を、米国と東アジアをまたいだ文脈において再検討する。
報告:
菅(七戸)美弥(東京学芸大学)
李里花(多摩美術大学)
松坂裕晃(ミシガン大学・院)
コメント:
兼子歩(明治大学)
徳永悠(京都大学)
司会:
佐原彩子 (大月短期大学)
13:00~16:00
シンポジウムC
「アメリカ史のなかの『余暇』」
私たちがアメリカ合衆国の歴史を教える際、映画、アミューズメントパーク、スポーツ、旅行、ショッピングなど、余暇に愉しまれていた活動を教材にすることは非常に有効であり、学生からの人気も高い。それは、余暇が自由で解放的な性格を持ち、時代の写し鏡として人々の姿を生き生きと映し出すからである。しかし、私たちが注意を払わねばならないのは、余暇は権力と相関し、ヘゲモニーの一部として秩序やシステムの安定に寄与してきた側面も持つということである。一見すると個人が自由に選択したかのように見える余暇の行為は、人種やジェンダーによって規定され、資本主義や消費文化と複雑な形で絡み合い、主体的でもあり受動的でもあった。
余暇と権力の関係は、それぞれの時代の社会環境を背景により細やかに検討する必要がある。アメリカ史のなかで、余暇を取り巻く社会環境が変化したターニングポイントがたびたび現れた。労働と余暇が未分化であった18世紀の職人文化から、「8時間の労働、8時間の余暇、8時間の休息」の必要性が唱えられた19世紀末へ、そして、ワーク・ライフ・バランスと生活の質的向上が重視される現代まで、余暇のありかたは労働環境の変化に対応してきた。また、恐慌や戦時下という特殊な時期や空間における余暇の理解も検討するべきであろう。さらには、余暇は非公式な私的領域においても、秩序と構築の維持に関わってきた。労働と家庭を取り巻く状況が変化し、家庭制度の分離領域(separate spheres)のバランスが変化した時、「家庭内」や「私的空間」における余暇の理解はどのような影響を受けたのか。
本シンポジウムは、権力の作用に注目して、アメリカ史における余暇の特徴と変遷を検討する。余暇研究(Leisure Studies)は文化研究の一つとして、学際的な発展を見せてきた。しかし、アメリカ史のフィールドにおいては散発的な研究は見られるものの、統合的な検討が行われることは少ない。そこで、本シンポジウムでは、「余暇はどのように理解されてきたのか」、「人々は余暇に何を、誰と、どのように実践したのか」、「それにどこまで自由/不自由だったのか」など、余暇の内実を問い直し、余暇と労働をめぐる議論の充実を目指したい。
報告:
川島浩平(武蔵大学)
北脇実千代(日本大学)
南修平(弘前大学)
コメント:
板津木綿子(東京大学)
司会:
畠山望(東京大学・院)
日本アメリカ史学会運営委員
日本アメリカ史学会会員の皆様
日本アメリカ史学会では、第14回年次大会を、2017年9月に愛知県立大学で開催します。
日程は9月23日(土)・24日(日)の2日間を予定しております。確定でき次第、再度ご案内します。
今回も2日目の午前に自由論題セッションを設けます。つきましては、自由論題での報告希望者を公募いたします。ご希望の方は、以下の情報を明記のうえ、電子メールで、2017年3月31日(金)までに「大会報告応募」と題してお申し込みください。
運営委員会で提出資料を検討し、結果を後日通知いたします。ご希望に添えない場合もありますので、その旨あらかじめご了承ください。
大学院生会員(遠隔地の方で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方)には、当学会より規定の旅費補助が出ます。また、現在非会員の方もご入会いただければお申込みいただくことができます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
-----------------------------------------記---------------------------------------------------
日本アメリカ史学会第14回年次大会 自由論題報告の募集
以下の情報を明記のうえ、電子メールで、2017年3月31日(金)までに「大会報告応募」と題してお申し込みください。
(1)氏名:
(2)所属:
(3)連絡先住所:
(4)電話番号:
(5)メールアドレス:
(6)報告タイトル:
(7)報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかるようにまとめてください。】
(8)文献目録(一次史料+主要二次文献):
(9)関連業績:
*お申し込み先:日本アメリカ史学会 事務局
メールアドレス:office★jaah.jp(★の部分を@に置き換えて下さい)
-----------------------------------------以上---------------------------------------------------
日本アメリカ史学会第13回(通算第41回)年次大会のお知らせ
来る9月17日(土)・ 18日(日)の両日、明治大学駿河台キャンパスにおいて、日本アメリカ史学会第13回年次大会を開催いたします。ふるってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
◆年次大会プログラムはこちら
◆プログラム・要旨集(会員専用、パスワード必要)はこちら
◆会場案内地図
アクセスマップ
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
キャンパスマップ(リバティタワー)
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
◆懇親会費
1日目の懇親会参加希望の方で、事前に申し込みをされていない場合は、受付にて懇親会費をお支払いください。懇親会費は、A会員5000円、B会員3000円、非会員5000円です。
◆大会参加費
会員は不要です。非会員の方からは資料代として500円を当日申し受けます。
ただし、17日(土)のシンポジウムA「文化論的転回とアメリカ史―『転回』以後を考える」に限り、非会員の方にも無料で一般公開致します。歴史学と文化論的転回を考えるというテーマは、アメリカ史はもとより、諸分野に関連する内容ですので、新規会員の掘り起こしにつながるものと期待しております。会員のみなさまには、周囲で関心のある方にぜひお声かけをいただけますよう、よろしくお願いいたします。
◆お問い合わせ
大会に関するお問い合わせは、運営委員会(office★jaah.jp)までお寄せください。
(★を@に換えてください)
多数のみなさまのご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
日本アメリカ史学会会員の皆さま
本年9月17日(土)、18日(日)に明治大学駿河台キャンパスで開催いたします、第13回年次大会のプログラムの概要をお知らせいたします。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。
なお、詳しいプログラムは7月上旬頃にメイリングリストでお届けいたします。大会参加登録と懇親会申込みも7月頃からお願いいたします。今回より年次大会プログラムは郵送いたしませんので、メイリングリストにお届けのアドレスを更新されていない会員は、「会員情報変更の手続き」にあるフォーマットを用いて学協会サポートセンターまで至急ご連絡ください。
日 程:2016年9月17日(土)~18日(日)
開催地:明治大学駿河台キャンパス
プログラム
9月17日(土)
14:00~17:30
1.シンポジウムA
「文化論的転回以後――アメリカ文化史の再検討(仮)」
【趣旨】
文化史には長い伝統があるが、1990年代の「文化論的転回」以降、とくに隆盛を迎えている。文化論的転回は多面的で複雑な変化だが、特徴の一つは文化の定義を拡大したことにある。古典的な高級文化、社会史が論じた民衆文化を超えてよりポピュラーなものへ、かたちあるものだけでなく行為や習慣へ、一国にとどまらないグローバルな権力や資本へ、文字や視覚以外の感覚へと文化史の射程は広がった。次に、現代思想や批評理論による言語論的転回に影響を受け、文化は社会制度や下部構造の反映ではなく、逆に文化を通して現実が構築されると考えるようになった。また、歴史学内外の様々な分野との交差から、多様なテーマについて学際的なアプローチが取られるようになった。
こうした変化と達成の一方で、文化論的転回には批判もつきまとう。「文化主義 (culturalism)」と呼ばれるように文化への傾斜が強まり、あらゆるものが文化となることで、文化の境界や文化史の意義は曖昧になった。構築主義と文化の自律性の主張は、文化を社会的基盤や政治性から切り離し、長い歴史を俯瞰する巨大な視点を置き去りにした。はたして文化論的転回は何をもたらしたのか、それは文化の理解をどのように変えたのか、問題点があるとしたら文化史はそれにどのように答えるのだろうか。
本シンポジウムは、文化論的転回を振り返り、その意義と課題を踏まえた上で、転回以後の歴史学を考える試みである。社会史がマイノリティを、新しい文化史が象徴的な事件を論じたのに対し、文化論的転回はしばしばよりありふれた、日常的な行為の実践やモノの消費の意味を考えてきた。モノは単なる客体にとどまらず、人間がそれを使うと同時にモノが人を形づくるように、あるいはパフォーマンスが主体の表出ではなく、主体を形成するプロセスであるように、文化の詩学から政治学への転換は人と現実が取り結ぶ関係性の再考を要求する。本シンポジウムでは、転回のヒストリオグラフィーを総括するとともに、現在の文化史の問題意識を共有することで、構築物と現実の、文化と社会の、テクストとコンテクストの間を架橋する議論を期待したい。
報告:
野村奈央(埼玉大学)
小林剛(関西大学)
松原宏之(立教大学)
コメント:
生井英考(立教大学)
丸山雄生(一橋大学)
司会:
丸山雄生
2.総会 17:35~18:20
3.懇親会 18:30~20:30 場所:明治大学キャンパス構内を予定
9月18日(日)
9:20~12:05
4.自由論題 (2016年6月9日修正)
司会:
村田桂一(一橋大学・院)・野口久美子(明治学院大学)
報告:
① 藤田怜史(明治大学)
「エノラ・ゲイ論争に見る博物館展示の政治性―国立航空宇宙博物館の妥協と抵抗―(仮)」
② 倉林直子(川村学園女子大学)
「1950年代の歌舞伎招致運動―ジョシュア・ローガンを中心に―」
③ 佐藤夏樹(京都大学)
「『ヒスパニック』と外交への関与―1980年代LULACの外交活動―」
④ 賀川真理(阪南大学)
「第二次世界大戦下における日系ラテンアメリカ人の強制送還に関する一考察―彼らがなぜアメリカに送還されなければならなかったのか―(仮)」
13:30~16:00
シンポジウムB
「グローバル化する世界とアクティヴィズム(仮)」
【趣旨】
21世紀初頭のアメリカは、「新たなアクティヴィズムの時代」として位置づけられるだろう。「ティーパーティ」、「オキュパイウォールストリート」「ブラックライヴズマター」など、担い手や立場、目的におけるこうした多様性が新たなアクティヴィズムの特徴といえる。さらに強調しておかなければならないのは、グローバルなひろがりである。インターネット技術の飛躍的向上により日常生活の一部となったソーシャル・ネットワーキング・サーヴィスが、この基盤となったことは言を俟たないだろう。しかしながら、グローバル化によって起こるアクティヴィズムは、この数十年に突如として起こった現象ではない。たとえば、古くは15世紀以降、アメリカズ・アフリカ・アジアはヨーロッパ人による「進出」と移住・植民地化を通じて徐々に接続され、ヨーロッパ世界/資本主義経済へと統合されていった。その過程において、国民国家や人種のような新しい概念が創出され社会を編成していくが、アクティヴィズムは、このプロセスのなかで絶えず登場しそれぞれの時代を規定しつつ、またこのプロセスに対して再帰的な影響を及ぼしてきた。過去の中に、各時代に特有のグローバルなアクティヴィズムを発見できるのである。
本シンポジウムは以上の点を踏まえて、アメリカの歴史的展開の中で各時代にいかなるアクティヴィズムが登場し、沈静していったのかを「グローバル化」をキーワードとし再考する。各時代には固有の「グローバル化」現象があり、またそうした状況に応答するアクティヴィズムも一様ではない。本シンポジウムの目的は、グローバル化とアクティヴィズムの関係をその意味内容から再考することで、アメリカの現在を歴史的観点から相対化し、より深く理解することである。この作業を通じて、ある歴史的状況に特有のアクティヴィズムの「新しさ」とは何か、そのアクティヴィズムを生んだ「グローバル化」がいかなるものであったのかを検討するのが、本シンポジウムの目標である。
グローバル化とアクティヴィズムを問うことは、日本における「歴史学のアクチュアリティ」を再検討することにもつながるであろう。2015年に「安保法案」に対する抗議の運動が若者を中心に勃興した。このことは、日本においても新しいアクティヴィズムの意味を歴史に照らして考察することが喫緊の課題であることを示していよう。アメリカにおけるアクティヴィズム史の再検討は、日本におけるアクティヴィズムの現在と未来を考察するうえでも有益な作業となるだろう。
報告:
森丈夫(福岡大学)
牧田義也(立命館大学)
村田勝幸(北海道大学)
コメント:
坂下史子(立命館大学)
司会:
宮田伊知郎(埼玉大学)
シンポジウムC
「アメリカ占領下日本におけるセクシュアリティ統制の遺産」
【趣旨】
本シンポジウムは、占領期の日米関係をセクシュアリティの統制という視点から検討する。また、占領下日本における日米の性的接触が、アメリカ国内のジェンダー・セクシュアリティ・人種の秩序や、その後のアメリカの軍事政策に与えた影響を考える。アメリカ占領下の日本に限らず、占領には恋愛から売買春、レイプにいたるまで、占領者/被占領者の間に様々なレベルの性的接触が伴った。占領軍にとっても、被占領者にとっても、性的接触とその帰結をコントロールする政策を画定する必要があった。占領者/被占領者が取り結ぶ性的関係や親密性は、「良好な占領関係」を築くための不可欠な道具であった一方で、占領者/被占領者の境界線を曖昧にする可能性も秘めていたからだ。そのため、占領期から占領終了直後にかけての日本では、優生保護法や売春防止法といった、セクシュアリティを統制する法律が「日米合作」で制定される。これらの法律は、今日に至るまで日本の性規範に影響を与えてきた。
近年、占領地における米軍兵士の性を扱った歴史研究が増えている。これらの研究は、軍事政策と性の不可分な関係を明らかにするとともに、アメリカによる他国への軍事介入と占領が「民主主義」と「女性解放」をもたらすという物語が、いかに誤ったものであるのかを証明している。先行研究は、「成功例」と語られ続けるアメリカによる日本占領についても、セクシュアリティの観点からすれば、多くの限界があることを示している。
本シンポジウムは、売買春対策、人口政策、教育、移民政策など様々な位相から、アメリカ占領下日本におけるセクシュアリティ統制の特質を総合的に考察する。軍の管理売春を公式に禁じるアメリカは、いかにして「慰安所」や基地周辺の売買春を管理し、「パンパン」と見なされた女性たちに「キャッチ(検挙)」と呼ばれる暴力を振るったのか。占領軍は日本の人口管理にどのように関与したのか。占領軍兵士と日本人女性との間に生まれた「混血児」と呼ばれた子どもたちに、いかなる教育実践が施されたのか。アメリカに移住した「戦争花嫁」や「混血児」たちは、アメリカの移民政策や人種政策をどのような変化をもたらしたのか。本シンポジウムは、占領期日本におけるセクシュアリティの統制を様々な角度から検証することで、アメリカが世界各地で軍事的プレゼンスを確立するうえで行ったセクシュアリティ統制が、当該地域だけでなくアメリカ本国にも与えた影響を明らかにする。
報告:
平井和子(一橋大学・講)
上田誠二(首都大学東京・講)
ルーシー・クラフト(フリージャーナリスト)
コメント:
豊田真穂(早稲田大学)
司会:
後藤千織(青山学院女子短期大学)
日本アメリカ史学会運営委員会
来る9月26日(土)・ 27日(日)の両日、北海道大学において、日本アメリカ史学会
第12回年次大会を開催いたします。ふるってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
◆年次大会プログラムはこちら
◆会場案内地図
http://www.hokudai.ac.jp/introduction/campus/campusmap/150707sapporo_map.pdf
◆大会参加登録
大会に参加される方は、以下のサイトから、9月8 日(火)までに登録をお願い致します。
https://docs.google.com/forms/d/1sHntUPhzEPQI8TnLtbo-eGOM7iNZV3TAGm9Az-gcZCQ/viewform
◆懇親会費
1日目の懇親会参加希望の方は、下記の銀行口座に9月8日(火)までに懇親会費を
お振り込みください。懇親会費は、A会員5000円、B会員3000円です。
振込先: 三井住友銀行 札幌支店(店番号301)
普通口座 7544010
口座名義 ムラタカツユキ
(注意:銀行口座にお振り込みいただけるのは、大会懇親会費のみです。学会年会費は
お振り込みいただけません。振り込み用紙は同封しておりませんが、インターネット
バンキング等でもご送金いただけます。期日までにお振込みくださいますよう、よろしく
お願いいたします。)
◆大会参加費
会員は不要です。非会員の方からは資料代として500円を当日申し受けます。
◆お問い合わせ
大会に関するお問い合わせは、運営委員会(office★jaah.jp)までお寄せください。
(★を@に換えてください)
多数のみなさまのご参加をお待ちしております。
日本アメリカ史学会運営委員会
日本アメリカ史学会会員の皆さま
今年9月26(土)、27日(日)に北海道大学で開催いたします第12回年次大会のプログラムの概要をお知らせいたします。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。
なお、詳しいプログラムは7月上旬頃に発送いたします。大会参加登録と懇親会申込みも7月頃からお願いいたします。
日 程:2015年9月26日(土)~27日(日)
開催地:北海道大学
プログラム
9月26日(土)
14:00~17:30
1.シンポジウムA
「戦時下アメリカのマイノリティ―エスニシティ・人種・ジェンダーの視点から」
【趣旨】
アメリカ社会は、その誕生から現在に至るまで、戦争の影に覆われてきた。とりわけ20世紀の戦争のほぼすべてが、アメリカ国外で行われたにもかかわらず、大きな社会変動をひき起こしてきたといえる。社会変動をもたらした主要因の一つに、マイノリティにとっての「アメリカ市民の権利」という問題提起が存在した。本シンポジウムでは、20世紀、戦争の影に覆われたアメリカ合衆国においてエスニック・人種・ジェンダー・マイノリティの人々がどのように戦時動員され、軍事化されたのか、もしくは排除されたのか、また彼らが暮らしていたコミュニティがどのような影響を受けたのか、また彼らの移動によって受け入れることになった地域社会がどのような反応を示したのかを再検討したい。この場合、私たちが留意しなければならないのは、国家総動員体制のなかでマイノリティが一元的に同化され、「アメリカ人になる」という文脈ではなく、これらマイノリティの人々をめぐる国家的・社会的・文化的緊張関係であり、反動であり、妥協であり、新たな秩序の形成過程である。さらには、アメリカ合衆国におけるマイノリティの権利をめぐる運動の国際的な意義にも注目したい。
報告:
中野耕太郎(大阪大学)
高田馨里(大妻女子大学)
内田綾子(名古屋大学)
コメント:
和泉真澄(同志社大学)
中野聡(一橋大学)
司会:
戸田山祐(東京大学)
2.総会 17:30~18:15
3.懇親会 18:30~20:30 場所:ホテル・ダイナスティ(大学より徒歩10分)
9月27日(日)
9:20~12:05
4.自由論題
【セッション1】
司会:
小田悠生(中央大学)
報告:
①鈴木俊弘(一橋大学・院)
「更新される<他者>のイメージ―マースデン・ハートレーの "Finnish Yankee Sauna" (1938)から、アメリカにおけるフィン系移民表象の変異を読む」
②三浦順子
「1943年テキサス・コケージアン人種平等決議からブラセロ・プログラム導入へ―移民管理と労働問題の交差に見る人種の再編とエスニック・ポリティクスの台頭」
③高橋和雅(専修大学・院)
「マックスウェル・ストリートに生きた黒人たち―ニューベリー・アヴェニュー・センターの黎明期の活動を中心に」
④朱振興(同志社大学・院)
「冷戦と黒人公民権運動の二重背景における中国系アメリカ人の歴史再考―中国系活動家の運動の視点から」
【セッション2】
司会:
中嶋啓雄(大阪大学)
報告:
①壬生真紹(筑波大学・院)
「ライシャワー駐日大使と慈覚大師円仁―学者時代の『入唐求法巡礼行記』研究による大使時代への影響についての一考察」
②山本貴裕(広島経済大学)
「ハワイ王国末期における福音派と異教との闘い―霊的・物質的進歩のために」
③橋本真吾(東京工業大学・院)
「モリソン号派遣前後のアメリカ対東アジア政策の動向と変化」
【セッション3】
司会:
三須拓也(札幌大学)
報告
①村岡美奈(防衛大学校・講)
「第一次世界大戦期からロシア内戦期のアメリカ・ユダヤ人による難民救済活動」
②日野川静枝(元拓殖大学)
「カリフォルニア大学の戦時動員体制づくりにおける研究契約の役割」
③志田淳二郎(中央大学・院)
「『同盟管理』、『軍備管理』としてのアメリカのドイツ統一政策―ジョージ・H・W・ブッシュ政権期の『西西関係』再考」
午後13:30~16:00
シンポジウムB
<開催地企画>
「20世紀転換期の医のかたち―個人と公共の線引きをめぐって」
【趣旨】
健康を維持し病を治療するための公共の制度を構築・維持することは、近代国
家の重要な役割である。現代ではその役割自体が問い直されることはなくなって
久しい。しかし20世紀への転換期には、健康や病という個人の領域に属する事柄
について、どれを公共とみなすのか、どのように公共の制度を構築し運用するの
か、科学的医学的発見が相次ぐ中で公的制度と社会的理解をどのように更新して
いくのか、などが激しく議論された。
日本におけるアメリカ合衆国史の中の医療史研究は、医療保険制度研究と優生
学研究を除けば端緒についた段階である。しかしながらアメリカ社会史は、人種、
ジェンダー、移民論など、身体をめぐるポリティクスの分析に大きな強みを持っ
ている。そこで本シンポジウムでは、アメリカ史における身体をめぐる議論を医
療史研究と接合し、アメリカに独特の問題――身体管理をめぐる権力関係や、科
学コミュニケーション論との接合、民間主導・地域主導の医療・保健制度構築な
ど――を浮かび上がらせることを試みる。いまわれわれが当然視する医の「かた
ち」がいかにして作り上げられてきたかを、アメリカの文脈において検討する。
報告:
小野直子(富山大学)
平体由美(札幌学院大学)
山岸敬和(南山大学)
コメント:
松原宏之(立教大学)
市川智生(長崎大学)
司会:
上野継義(京都産業大学)
シンポジウムC
「都市の人種関係史」(仮)
【趣旨】
2014年のミズーリ州ファーガソンの事件に端を発する人種間関係の緊張は全米に衝撃を与えた。その後も各地で相次いだ警察官による無抵抗な市民に対する暴力を暴露した映像や2015年3月の司法省公民権局によるファーガソン警察についての調査報告書は、公民権法が成立してから半世紀が経過し、「黒人」大統領も誕生した21世紀のアメリカの都市において、暴力を正当化しうる人種主義が未だ現在進行形の問題であることを改めて突き付けたと言える。
そこで本シンポジウムでは、「都市の人種関係史」(仮)と題し、人種関係をめぐる現在進行形の情勢を念頭に置きながら、三人の報告者に各自の問題意識に沿った報告をして頂く。都市史や人種関係の研究者として、「現在」をどう捉えるか。現在の状況を念頭に置いたうえでどのような問題意識から「過去」と対話していくのか。今後の研究はどうあるべきなのか。三報告を事例に、今日のアメリカの都市と人種をめぐる現状を理解し、今後の歴史研究のあり方について考えるための視座を得る機会としたい。
報告:
武井寛(岐阜聖徳学園大学)
土屋和代(神奈川大学)
大野あずさ(大阪経済大学)
コメント:
宮田伊知郎(埼玉大学)
司会:
小阪裕城(一橋大学・院)
日本アメリカ史学会では、9月に開催される第12回年次大会の自由論題報告の応募期限を、下記のとおり延長いたします。
大学院生(遠隔地の方で、所属大学等の機関あるいは何らかの学術研究費から旅費の支給または補助を受けることのできない方)には、当学会より旅費の補助が出ます。また、現在非会員の方もご入会いただければお申込みいただくことができます。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
自由論題応募期限:2015年4月7日(火)
年次大会日程:2015年9月26日(土)・27日(日)
*自由論題は27日午前中を予定。
会場:北海道大学
応募要領:以下の(1)~(9)の情報を、日本アメリカ史学会運営委員会あてにメールにてご提出ください。
(1)氏名:
(2)所属:
(3)連絡先住所:
(4)電話番号:
(5)メールアドレス:
(6)報告タイトル:
(7)報告要旨(1500字程度):
【問題の所在、先行研究との関係、分析の方法、結論のオリジナリティがわかる
ようにまとめてください。】
(8)文献目録(一次史料+主要二次文献):
(9)関連業績:
提出先:日本アメリカ史学会運営委員会
office★jaah.jp(★の部分を@に置き換えて下さい)
件名を「大会報告応募」としてください。
日本アメリカ史学会運営委員会
日本アメリカ史学会第10回(通算38回)年次大会を以下の通り行います。
ふるってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
期日:2014年9月27日(土)・28日(日)
会場:亜細亜大学5号館(懇親会は2号館)
アクセスマップはこちら
なお、今年度より大会への参加登録をウェブ上で行っていただくことになりました。
参加される方は以下のサイトからご登録くださいますよう、よろしくお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/1XP1M9tINJFCgDHCr5MLT1NgaOdmEOoCGfDHVhG7khGI/viewform?c=0&w=1
プログラム
9月27日(土)
12:00~13:00 幹事会(521教室)
13:00~ 受付開始(5号館)
14:00~17:30
シンポジウムA 第一次世界大戦とアメリカ(521教室)
司会:
青野利彦(一橋大学)
報告:
西崎文子(東京大学) historyとhistoriographyのあいだ―「新外交」をめぐる考察
一政(野村)史織(中央大学) 越境的な民族・国家像の形成とアメリカ化
―第一次世界大戦とアメリカ合衆国の移民
松原宏之(横浜国立大学) 第一次世界大戦経験の政治文化史
―革新主義運動の高潮、頓挫、余波
コメント:
高原秀介(京都産業大学)
佐々木一惠(法政大学)
17:35~18:30 総会(521教室)
18:30~20:30 懇親会(2号館6階 多目的ホール)
9月28日(日)
自由論題 (第一報告 9:30〜10:05、第二報告 10:05〜10:40、第三報告
10:50〜11:25
セッションA(523教室)
司会:
倉科一希(広島市立大学)
報告:
川口悠子(法政大学) 戦後初期の米国民間人による広島救援活動
―「平和都市」イメージへの影響について
佐藤雅哉(一橋大学・院)「1960年代」からの出発/離脱
―1967年以降のアメリカ・フレンド奉仕会の
アラブ・イスラエル紛争への取り組みを中心に
壬生真紹(筑波大学・院) ニクソン政権期の知日派が見た日本
セッションB(526教室)
司会:
貴堂嘉之(一橋大学)
報告:
福田敬子(青山学院大学) モースの愛弟子(?)の新世界体験
―美術商人松木文恭(1867-1940)の『アメリカその日その日』
畠山望(東京大学・院) アメリカ革新主義時代における公教育改革
―ペンシルベニア州アレゲニー郡シビック・クラブの
教育理念と組織運営
板橋晶子(中央大学・講) 戦時下の広告にみる女性の仕事
―第二次大戦期アメリカにおける女性の労働と消費
昼食
13:00~16:00
シンポジウムB グローバル・ヒストリーは可能か?―アメリカ史と「第三世界」
(521教室)
司会:
佐原彩子(大月短期大学)
報告:
大類久恵(津田塾大学) イスラームと汎アフリカ主義
―アフリカ系アメリカ人とグローバル・ヒストリー
岡田泰平(静岡大学) アメリカ帝国とグローバル・ヒストリー
―フィリピン研究からみたヒトの移動と知の環流
三須拓也(札幌大学) アメリカのコンゴ危機介入とグローバル・ヒストリー
コメント:
梅崎透(フェリス女学院大学)
シンポジウムC 「周縁」の人々から見た核とアメリカ(522教室)
司会:
小阪裕城(一橋大学・院)
報告:
石山徳子(明治大学) アメリカ先住民と原子力開発
―マンハッタン計画と除染の現場から
竹峰誠一郎(明星大学) 「核なき世界」からこぼれ落ちるもの
―米核実験場とされたマーシャル諸島からの問い
高橋博子(広島市立大学) 冷戦下の被ばく者調査
コメント:
油井大三郎(東京女子大学)
日本アメリカ史学会第10回(通算38回)年次大会は、9月27日(土)、28日(日)に亜細亜大学にて開催されます。
プログラムの公開に先立ち、参加登録についてご案内申し上げます。
日本アメリカ史学会では、今年度より大会への参加登録をウェブ上で行っていただくことになりました。
参加される方は、以下のサイトからご登録くださいますよう、よろしくお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/1XP1M9tINJFCgDHCr5MLT1NgaOdmEOoCGfDHVhG7khGI/viewform?c=0&w=1
多数のご参加をお待ちしております。
運営委員会
日本アメリカ史学会第10回(通算38回)年次大会を以下のとおり行います。
ふるってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
期日:2013年9月21日(土)・22日(日)
会場:立命館大学衣笠キャンパス(会場までのアクセスおよびキャンパスマップ)
大会プログラム(プログラムはこちらからもダウンロードできます)
9月21日(土)
12時〜13時 幹事会(546教室)
13時 受付開始(清心館1階)
14時〜17時30分
シンポジウムA 「『移民の国』アメリカ合衆国における非自発的移動」(546教室)
【司会】
和泉真澄(同志社大学)
【報告】
米山裕(立命館大学)「「日系移民史における自発的移動と非自発的移動:
二分法を超えて」
宮下敬志(立命館大学)「非自発的な先住民族の移動:
一九世紀後半期の強制移住政策とその正当化の論理」
佐原彩子(東京大学)「『再会の地』アメリカ:
ベトナム難民の再会をめぐる語りとその政治的意味」
【コメント】
村田勝幸(北海道大学)
山本明代(名古屋市立大学)
17時35分〜18時30分 総会(534教室)
18時30分〜20時30分 懇親会(諒友館 地下食堂)
9月22日(日)
9時30分〜11時25分 自由論題 セッションA(545教室)
【司会】
落合明子(同志社大学)
【報告】
佐藤清子(東京大学・院)「R・ベアード『アメリカの宗教』再読:
一九世紀合衆国福音派の反カトリック主義と信教の自由」
深松亮太(法政大学・院)「黒人投票権の剥奪をめぐる議論と政治風刺画:
ノースカロライナ州における黒人投票権の剥奪と
他者イメージの創造」
向井洋子(琉球大学・講)「アメリカのリッチマン、プアウーマン」
9時30分〜10時40分 自由論題 セッションB(546教室)
【司会】
梅崎透(フェリス女学院大学)
【報告】
立林奈々子(東京外国語大学・院)「1960年代アメリカにおける忘れられた若者たち: ニュージャージー沿岸部にみる白人下層階級と
対抗文化」
竹林修一(同志社大学・講)「ヒップとメインストリームの弁証法:
1950年代・1960年代のポピュラー文化を中心に」
13時〜16時
シンポジウムB 「大統領制と民主主義」 (533教室)
【司会】
肥後本芳男(同志社大学)
【報告】
中野勝郎(法政大学)「共和制と大統領」
岡山裕(慶應義塾大学)「大統領の執政権と行政の間の緊張関係:
独立行政委員会の制度発展を中心に」
待鳥聡史(京都大学)「アメリカ大統領制がなぜ民主主義的な制度となったのか」
【コメント】
中山洋平(東京大学)
シンポジウムC「『ベトナム』後のアメリカ社会と外交:インドシナ撤退40年」
(534教室)
【司会】
西崎文子(東京大学)
【報告】
生井英考(立教大学)「アフター・ヴェトナム:『40年』を考えるために」
古屋博子(The Gallup Organization)「難民からベトナム系アメリカ人へ:
ベトナム難民の戦後」
菅英輝(京都外国語大学)「アメリカ外交における『ベトナム』の経験と記憶」
【コメント】
佐々木豊(京都外国語大学)
日本アメリカ史学会第9回(通算37回)年次大会を以下のとおり行います。
ふるってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
期日:2012年9月22日(土)・23日(日)
会場:一橋大学国立キャンパス(会場までのアクセスおよびキャンパスマップはこちら)
大会プログラム(プログラムはこちらからもダウンロードできます)
9月22日(土)
12時〜13時 幹事会(別館1階 歴史共同会議室)
13時 受付開始(本館正面1階入り口)
14時〜17時30分
シンポジウムA 「アメリカ例外論再考」(31番教室)
【司会】
中條献(桜美林大学)
【報告】
藤永康政(山口大学)「公民権運動とブラック・インターナショナリズム」
大津留(北川)智恵子(関西大学)「内政と外交の接点から例外主義を考える」
古矢旬(北海商科大学)「否定的例外主義と肯定的例外主義のはざまで」
【コメント】
青野利彦(一橋大学)
金井光太朗(東京外国語大学)
17時35分〜18時30分 総会(31番教室)
18時30分〜20時30分 懇親会(マーキュリータワー7階 マーキュリーホール)
9月23日(日)
9時30分〜12時 自由論題
セッションA(32番教室)
【司会】
菅美弥(東京学芸大学)
【報告】
目黒志帆美(東北大学・院)「19世紀ハワイ国王によるフラ政策―規制と奨励に
見られるポリティクス」
丸山雄生(一橋大学・院)「未完のローズヴェルト・メモリアル―革新主義と自然・
動物の表象」
繁沢敦子(広島市立大学・院)「ジョン・ハーシーの『ヒロシマ』―放射線の影響に
関する記述を検証して」
栗原涼子(東海大学)「ニューヨークの女性解放運動とラディカルフェミニズムの
理論形成をめぐって」
セッションB(33番教室)
【司会】
伊藤裕子(亜細亜大学)
【報告】
藤原郁郎(大阪大学・院)「アメリカ帝国主義の成立―スペインからの宗主権奪取と
アギナルドの乱」
高光佳絵(千葉大学)「戦間期アメリカのアジア・太平洋秩序の模索とIPR(太平洋
問題調査会)―‘political missionary’としてのエドワード・
カーターを中心に」
藤岡真樹(京都大学・院)「冷戦初期の合衆国の学術世界におけるソ連研究の再編」
貫井万里(早稲田大学)「アメリカの対イラン政策と1953年8月クーデター事件」
13時〜16時
シンポジウムB 「シティズンシップと人種―国民国家と帝国のあいだ」 (34番教室)
【司会】
戸田山祐(東京大学・院)
【報告】
髙佐智美(青山学院大学)「subjectからcitizenへ―革命期におけるシティズンシップ
の意義と限界」
貴堂嘉之(一橋大学)「移民国家アメリカのシティズンシップ再考―『長い19世紀』
ヒトの移動のグローバル・ヒストリーから」
松本悠子(中央大学)「racism とracisme―第一次大戦から1920年代のアメリカと
フランスのシティズンシップ」
【コメント】
庄司啓一(城西大学)
シンポジウムC「同性愛/同性婚を通して見るアメリカ―1950年代から現在まで」
(32番教室)
【司会】
坂下史子(関西外国語大学)
【報告】
兼子歩(長野県立短期大学)「1950年代のホモフォビアと『マスキュリニティの
危機』」
中野聡(一橋大学)「アラン・スピアから考えるアメリカ政治とセクシュアリティ」
吉原令子(日本大学)「同性婚をめぐるフェミニストのジレンマ」
【コメント】
松原宏之(横浜国立大学)
日本アメリカ史学会第8回(通算36回)年次大会を以下のとおり行います。
期日:2011年9月17日(土)・18日(日)
会場:北九州市立大学北方キャンパス
会場までのアクセスおよびキャンパスマップはこちらです。
大会プログラム
プログラムはこちらからもダウンロードできます。
strong>9月17日(土)
12時〜13時 幹事会(E509会議室)
13時 受付開始(1階エントランスホール)
14時00分〜17時00分
シンポジウムA「社会の革新とキリスト教」(C201教室)
【司会】
金井光太朗(東京外国語大学)
【報告】
石川敬史(東京理科大学)「ジョン・アダムズにおける共和主義とピューリタニズム」
横山和加子(慶應義塾大学)「《グアダルーペの聖母像出現の奇跡》
の真否をめぐる論争—19世紀末メキシコ歴史学と
ホアキン・ガルシア・イカスバルセタ」
寺田由美(北九州市立大学)「フランシス・ウィラードと社会的福音」
【コメント】
山本貴裕(広島経済大学)
17時05分〜17時50分 総会(C201教室)
18時00分〜19時30分 懇親会(厚生会館)
9月18日(日)
9時30分〜12時00分 自由論題
セッションA(C202教室)
【司会】
佐藤円(大妻女子大学)
【報告】
二瓶マリ子(東京大学・院)「スペイン領期テキサスでのメキシコ独立運動と
米国(1810~1813年)」
宮下敬志(立命館大学)「演出された『文明化』
―19世紀末アメリカ先住民教育における変身写真と変身パレード」
岡田泰平(成蹊大学)「1930年代フィリピン人暴動とフィリピン政治エリートの対応」
川浦佐知子(南山大学)「『語り』に見る歴史記憶
―ノーザン・シャイアンの集合的記憶の表象と継承」
セッションB(C203教室)
【司会】
千葉浩美(福岡女学院大学)
【報告】
坂本辰朗(創価大学)「アメリカ歴史学会における女性委員会の成立」
武市一成(法政大学・院)「民主主義を映す鏡像としての「松本家」
―A Brother is A Stranger(1946)の考察」
南修平(都留文科大学・非)「ニューヨーク港湾地区をめぐる権力
―国際港湾労組(ILA)の盛衰が示すもの」
13時00分〜16時00分
シンポジウムB「伝播する革命とアメリカ」(C203教室)
【司会】
竹中興慈(東北大学)
【報告】
樋口映美(専修大学)「アメリカ南部の奴隷制秩序形成とハイチ革命」
田中きく代(関西学院大学)「1848年革命とフォーティエイターズ」
梅崎透(フェリス女学院大学)「「1968」―ニューヨークにおける
2つの大学「革命」」
【コメント】
肥後本芳男(同志社大学)
シンポジウムC「冷戦期アジア・太平洋地域におけるアメリカ合衆国の軍事=文化的プレゼンスをめぐって(仮)」(C202教室)
【司会】
森丈夫(福岡大学)
【報告】
土屋由香(愛媛大学)「広報文化外交としての留学
―ガリオア留学「オリエンテーション映画」(CIE映画)に焦点を当てて」
許殷 (高麗大学) 「「冷戦期におけるアメリカ合衆国の地域社会開発政策と
「自由世界の市民」育成―韓国の事例を中心に」
池上大祐(福岡大学・非)「冷戦初期におけるアメリカ合衆国の
ミクロネシア統治政策と「自治」」
【コメント】
菅英輝(西南女学院大学)
※協賛:北九州市及び西日本産業貿易コンベンション協会
日本アメリカ史学会第7回(通算35回)の年次大会を以下の通りに行います。
期日:2010年9月18日(土)・19日(日)
会場:東京女子大学
会場までのアクセスマップ
キャンパスマップ(会場は24号館)
大会プログラム
プログラムはこちらからもダウンロードできます。
9月18日(土)
12時〜13時 幹事会
13時 受付開始
14時〜17時
シンポジウムA「越境する音楽」
【司会】
油井大三郎(東京女子大学)
【報告】
塩谷達也(ゴスペル歌手)「日本におけるゴスペルの受容」
鳥居祐介(摂南大学)「ジャズと国境--ある日系カナダ人ミュージシャンの事例から」
細川周平(国際日本文化研究センター)「田舎を表象する
—合衆国のカントリー音楽とブラジルのセルタネージャ音楽」
【コメント】
ウェルズ恵子(立命館大学)
17時15分〜18時15分 総会
18時30分〜20時30分 懇親会
9月19日(日)
10時〜12時00分 自由論題
セッションA
【司会】
庄司啓一(城西大学)
【報告】
野村史織(中央大学)「越境的な民族意識と市民概念の形成
--合衆国のクロアチア民族協会を中心に」
富田晃正(東京大学・院) 「アメリカ通商政策における労働組合の存在感
--1997/98年Fast-Track承認問題と対中タイヤ・セーフガード発動措置を例に」
セッションB
【司会】
兼子歩(長野県短期大学)
【報告】
金澤宏明(明治大学・兼)「アメリカの政治カートゥーンに表象されたハワイ併合問題」
細谷典子(法政大学・非)「南部リベラルと『人種』」
14時〜17時00分
シンポジウムB「せめぎ合う<都市空間>」
【司会】
村田勝幸(北海道大学)
【報告】
松原宏之(横浜国立大学)「ソーシャルワークの地政学
--世紀転換期ニューヨーク・シカゴの事例から」
和泉真澄(同志社大学)「アジールとしてのエスニック宗教空間
--ロサンゼルス洗心寺における文化アクティビズム」
中村寛(多摩美術大学)「<境界>をめぐる民族史的素描
--ハーレム・コミュニティとコロンビア大学のキャンパス拡大」
【コメント】
谷中寿子(共立女子大学)
シンポジウムC「核の諸相」
【司会】
中條献(桜美林大学)
【報告】
日野川静枝(拓殖大学)「サイクロトロンと原爆開発」
中村雅子(ミネソタ大学・院)「日米のミス原爆と冷戦文化」
上村直樹(広島市立大学)「同盟と核軍縮のジレンマ--オバマ政権登場の意味」
【コメント】
西崎文子(成蹊大学)
日本アメリカ史学会第6回(通算34回)の年次大会を以下の通りに行います。
期日:2009年9月19日(土)・20日(日)
会場:名古屋大学文学部
名古屋市営地下鉄名城線・名古屋大学駅1番出口から徒歩2分
大会会場の詳細な案内はこちらからダウンロードできます。
大会プログラム
プログラムはこちらからもダウンロードできます。
大会ポスター
画像をクリックすると拡大します。プリントして告知等にご使用下さい。
9月19日(土)
10時 受付開始
10時30分〜
自由論題報告
セッションA(報告順など変更になる可能性があります)
【司会】
石井泉美(同志社大学)
【報告】
松田裕之(甲子園大学)「ドレスを着た電信士--知らせざる女性労働の世界」
野口久美子(明治学院大学・非)「同化政策期における部族社会と
ネイティブ・アメリカン・リーダーシップ
--カリフォルニア州ヨクートを事例として」
佐藤真千子(静岡県立大学)「フリーダム・ハウスとアメリカ的リベラル・
インターナショナリズム」
セッションB(報告順など変更になる可能性があります)
【司会】
高原秀介
【報告】
向井洋子(筑波大学・院)「上院財政委員会の保守性に関する考察
--1970年代初頭における福祉改革法案公聴会の記録から」
佐原彩子(カリフォルニア大学サンディエゴ校・院)「Operations New Life/
Arrivalsの生政治--合衆国政府の難民管理政策」
12時40分〜13時40分
幹事会
14時〜17時30分
大シンポジウム「労働民衆史の紡ぐ世界」
【司会】
森脇由美子(三重大学)
【報告】
安武秀岳(愛知県立大学・名)「奴隷主国家の展開と都市労働民衆政治
--ニューヨーク市ロコフォコ派の政治経済学」
野村達朗(愛知県立大学・名)「労働者階級解放の夢
--労働騎士団から IWWへ」
竹田有(奈良教育大学)「労働と生活の場における『階級意識』
--1970年代の石油化学産業労働者の事例から」
【コメント】
横山良(甲南大学)
17時30分〜18時30分
総会
19時〜20時30分
懇親会
9月20日(日)
10時〜12時30分
シンポジウムA「市民の境界--移民と先住民をめぐる排除/包摂」
【司会】
内田綾子(名古屋大学)
【報告】
南川文里(神戸市外国語大学)「シヴィック・ネーションの拡張性を見透かす
--1920年代の日系移民による『排除/包摂』の経験」
中野(水野)由美子(名古屋大学)「法的地位としての<市民>と先住民
--世紀転換期の土地・資源をめぐるポリティクス」
【コメント】
山本明代(名古屋市立大学)
14時〜17時
シンポジウムB「近世大西洋世界の諸相」
【司会】
森丈夫(福岡大学)
【報告】
川北稔(京都産業大学)「近世イギリス帝国再考--北米植民地の歴史的意味」
伏見岳志(慶應義塾大学)「帝国間貿易の展開--スペイン領アメリカの視点から」
和田光弘(名古屋大学)「近世大西洋世界のなかの貨幣」
【コメント】
橋川健竜(東京大学)
2008年9月20日(土)、21日(日)の両日、東洋学園大学本郷キャンパスにおいて日本アメリカ史学会第5回(通算33回)年次大会が開催されました。各シンポジウム・部会のタイトルをクリックすると要旨を読むことができます。
20日 午後1:30時~5:00
大シンポジウム「世界史教育のなかのアメリカ史」
【司会】
中野博文(北九州市立大学)
【報告】
岡本智周(筑波大学)
「歴史教育の社会化機能について―日米の歴史教科書に通底するもの―」
鳥越泰彦(麻布高等学校)
「アメリカの世界史教育・歴史教育
―日本の世界史教育・歴史教育との比較から―」
油井大三郎(東京女子大学)
「アメリカ史の研究と教育
―高校と大学をどう架橋するか―」
【コメント】
貴堂嘉之(一橋大学)
20日午後5:00~6:30 総会
6:30~8:00 懇親会
21日午前9:30
自由論題A・B・C
自由論題セッションA
【司会】
平田雅己 (名古屋市立大学)
【報告】
奥広啓太(東京大学大学院博士課程)
「国家非常時における大統領・議会関係
―第77議会第1会期(1941年)を中心に―」
藤原郁郎(大阪大学外国語学部)
「中東大規模油田の発見とアメリカ外交政策
―オスマン帝国の解体から戦後レジームの形成まで―」
阿部博子(東北大学大学院博士後期課程)
「喪の共同体
―ベトナム・ベテランズ・メモリアルをめぐる記憶のポリティクス―」
西住祐亮(中央大学大学院博士後期課程)
「米国現実主義者の再検討―コソヴォ紛争を事例に―」
自由論題セッションB
【司会】
後藤雄介(早稲田大学)
【報告】
笠井俊和(名古屋大学博士課程)
「17世紀末北米植民地の船乗りと西インド貿易―大西洋史の視点から―」
福田敬子(青山学院大学)
「奴隷制廃止運動と健康改革運動
―アフリカ系アボリショニストDavid Rugglesのユートピア―」
三浦順子(北海道大学大学院博士後期課程)
「アメリカで『メキシカン』として生きるという試み
―テキサスにおけるメキシコ系アメリカ人および
メキシコ人移民の組織活動、1910-1929年―」
吉岡宏祐(東北大学博士後期課程)
「現代アメリカ合衆国におけるアファーマティブ・アクション廃止論争
―高等教育機関の事例を中心にして―」
自由論題セッションC
【司会】
平体由美(札幌学院大学)
【報告】
那須(白石)千鶴(淑徳大学)
「19 世紀アメリカ合衆国の動物観構築再考
―家庭動物愛護の奨励から野生動物絶滅擁護まで―」
後藤千織(一橋大学博士後期課程)
「家族を統制する法体系の社会化と福祉活動
―20世紀初頭のカリフォルニア州サンディエゴ郡の事例を中心に―」
藤本茂生(帝塚山大学)
「20世紀初めにおける米国ボーイスカウト運動と大阪の『少年団』組織」
21日午後2:00~5:00
小シンポジウムA「19世紀前半の西半球世界秩序」
【司会】
中嶋啓雄(大阪大学)
【報告】
浜 忠雄(北海学園大学)
「ハイチ革命と『西半球秩序』」
肥後本芳男(同志社大学)
「3つの革命とジェファソンの『自由の帝国』」
八嶋由香利(慶應義塾大学)
「J.グエイとその時代
―スペインの植民地再編とキューバ、カタルーニャ―」
【コメント】
伏見岳志(慶應義塾大学)
21日午後2:00~5:00
小シンポジウムB「南北アメリカにおける移民コミュニティ生成」
【司会】
南川文里(神戸市外国語大学)
【報告】
北村暁夫(日本女子大学)
「戦間期における亡命イタリア人の国際的ネットワークと移民コミュニティ」
柴田佳子(神戸大学)
「チャイニーズになる、チャイニーズである
―ジャマイカの民族墓地をめぐる境界の諸相―」
米山 裕(立命館大学)
「ロサンゼルスの日本人移民社会と交通
―移民コミュニティ形成・維持の基盤として交通を考える―」
【コメント】
中野耕太郎(大阪大学)
来る9月20日(土)、21日(日)の両日、東洋学園大学本郷キャンパスにおいて日本アメリカ史学会第5回(通算33回)年次大会を開催いたします。
プログラムは、シンポジウム・シンポジウムA・シンポジウムB、自由論題の部会がABCの3つ、という構成になっています。楽しく有意義な集いにするべく、みなさまをお待ちしております。ふるってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
大会案内ダウンロード(PDFファイル)
大会プログラムダウンロード(PDFファイル)
大会シンポジウム趣旨説明(PDFファイル)
会場案内ダウンロード(PDFファイル)
◆非会員の参加も歓迎いたします。ただし、非会員の方からは資料代として1,000円を当日頂戴いたします。入会手続きは会場でも可能です。
◆大会に関するお問い合わせは、運営委員会office★jaah.jpまでお寄せください(迷惑メール対策のため@表記を変更しています、★印を変更のうえ、ご送信ください)。
◆会場: 東洋学園大学本郷キャンパス
(最寄り駅 JR総武線・都営三田線の水道橋駅)
http://www.tyg.jp/tgu/access/index.html
第5回(通算33回)年次大会プログラム
20日11:30 幹事会
20日12:30 受付開始
20日午後1:30時~5:00
大シンポジウム「世界史教育のなかのアメリカ史」
【司会】
中野博文(北九州市立大学)
【報告者】
岡本智周(筑波大学)
「歴史教育の社会化機能について―日米の歴史教科書に通底するもの―」
鳥越泰彦(麻布高等学校)
「アメリカの世界史教育・歴史教育
―日本の世界史教育・歴史教育との比較から―」
油井大三郎(東京女子大学)
「アメリカ史の研究と教育
―高校と大学をどう架橋するか―」
【コメンテーター】
貴堂嘉之(一橋大学)
20日午後5:00~6:30 総会
6:30~8:00 懇親会
21日午前9:30
自由論題A・B・C
自由論題セションA
【司会】
平田雅己 (名古屋市立大学)
【報告者】
奥広啓太(東京大学大学院博士課程)
「国家非常時における大統領・議会関係
―第77議会第1会期(1941年)を中心に―」
藤原郁郎(大阪大学外国語学部)
「中東大規模油田の発見とアメリカ外交政策
―オスマン帝国の解体から戦後レジームの形成まで―」
阿部博子(東北大学大学院博士後期課程)
「喪の共同体
―ベトナム・ベテランズ・メモリアルをめぐる記憶のポリティクス―」
西住祐亮(中央大学大学院博士後期課程)
「米国現実主義者の再検討―コソヴォ紛争を事例に―」
自由論題セションB
【司会】
後藤雄介(早稲田大学)
【報告者】
笠井俊和(名古屋大学博士課程)
「17世紀末北米植民地の船乗りと西インド貿易―大西洋史の視点から―」
福田敬子(青山学院大学)
「奴隷制廃止運動と健康改革運動
―アフリカ系アボリショニストDavid Rugglesのユートピア―」
三浦順子(北海道大学大学院博士後期課程)
「アメリカで『メキシカン』として生きるという試み
―テキサスにおけるメキシコ系アメリカ人および
メキシコ人移民の組織活動、1910-1929年―」
吉岡宏祐(東北大学博士後期課程)
「現代アメリカ合衆国におけるアファーマティブ・アクション廃止論争
―高等教育機関の事例を中心にして―」
自由論題セションC
【司会】
平体由美(札幌学院大学)
【報告者】
那須(白石)千鶴(淑徳大学)
「19 世紀アメリカ合衆国の動物観構築再考
―家庭動物愛護の奨励から野生動物絶滅擁護まで―」
後藤千織(一橋大学博士後期課程)
「家族を統制する法体系の社会化と福祉活動
―20世紀初頭のカリフォルニア州サンディエゴ郡の事例を中心に―」
藤本茂生(帝塚山大学)
「20世紀初めにおける米国ボーイスカウト運動と大阪の『少年団』組織」
21日午後2:00~5:00
小シンポジウムA「19世紀前半の西半球世界秩序」
【司会】
中嶋啓雄(大阪大学)
【報告者】
浜 忠雄(北海学園大学)
「ハイチ革命と『西半球秩序』」
肥後本芳男(同志社大学)
「3つの革命とジェファソンの『自由の帝国』」
八嶋由香利(慶應義塾大学)
「J.グエイとその時代
―スペインの植民地再編とキューバ、カタルーニャ―」
【コメンテーター】
伏見岳志(慶應義塾大学)
21日午後2:00~5:00
小シンポジウムB「南北アメリカにおける移民コミュニティ生成」
【司会】
南川文里(神戸市外国語大学)
【報告者】
北村暁夫(日本女子大学)
「戦間期における亡命イタリア人の国際的ネットワークと移民コミュニティ」
柴田佳子(神戸大学)
「チャイニーズになる、チャイニーズである
―ジャマイカの民族墓地をめぐる境界の諸相―」
米山 裕(立命館大学)
「ロサンゼルスの日本人移民社会と交通
―移民コミュニティ形成・維持の基盤として交通を考える―」
【コメンテーター】
中野耕太郎(大阪大学)
9月22日(土)、23日(日)の両日、東北大学川内北キャンパスにおいて、日本アメリカ史学会第4回年次大会を開催いたします。シンポジウム2つ、自由論題の部会が2つという構成になっております。ふるってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
大会案内ダウンロード(PDFファイル)
大会プログラムダウンロード(PDFファイル)
会場案内・地図ダウンロード(PDFファイル)
第4回年次大会プログラム
2007年9月22日(土)~23日(日)東北大学川内北キャンパス
1日目(9月22日[土])
13: 00
受付開始
14:00
シンポジウム1 マルチメディア教育研究棟6F大ホール
「公民権運動再考」
【司会】
落合 明子(東北大学)
【報告者】
上杉 佐代子(青山学院大学[非])
「国民の記憶としてのローザ・パークス
ーー『公民権運動の母』の創出とジェンダー」
黒崎 真(神田外国語大学)
「アメリカ南部公民権運動と黒人教会・白人教会:研究動向と課題」
藤永 康政(山口大学)
「デトロイト暴動再考:ポスト公民権時代の運動のディレンマ」
【コメンテーター】
川島正樹(南山大学)
総 会(~18:00)マルチメディア教育研究棟6F大ホール
懇親会(~20:30)仙台国際センター1階レストラン「ラ・フォーレ」
2日目(9月23日[日])
自由論題A 6F大ホール左側
【司会】
川島浩平(武蔵大学)
【報告者】
9:30〜
加藤鉄三(立教大学非常勤)
「現場から読み直す環境史
――ヨセミテ国立公園―シエラ国有林地域の放牧管理を中心に、
1891年~ 1930年」
10:10〜
李里花(一橋大学大学院)
「ハワイ・コリアン移民社会の祖国ナショナリズムの繁栄と凋落、1903-1945
――移民史研究の『方法論的ナショナリズムの限界と可能性』」
10:50〜
桑野真紀 (一橋大学大学院)
「コミュニティを基軸にしたチカーノ・ナショナリズムの構築
――1960年代のロス・アンゼルスで生まれたポリティックス」
自由論題B 6F大ホール右側
【司会】
小野沢透(京都大学)
【報告者】
9:30〜
石川敬史 (北海道大学)
「アメリカ建国期におけるサン=ドマング政策の変遷」
10:10〜
四方俊祐 (神戸大学大学院)
「ビルマの中国国民党をめぐる国際環境と米国の台湾政策」
10:50〜
青野利彦(カリフォルニア大学サンタバーバラ校博士課程修了)
「ベルリン危機と『中立主義』1960-1961年」
11:30〜
昼食
編集委員会主催「『アメリカ史研究』のありかたについて」
──会員の自由参加による討論(6F大ホール)
13:00
シンポジウム2
「アメリカ帝国(主義)と労働民衆」
【司会】
横山 良(神戸大学)
【報告者】
新川健三郎(フェリス女学院)
「アメリカ帝国論と民衆の国際意識: 国家体制とナショナリズム」
長沼秀世(津田塾大学)
「『アメリカ帝国(主義)』とアメリカ労働運動はいかに関わるか
―若干の初歩的・原理的検討―」
大塚秀之(北海学園大学)
「帝国アメリカの内側──民衆分断の法的・制度的仕組みを中心に──」
【コメンテーター】
中野博文(北九州市立大学)
9月16日(土)、17日(日)の両日、専修大学神田キャンパスにおいて、日本アメリカ史学会第3回年次大会を開催いたします。シンポジウムが2つ、自由論題の部会が2つというシンプルな構成ですが、いずれも興味深いセッションになると自負しております。奮ってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
会員で会員で年次大会のお知らせが届いていない方は、お手数ですがこちら
HP問い合わせ担当:藤永 fujinaga★jaah.jp へご連絡ください。
迷惑メール対策のため、上記のような表記にしておりますが、
★を半角の@に変更のうえ、メールをご送信ください。
日本アメリカ史学会第 2 回年次大会が、2005 年 9 月 17 日 (土)、18 (日) に、関西学院大学で開催されました。
さて、本年の年次大会では、関西地区の実行委員会を中心にした準備で、3本のシンポジウムと14本の自由論題報告を行われました。プログラムの詳細は、こちらをご参照ください。
なお、会員の皆様に先日お送りしたプログラムの一部に9月19日(日)という表記がございましたが、9月18日(日)の誤りです。お詫び申し上げる とともに訂正いたします。
アメリカ史研究者夏期セミナー 2004 年大会 (日本アメリカ史学会第 1 回年次大会) を下記の要領にて開催いたしました。
日時:
2004 年 9 月 18 日 (土) 9:00 受付開始 16:15 より 日本アメリカ史学会設立総会
2004 年 9 月 19 日 (日) 10:00 より
会場:
東京都国立市中 2-1 一橋大学東キャンパス
※ 詳細についてはこちらをご覧下さい。
本セミナーで行われた自由論題報告及びシンポジウムの報告要旨を用意しました。是非、ご一読ください。
自由論題報告
報告 1) 「南北戦争期メリーランド州における奴隷制廃止
― 1864 年州憲法制定会議を中心に ― 」
報告 2) 「世紀末のアメリカ
― エマ・ゴールドマンのセクシュアリティ観を巡って ― 」
報告 3) 「人種統合と『共同体の暴力』の間で
― シカゴ公営住宅局長官エリザベス・ウッドの闘い ― 」
報告 4) 「アメリカ対外援助政策の転換
― 1970 年代前半における『人道的』国際開発計画の成立 ― 」
[ 報告要旨 (PDF 形式) ]
シンポジウム 1
「ジェンダー歴史学の新地平」 [ 報告要旨 (PDF 形式) ]
シンポジウム 2
「ナショナリズム・アメリカニズム・公共性」 [ 報告要旨 (PDF 形式) ]
シンポジウム 3
「アメリカの占領と反米・親米の諸相」 [ 報告要旨 (PDF 形式) ]